[イベント]2010.10.26

「発散する」麦=ビール、「締める」ぶどう=ワイン

7年ほど前に全般的な体調不良から漢方を飲むようになり、
3年ほど毎日飲んでました。
2週間に一度、先生と30分ほど面談し、舌や爪や脈なども診てもらい
その時の身体の具合にあったお薬を調合してもらうのです。
その際に、普段口にする食品が身体にどんな働きをするのか
随時聞いていたので、かなり漢方的なことに詳しくなりました。
もともと健康オタク的なところもあったので
今では、専門家ほどではありませんが、
食べ物と身体の関係についてはかなりわかってると思います。
というのがビールにつながる長い前置きで。

ビールの原材料、麦は、
ひとことで言ってしまうと、
「身体を冷やす」「発散させる」食べ物です。

「身体を冷やす」食べ物は、
刺し身、豆腐、地上に出てる野菜、果物の多く、など。
「身体を温める」食べ物は、
豚肉、牛肉、鳥肉、地下にある野菜、など。
しっかり説明するとキリがないのでさっとにしますが
総じて、エネルギーの高い人は、身体に熱がこもりがちになるので
「身体を冷やす」物を積極的にとりましょうと。

次ぎに「発散させる」について。
簡単に言うと、酸っぱいものは「締める」食べ物です。
体内のエネルギー、「気」が足りないと感じる時は
身体を締めるほうがいいので、「締める」食べ物がいい。
対して、元気があって、ストレス溜まる感じならば
「発散させる」食べ物がいい。
麦、スイカ、ミント系ハーブ、もずく、など。

ワインはぶどうが原料なので、身体を締めます。
熱っぽい時は避けたほうがいいし、
風邪の時、元気が出ない時は、ビールを避けたほうがいい。

ビール(麦)は、「身体を冷やす」「発散させる」ものであることから、
ビール好きにはエネルギッシュで陽気な人が多いことがうなずけますね。
僕も当然そっち傾向の人間です。
ビール以外に、焼酎も麦、お好み焼き大好物、麦飯も好き。
ちなみに、スイカ、ミント系ハーブ、もずくも大好きです。

ワイン党には、落ち着きがある思慮深い人が多いように感じます。
ビール好きは、おっちょこちょい?先走り?前のめり?無謀?(笑)。

周りにビール好きとワイン好きの人、いるでしょう。
性格の違いを思い出してみると面白いですよ。

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

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この記事を書いたひと

石黒 謙吾

著述家・編集者・日本ベルギービールプロフェッショナル協会 理事

1961年 金沢市生まれ。
映画化されたベストセラー『盲導犬クイールの一生』、『2択思考』『分類脳で地アタマが良くなる』『ダジャレヌーヴォー』『エア新書』『CQ判定 常識力テスト』など著書多数。三輪一記氏と共著に『ベルギービール大全』『ベルギービール大全<新>』がある。プロデュース・編集した書籍も、『ジワジワ来る○○』シリーズ(片岡K)、『ナガオカケンメイの考え』(ナガオカケンメイ)、『負け美女』(犬山紙子)、『読む餃子』(パラダイス山元)、『ネコの吸い方』(坂本美雨)、『純喫茶へ、1000軒』(難波里奈)、『凄い! ジオラマ』(情景師アラーキー)など、ジャンル多彩に200冊以上。

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