[イベント]2012.1.24

本当に必要?日本人の為の「ロンドン・パブ・エール・ガイド」

東京都内のブリティッシュパブで勤務ののち、ロンドンに4年間在住し、現在は台北市でバーテンダーをしている稲葉智章(いなばともあき)氏が、現在「ロンドン・パブ・エール・ガイド」の原稿を執筆中です。

詳しくは、ブログ「本当に必要?日本人の為の「ロンドン・パブ・エール・ガイド」執筆中」でご覧いただけますが、御本人の許可を得て一部を日本ビアジャーナリスト協会サイトでも掲載しますので御覧ください。

また、フェイスブック「本当に必要?日本人の為の「ロンドン・パブ・エール・ガイド」執筆中」にも多数の写真が出ていますのでぜひ御覧ください。

個人的には、「必要!」と答えたいです。

では、以下は一部抜粋した記事です。

「筆者とリアルエール(パブ)の出会い」
ビールの国と言うと日本人にはドイツが思い浮かぶと思いますが,私の場合2000年のスコットランド、エジンバラになります。始めてのパブは正直、リラックスもくつろぐことも出来ませんでした。その時はバックパック旅行中で、1人でパブに入りました。店内の視線が瞬時に僕の方に集中し戸惑いと同時にどうやって注文、席に着くのかともう頭はフル回転・・・・。
パニックになっているので店内の視線は激しさを増しいっそう鋭くなりました。
その時はたまらずパブをそのまま出てしまい苦いパブデビューになりました。
今となれば何てことありませんが「知らない」と言うことは恐怖心を増強させるので皆さんは是非予備知識を付けてパブに入りましょう!
スコットランドでもロンドンでも似たようなエールビールが飲めます。
あの、ゆるーい、薄暗い感じの雰囲気、パブに入っても誰にも何も言われない、このまま何も頼まなくて居るだけでも何も言われなそうな感じ、そしてビールもゆるーく、ゆっくり飲んでも最後まで美味く飲める。
世界的に良く飲まれている「ラガービール」より遥かに味のバリエーションがあり味の違いも明白で私の勉強心をくすぐり、エールの世界にそのままドップリ漬かっていったのです。

 さて、2007年から4年ほどロンドンに滞在したわけですが、その最大の目的はパブ巡りだったのです。
 ロンドンは英国の首都であり全てに置いてのマーケットの中心です。
もちろんパブも、ロンドンのパブには英国内全てのジャンル、カテゴリーのパブが集中し効率的にパブ巡り出来れば英国の80%のパブを理解したと言っても言いすぎではないと思います。(もしかしたら言いすぎですが・・・汗)
ただ、さすがに数が多いので本書では50軒に絞りお勧めしたいと思います。
 そしてこの本を作る最大のきっかけになったのは「パブに行き過ぎた!」と言う点ではないでしょうか。前途にも述べましたがスコットランド滞在中、特にエジンバラでも滞在中ほぼ毎日パブには行っていましたし、雑誌も読み、ビールの勉強もしていました。そうすると知恵が付き、「比べる」と言うことをしだします。店によっての欠点も多く見出せるようになりました。
私個人の意見ですがパブ選びは
以下の4点に注意して選ぶ事が大事だと思います。

-内装
-ビールセレクション
-ビールコンディション
-フード

この4点を抑えるのはロンドンといえども非常に困難なのが現状です。1点を抑えるのはパブのメッカだけに容易ですが、例えば内装が凄く豪華でも大手経営(タイドパブ)の為、商品力が偏ってしまうとか現実的要因にもかなり左右されます。
 何も知らない時にはそれはそれで幸せでしたが・・・・・・・・・・・・・
 読者にはベストオブベストを選択して頂きたくこの本の書こうと思いました。

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

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この記事を書いたひと

藤原 ヒロユキ

ビール評論家・イラストレーター

ビアジャーナリスト・ビール評論家・イラストレーター

1958年、大阪生まれ。大阪教育大学卒業後、中学教員を経てフリーのイラストレーターに。ビールを中心とした食文化に造詣が深く、一般社団法人日本ビアジャーナリスト協会代表として各種メディアで活躍中。ビールに関する各種資格を取得、国際ビアジャッジとしてワールドビアカップ、グレートアメリカンビアフェスティバル、チェコ・ターボルビアフェスなどの審査員も務める。ビアジャーナリストアカデミー学長。著書「知識ゼロからのビール入門」(幻冬舎刊)は台湾でも翻訳・出版されたベストセラー。近著「BEER HAND BOOK」(ステレオサウンド刊)、「ビールはゆっくり飲みなさい」(日経出版社)が大好評発売中。

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