[イベント]2011.12.19

ビア・バーが3つ、同時オープン

先週末の土日、東京の渋谷区と新宿区にビア・バーが3つオープンした。

「渋谷区松濤に「Goodbeer Faucets(グッドビア・ファウセッツ)」オープン」

注目すべきはタップ40個並んでいること。
40種類の生ビールが楽しめるのである。
場所も東急本店の南西角、東急bunkamuraの目の前という絶好の立地条件である。
店内はコの字型のカウンターを中心にしたレイアウトで、明るい雰囲気だ。
全席禁煙(テラスに喫煙スペースあり)というのも嬉しいところである。


40個のタップが並ぶ。


コの字型のカウンターを中心としたスタイリッシュな内装。

「新宿区神楽坂に「The Royal Scotsman」がオープン」

神楽坂に英国パブの雰囲気が楽しめるお店が出現。
各ビアフェスでバグパイプを演奏してきた小貫友寛氏が満を持してのパブ開店である。
イギリスやアイルランドのビール、日本のクラフトビール、スコッチウィスキーとバリエーションも豊富である
場所は神楽坂を上り、毘沙門天手前を左に入った小路。飯田橋駅、神楽坂駅、牛込神楽坂から徒歩4分とアクセスも良い。

イギリスのパブを思い出させる店構え。


エールはもちろんスコッチウィスキーも楽しめる。

「高田馬場に16’s Stairing Steps Caseがオープン」

新宿駅ビルルミネで営業していたOsakayaの藤中いちろう氏がベルギービール・バーをオープン。
ワインとベルギービールの酒販、さらにはその場で飲める立ち飲み店(?)として人気のあったOsakayaがベルジャン・ビアバーとして復活した。
場所はJR高田馬場駅から徒歩5分、東西線の早稲田寄りの出口からならば徒歩1分という便利な立地。気楽に立ち寄れる居心地のいいお店である。


高田馬場駅からすぐの便利な立地。


ベルギービールが豊富。


グラスが豊富なのも嬉しい。

偶然とは言え、同じ週末に「数多くの銘柄が楽しめる店」、「英国のパブ文化が楽しめる店」、「ベルギービールが楽しめる店」という三者三様のビア・バーが同時にオープンしたことは非常に興味深い。

このように、様々な楽しみ方ができるビア・バー、ビア・パブが増えていくことは、ビール・ファンにとって、「ビールを楽しむフィールドの拡大・多様化・選択肢の広がり」であり、非常に喜ばしいことである。

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

(一社)日本ビアジャーナリスト協会 発信メディア一覧

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この記事を書いたひと

藤原 ヒロユキ

ビール評論家・イラストレーター

ビアジャーナリスト・ビール評論家・イラストレーター

1958年、大阪生まれ。大阪教育大学卒業後、中学教員を経てフリーのイラストレーターに。ビールを中心とした食文化に造詣が深く、一般社団法人日本ビアジャーナリスト協会代表として各種メディアで活躍中。ビールに関する各種資格を取得、国際ビアジャッジとしてワールドビアカップ、グレートアメリカンビアフェスティバル、チェコ・ターボルビアフェスなどの審査員も務める。ビアジャーナリストアカデミー学長。著書「知識ゼロからのビール入門」(幻冬舎刊)は台湾でも翻訳・出版されたベストセラー。近著「BEER HAND BOOK」(ステレオサウンド刊)、「ビールはゆっくり飲みなさい」(日経出版社)が大好評発売中。

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