[イベント]2011.9.22

メドックマラソンにみる「○○高原ビールマラソン」の可能性

フランスのボルドー地区で毎年秋に行われる「メドックマラソン」をご存知だろうか。
ボルドーワインの中心地に、メドックのぶどう畑やシャトーを縫うように42.195kmのコースが設定されている。

ワイン好きであれば、その地を走るだけでうれしいものね、最初聞いたときはそう思った。ところが実際はそんな生易しい(?)ものではない。

各々の給水所には水だけでなく、それぞれのシャトーが提供するメドックのワインが置いてある。道中20箇所以上で、なんと名物の牡蠣やチーズ、生ハム、ステーキなども。さらに言うなら、このマラソンには仮装が義務づけられている。以前はなんでもありだったらしいが、近年は統一感を持たせるためか、テーマが設けられた。あらかじめ定められたテーマに沿って、ランナーが思い思いの仮装で走る。栄えある優勝者には、体重と同じ目方のワインをプレゼント。メドックマラソンは、世界中のワインファンにはたまらない一大イベントなのだ。

実は、JBJAの事務局である大野が、とにかくマラソン(ラン)好きな女性である。「私、ビールとランを結びつけたいんですよね」と以前語っており、それも面白そうだなぁと頭の片隅に残っていた。でもアルコール飲料だからな、給水所はまずいだろうしゴールの場所に置いておくくらいしかできないのかな…。そんなふうに考えていたが、メドックマラソンに比べたらとんでもなく生温い発想だ。マラソン中にワインが飲めるなら、ビールはもっともっと適した飲み物ではないか! そうだ、このマラソンを清々しい高原でやったらどうだろう。「○○高原ビール」に協力を頼むのだ。さわやかな高原を走り抜ける爽快感はなにものにも代え難いものではないか。

飲み物はビールがメインであることはもちろんだが、ほかにもソーセージや牛乳やチーズやスモークハムや果物、新鮮な野菜など、いろいろ提供できるはずだ。仮装はどうしようか。すべてをメドックマラソンの模倣にする必要はないが、楽しみを高める要素は積極的に取り入れていきたい。ブルワリーが見学できるツアーも組んでもらおう。その日をビールの一大イベントとして、日本中のブルワーが自慢のビールを提供できるようにしようかな。

…などなど、メドックマラソンを知ったらいきなり夢が膨らんできた。ビアファンとブルワリーがより近くなり、ますます日本のビア文化が活性化するのでは。高原にあるブルワーのみなさま、ぜひご検討をよろしくお願いいたします。■

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003 野田 幾子

この記事を書いたひと

野田 幾子

ビアジャーナリスト/ビアアンバサダー

94年にベルギービール、96年に国産地ビールの美味しさに目ざめ、ビアアンバサダー活動を開始。2007年にビアバー・ビアパブムック『極上のビールを飲もう!』(エンターブレイン刊)の全体構成、執筆、編集を皮切りに、ほぼ毎年シリーズを刊行。雑誌でのクラフトビール特集の執筆/監修、共著、講習、イベント企画など多数。
食のキュレーションサイト「ippin」でクラフトビールキュレーターを務める。
http://r.gnavi.co.jp/ippin/curator/nodaikuko/

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