[イベント]2012.7.27

ヱビス・スタウト・クリーミートップ缶入りの注ぎ口 画像

先日、本サイトでも紹介した「ヱビス・スタウト・クリーミートップ」缶入りの注ぎ口は以下の写真のようになっている。


注ぎ口の両側に小さな突起がある。

実際の注いでみたところ、さすがに窒素ガスを使ったサーバーによる“ムースのような泡”は望めないものの、きめ細かい泡がたった。

もっとも、今回の場合、出荷されてすぐのものであり非常に良い状態だったことも考えれば、きめ細やかな泡もうなづける。
はたして、これが出荷後の状態が悪く、酸化してしまった場合はどうなるのか? 
酸化して、ボコボコした“カニ泡”になってしまう状態でも、この突起がクリーミーな泡をつくれるのだろうか…? 

出荷後の状態の悪さは造り手のマターではなく、流通や酒販店や消費者の管理責任であることからすれば、このビールは「信用のおける店で、製造年月日を確認し、家庭でも正しく保管したものを飲む」必要があるだろう。
もちろん、これはこのビールに限らずの話であるが。

さらにもうひとつ「必ずグラスに注いで飲む」必要もある。
これまた、このビールに限らずの話である。

ちなみに、味わいは、非常に心地よいロースト感とすがすがしい飲み口のする、素晴らしいシュバルツである。
ヱビス・ザ・ブラック(缶)と飲み比べてみたが、ヱビス・スタウト・クリーミートップのほうが軽やかな味わいだった。

お薦めの楽しみ方としては、BBQに合わせると面白いと思う。 
ただし、「高温にさらさないこと」と「必ずグラスに注ぐ」ということを守ったうえでの話だが。
そうしないと、この注ぎ口を開発した苦労は、文字通り“水の泡”となってしまうだろう。

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この記事を書いたひと

藤原 ヒロユキ

ビール評論家・イラストレーター

ビアジャーナリスト・ビール評論家・イラストレーター

1958年、大阪生まれ。大阪教育大学卒業後、中学教員を経てフリーのイラストレーターに。ビールを中心とした食文化に造詣が深く、一般社団法人日本ビアジャーナリスト協会代表として各種メディアで活躍中。ビールに関する各種資格を取得、国際ビアジャッジとしてワールドビアカップ、グレートアメリカンビアフェスティバル、チェコ・ターボルビアフェスなどの審査員も務める。ビアジャーナリストアカデミー学長。著書「知識ゼロからのビール入門」(幻冬舎刊)は台湾でも翻訳・出版されたベストセラー。近著「BEER HAND BOOK」(ステレオサウンド刊)、「ビールはゆっくり飲みなさい」(日経出版社)が大好評発売中。

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