[イベント]2011.6.13

グリーンフラッシュを見て幸せになろう

梅雨の晴れ間に飲みたいビールは、「来るべき夏を先取りした気分」にさせてくれるビールだ。

味はもちろん、ラベルのデザインも夏気分の銘柄が欲しくなる。
そんな銘柄の一つがグリーンフラッシュである。

ロゴマークを見ただけで「気分はすっかり夏!」になる。
フラッグシップとも言うべきウェストコーストIPAの味わいは典型的な”アメリカ西海岸のインディアンペールエール”で、シトラスの香りが印象的だ。

「アメリカンスタイルのIPAってどんなビールなの?」と訊かれたら、
「これを飲んでごらん」とウェストコーストIPAが注がれたパイントグラスを差し出せば良いと言うほどの好例である。シムコー、コロンバス、センテニアル、キャスケードといったホップのコンビネーションはまさに”The American”である。

ちなみに、グリーンフラッシュとは夕陽が沈む瞬間に緑色の閃光が走る現象で、さまざまな自然現象の条件が揃わないと見ることのできないため、幸運の印と言われている。映画「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」では、空全体が緑の閃光で覆われるかのように描かれているが、実際はほんの一瞬チラリとグリーンの光が現れる程度らしい…。
残念ながら、見たことがないのでボトルのイラストで我慢するとしよう。
ビール好きにとっては、グリーンフラッシュのビールが飲めることこそ”幸運の印”に違いないから。

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

(一社)日本ビアジャーナリスト協会 発信メディア一覧

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この記事を書いたひと

藤原 ヒロユキ

ビール評論家・イラストレーター

ビアジャーナリスト・ビール評論家・イラストレーター

1958年、大阪生まれ。大阪教育大学卒業後、中学教員を経てフリーのイラストレーターに。ビールを中心とした食文化に造詣が深く、一般社団法人日本ビアジャーナリスト協会代表として各種メディアで活躍中。ビールに関する各種資格を取得、国際ビアジャッジとしてワールドビアカップ、グレートアメリカンビアフェスティバル、チェコ・ターボルビアフェスなどの審査員も務める。ビアジャーナリストアカデミー学長。著書「知識ゼロからのビール入門」(幻冬舎刊)は台湾でも翻訳・出版されたベストセラー。近著「BEER HAND BOOK」(ステレオサウンド刊)、「ビールはゆっくり飲みなさい」(日経出版社)が大好評発売中。

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