[イベント]2012.7.23

「ヱビス スタウト クリーミートップ」缶入り新発売

飲食店限定で樽生販売されていた「ヱビス スタウト クリーミートップ」の缶入りが8/1からコンビニで、9/1から全国数量限定発売される。

「ヱビス スタウト クリーミートップ」は、ムースのような泡と穏やかな飲み口の黒ビールとして人気が高い。
「ヱビス スタウト クリーミートップ」は下面発酵ビールなのでグローバル・スタンダードから言うとスタウトではなくシュバルツ・ビア(ドイツ語の「黒ビール」の意味)というスタイルに属する。(世界的には、スタウトと言えば上面発酵の黒色系ビールを指すことが一般的)

しかし、日本の「ビールの表示に関する公正競争規約」としては「スタウト」(stout)とは、「濃色の麦芽を原料の一部に用い、色が濃く、香味の特に強いビール」という意味とされており、「ヱビス スタウト クリーミートップ」が“スタウト”と名乗ることが許されている。
ちなみに、キリン一番搾りスタウトも下面発酵ビールだが、これに同じ理由でスタウトという商標が使われている。アサヒ・スタウトは上面発酵であり、本物のスタウトである。

また、ロシアのバルティカ社のポーターなどに代表されるバルティック・ポーターも下面発酵酵母が使われており、スタウトやポーターという言葉の領域が広義に使われている国が他にもあることは否めない。

さて、前置きが長くなったが、「ヱビス スタウト クリーミートップ」が缶入りで発売される。
スタウトであろうがシュバルツであろうが、「ヱビス スタウト クリーミートップ」はビールとして旨い。
それが缶入りで飲めるようになったことは実に素晴らしいことだ。
美味しいシュバルツが手軽に飲めるようになるのだから。

クリーミーな泡に関しても、注ぎ口の工夫で、飲食店と同じような細やかな泡がたつとのことだ。

実際に飲むのが楽しみである。8/1がまちどおしい。

以下、インフォメーションです。

サッポロビール(株)は、これまで飲食店で限定発売していた樽生黒ビール「ヱビス スタウト クリーミートップ」を缶商品にして、8月1日(水)から全国コンビニエンスストア、9月5日(水)から全国にて数量限定で発売します。
この商品の特長は、缶からグラスに丁寧に注ぎだすとグラス中で美しい対流が起こり、クリーミーな泡ができる点です。当社が開発した缶蓋の開口部が狭く、周囲にディンプル(くぼみ)を施したオリジナルの缶蓋を採用することで、飲食店と同じようなきめ細かいクリーミーな泡をお楽しみいただけます。また、飲食店での味わいそのままに、今までの黒ビールにはないスムースな口当たりとまろやかなコク、ソフトな後味を実現しました。
クリーミーな泡による見た目の美しさとその味わいで、お客様にゆったりとした優雅な時間をお楽しみいただける、当社が自信を持ってお届けする黒ビールです。
 サッポロビールは、本年需要が拡大している黒ビールテイスト市場に、今まで飲食店でしか楽しめなかった「ヱビス スタウト クリーミートップ」をご家庭でも楽しんでいただける商品として投入することで、更なる市場活性化を目指します。

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この記事を書いたひと

藤原 ヒロユキ

ビール評論家・イラストレーター

ビアジャーナリスト・ビール評論家・イラストレーター

1958年、大阪生まれ。大阪教育大学卒業後、中学教員を経てフリーのイラストレーターに。ビールを中心とした食文化に造詣が深く、一般社団法人日本ビアジャーナリスト協会代表として各種メディアで活躍中。ビールに関する各種資格を取得、国際ビアジャッジとしてワールドビアカップ、グレートアメリカンビアフェスティバル、チェコ・ターボルビアフェスなどの審査員も務める。ビアジャーナリストアカデミー学長。著書「知識ゼロからのビール入門」(幻冬舎刊)は台湾でも翻訳・出版されたベストセラー。近著「BEER HAND BOOK」(ステレオサウンド刊)、「ビールはゆっくり飲みなさい」(日経出版社)が大好評発売中。

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