[テイスティング]2010.11.1

Rader(ラデル)・テイスティングレポート

Rader(ラデル)アンバー
アルコール度数10.5%

アンズ色がかったライトブラウン。くすみがある。泡はリッチで、微かにベージュの色調を持つ。
モルトの甘味とグレープやプラムを思わせるフルーティー・フレーバーが心地よい。わずかな酸味も感じバランスがとれている。
アルコールの温かさと芳醇さを感じるが、尖ったアルコール感ではなくまろやか。ミディアムフルボディでリッチな味わいだ。フィニッシュにはわずかな苦味が余韻となる。
醸造の段階でウィスキーの原液が使われている。1998年に生産開始。

ビーフストロガノフ、牛煮込み、すき焼き、ジビエ煮込み、ベーコンなど燻製食材や燻製料理、ごぼうなどの根菜、ブラウンソース、トマトソースなどに合う。

Rader(ラデル)ブロンド  
アルコール度数6.5%

くすみのあるレモンイエロー。純白の泡が美しい。
グラスに鼻を近づけると甘い香り、栴檀や丁字に似たエキゾチックなアロマを感じることが出来る。口に含むとわずかな酸味としっかりとした甘味、加えてマンゴ、レモンや甘夏といった柑橘系のフルーツを思い出させるフレーバーが広がる。
醸造の段階でジェニバーから抽出した蒸留液を加えてある。ジンに似た爽快感が楽しめる。2001年に製造開始。

マッシュルームなどキノコ類、玉子料理、鶏肉料理、キャベツ、玉ネギ、クリームソース、オリーブオイルなどに合う。

輸入元
㈱友和貿易:TEL:03-3463-7712  

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

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この記事を書いたひと

藤原 ヒロユキ

ビール評論家・イラストレーター

ビアジャーナリスト・ビール評論家・イラストレーター

1958年、大阪生まれ。大阪教育大学卒業後、中学教員を経てフリーのイラストレーターに。ビールを中心とした食文化に造詣が深く、一般社団法人日本ビアジャーナリスト協会代表として各種メディアで活躍中。ビールに関する各種資格を取得、国際ビアジャッジとしてワールドビアカップ、グレートアメリカンビアフェスティバル、チェコ・ターボルビアフェスなどの審査員も務める。ビアジャーナリストアカデミー学長。著書「知識ゼロからのビール入門」(幻冬舎刊)は台湾でも翻訳・出版されたベストセラー。近著「BEER HAND BOOK」(ステレオサウンド刊)、「ビールはゆっくり飲みなさい」(日経出版社)が大好評発売中。

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