[イベント]2010.11.8

先頭集団との差は縮まっていない。むしろ離されつつある

10/31(日)、東京都墨田区すみだリバーサイドホールでおこなわれた ニッポンクラフトビアフェスティバル2010で、私達JBJAのセミナーを開催した。(ま、セミナーと言うか私と石黒副会長と野田副会長の三人によるパネルディスカッションといった感じだったが、)その席で「今後の日本のビール業界がやっていかなければならないこと」という話があった。
これは、そのセミナーに参加できなかった方にも是非聞いていただきたかったと感じ、原稿としてアップする。

1995年から始まった小規模醸造(地ビール、クラフトビール)は日本におけるビールの多様化を生んだ。その後、「地ビールブーム」さらには「ブームの衰退」などとマスコミに取り上げられたが、現在は「再びブームの到来?」と思われる流れがある。「各地でビール・フェスティバル」がおこなわれ多くの入場者が集まることや「ビール専門バー、パブ」が出来ている。
日本のビール環境はとても良い方向に進んでいると考えられている。
はたしてそうだろうか?
たしかに、悪い方向でない。しかし、本当によい方向なのだろうか?
正直言って私は、「この15年でクラフトビール環境は良くなったが、本来はもっと良くなっていなければならなかった。いや、もっと良く出来たはずだ」と感じている。
その思いは、去年のグレートアメリカンビアフェスティバルのコンペティションと今年のワールドビアカップの審査員を務めさらに強くなった。「日本はこの15年よく頑張った。しかし、世界もこの15年間でさらに先に走っていった。マラソンで言うと、先頭集団との差は縮まっていない。むしろ離されつつある」と感じた。
具体的には何をもって「離されつつある」と感じたのか?
続きは来週に。


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001藤原 ヒロユキ

この記事を書いたひと

藤原 ヒロユキ

ビール評論家・イラストレーター

ビアジャーナリスト・ビール評論家・イラストレーター

1958年、大阪生まれ。大阪教育大学卒業後、中学教員を経てフリーのイラストレーターに。ビールを中心とした食文化に造詣が深く、日本ビアジャーナリスト協会代表として各種メディアで活躍中。ビールに関する各種資格を取得、国際ビアジャッジとしてワールドビアカップ、グレートアメリカンビアフェスティバル、チェコ・ターボルビアフェスなどの審査員も務める。日本外国特派員協会会員。ビアジャーナリストアカデミー学長。著書「知識ゼロからのビール入門」(幻冬舎刊)は台湾でも翻訳・出版されたベストセラー。近著「BEER HAND BOOK」(ステレオサウンド刊)、「ビールはゆっくり飲みなさい」(日経出版社)が大好評発売中。

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