[イベント]2010.11.5

地元密着型パブとの付き合い方

2007年より毎年出版している首都圏のビアパブ/ビアカフェ紹介ムック『極上のビールを飲もう!』シリーズ(エンターブレイン刊)。現在の最新刊では、「極上のビールが飲める100店舗」を取り上げています。

毎年掲載店舗を選定してきましたが、基本的にはタップの数やボトルで提供してる銘柄が多い店舗が優先されます。すると、取り上げたくてもなかなか紹介できないケースも生じてしまいます。

その最たるものが、ブリティッシュ/アイリッシュパブです。多くの店舗ではギネスやキルケニーに加えた数種類のタップのみで、ボトルビールもごく少数。ウイスキーをはじめとする他のドリンクに力を入れているため、ビアパブ専門誌に紹介する店舗としては残念ながら優先度が高くないのです。

しかしながらブリティッシュ/アイリッシュパブはその名称(パブリックハウス・公共の家)からして地元密着型が大前提。地域の人たちが集う憩いの場であり、スポーツ中継で皆が盛り上がっているところも多々もあります。もちろん、「一杯だけうまいドラフトを飲みたい」ときにもとても便利。地元の人が集まるパブは、ある意味その街の雰囲気を知るのに最適な場所です。つまり、その街のことを知りたかったらパブに行くのが一番手っ取り早いのではないでしょうか!

ちなみに、私が個人的に好きなパブは、代々木八幡/代々木公園にあるアイリッシュパブ『TULLAMORE(タラモア)』。仕事帰りや他の人と飲んだ後にフラッとひとりで寄ることがほとんどです。そしてこれまたほとんどの場合、まずキルケニーのパイントとお水(チェイサー)を頼んで空いているテーブルに座り、ノートとペンを取り出します。ノートに手書きでガリガリ書き込むためです。内容は「いま考えていること」「実現したいことや、そのためにやるべきこと」「かかえているトラブルやその対策、心情」などさまざま。キルケニーを飲み干すと、次は「よなよなリアルエール」をオーダーしてまた書き続けます。

思い起こせばこんなことを2年ほど続けてきましたが、つい最近「これは自分を取り戻すための儀式なのだ」ということに気がつきました。外で多かれ少なかれ気が張っていた状態から、気を緩めてリラックスできる場所。周りの人たちは近くに住んでいる(であろう)という親近感。家でくつろぐのとはちょっと違う、いい意味での緊張感。

みなさんは、パブとどんなお付き合いをしていますか? ぜひ聞かせてください。■


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※記事に掲載されている店舗のメニューや営業時間、イベント内容などの情報は予告なしに変更される場合があります。店舗のホームページやイベントの告知ページなどをご確認の上、ご来店・ご来場くださいますようお願い申し上げます。

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この記事を書いたひと

野田 幾子

ビアジャーナリスト/ビアアンバサダー

94年にベルギービール、96年に国産地ビールの美味しさに目ざめ、ビアアンバサダー活動を開始。2007年にビアバー・ビアパブムック『極上のビールを飲もう!』(エンターブレイン刊)の全体構成、執筆、編集を皮切りに、ほぼ毎年シリーズを刊行。雑誌でのクラフトビール特集の執筆/監修、共著、講習、イベント企画など多数。
食のキュレーションサイト「ippin」でクラフトビールキュレーターを務める。
http://r.gnavi.co.jp/ippin/curator/nodaikuko/

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