[イベント]2011.2.21

ビールと食べ物と空間のペアリング

 美味しいビールは、ただそのビールを飲むだけで旨い。しかし、ビールとそれに合う料理を探し出し、ペアリング(マリアージュ)する楽しみはさらに素晴らしい。私はこのサイトのコラムやその他の媒体で、この「ビア・ペアリング」の重要性を唱えてきた。
 そしてさらに”空間とのペアリング”ということにも気づかされた。それは、2011年2月17日に「自由学園明日館(みょうにちかん)」でおこなわれたコエドビールのイベントを体験したからだ。

 重要文化財「自由学園明日館」は大正10年(1921年)に羽仁吉一もと子夫妻によって設立された自由学園の校舎である。アメリカの建築家フランク・ロイド・ライトとその弟子遠藤新によって設計された。


イベントがおこなわれた食堂。


照明も凝ったデザインだ。


ビールと食べ物が供されたホール。高い天井が心地よい空間を演出。

重厚な木材と大谷石、幾何学的な窓枠や家具などに包まれたホールや食堂には温かい暖炉の炎が揺らいでいる。ここが池袋駅から徒歩5分足らずの場所であることが信じられない豊かでのどかな空間だ。


暖炉の火が温かい。


暖炉の前でいただくビールと料理。絶品。

 このような贅沢な空間でいただいた5種類のコエドビールケイタリングユニットCUEL(キュール)の料理は素晴らしかった。料理はビールを使って煮込まれたポトフや生地にビールを練り込んだシホンケーキ、ビールマスタードを添えたハムなど工夫がなされていて素晴らしいペアリングだった。
 「ビールを飲む」から「食事と合わせてビールを楽しむ」へ。そして「いつ」「どこで」「誰と」といった要素を織り交ぜながらビールを選んでいくステップに進んでいきたと思う。幸せは2乗3乗4乗5乗…と広がっていく。
 


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001藤原 ヒロユキ

この記事を書いたひと

藤原 ヒロユキ

ビール評論家・イラストレーター

ビアジャーナリスト・ビール評論家・イラストレーター

1958年、大阪生まれ。大阪教育大学卒業後、中学教員を経てフリーのイラストレーターに。ビールを中心とした食文化に造詣が深く、日本ビアジャーナリスト協会代表として各種メディアで活躍中。ビールに関する各種資格を取得、国際ビアジャッジとしてワールドビアカップ、グレートアメリカンビアフェスティバル、チェコ・ターボルビアフェスなどの審査員も務める。日本外国特派員協会会員。ビアジャーナリストアカデミー学長。著書「知識ゼロからのビール入門」(幻冬舎刊)は台湾でも翻訳・出版されたベストセラー。近著「BEER HAND BOOK」(ステレオサウンド刊)、「ビールはゆっくり飲みなさい」(日経出版社)が大好評発売中。

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