[テイスティング]2013.8.31

アメリカンホップの香り漂うラガー「ライドビア・ホッピーラガー」―ビアレポート(25)

デンマークピルスナー

正直言って、冒頭のこの文章を考えるのがキツくなりはじめている私です。

…。

いかに私が正直か、よくわかっていただけたかと思います。

さて。

今回はデンマークのトゥオール(To Øl)という醸造所の「ライドビア・ホッピーラガー」(Raid Beer Hoppy Lager)。トゥオールは醸造設備を持たない醸造所なのですが、そこで思い出すのがミッケラー。ファントムブリュワリーといえばミッケラーですね。

Raid Beer Hoppy Lager

Raid Beer Hoppy Lager

このトゥオールもミッケラーと無関係ではありません。もともとは、Tobias Emil JensenとTore Gyntherが、2005年に大学のキッチンを利用してビールを造ったのが始まり。昼間は学生、夜10時から朝6時までは醸造。その情熱はすごいと思いますが、ビール醸造のためににキッチンを貸す大学もこれまたすごい。そして、その2人にビール醸造を教えていたのが、ミッケラーのミッケル・ボルグだったそうです。

その後、2人は2010年にデンマーク語で「2つのビール」という意味の醸造所「トゥオール」を設立。彼らの最初のビールはミッケラーとのコラボビール「Overall IIPA」でした。

そんなトゥオールの「ライドビア・ホッピーラガー」を飲んでみたわけですが、ラガーではあまり感じられない豊かなシトラスの香り。それもそのはず、ホップはシムコー、シトラ、ネルソンソーヴィン、センテニアルを使用しています。色はややペールよりもアンバーに近い濃い色ですが、重さはそれほど感じません。微かな苦味の余韻でどんどん飲み進んでしまいます。

ラガーなのに、時にはアメリカンペールエールを飲んでいるような印象も。こういったビールは面白いですね。「トゥオールは、実はラガーが好きなのです」とウェブサイトにも書いてあるくらいなので、こういった面白いラガーをどんどん造り出していってほしいものです。

 

【BEER DATA】
Raid Beer Hoppy Lager
生産地:デンマーク
醸造所:トゥオール
スタイル:ピルスナー
アルコール度数:5.2%

 

BJA1期生 富江弘幸

 

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01004富江弘幸

この記事を書いたひと

富江 弘幸

ビアジャーナリスト

1975年東京生まれ。法政大学社会学部社会学科卒業。卒業後は出版社・編集プロダクションでライター・編集者として雑誌・書籍の制作に携わる。その後、中国留学を経て、英字新聞社ジャパンタイムズに勤務。現在は日本ビアジャーナリスト協会ウェブサイトや『ビール王国』などで記事を執筆するほか、ビアジャーナリストアカデミーの講師も務める。
著書:BEER CALENDAR』(ワイン王国)
連載:あなたのしらない、おいしいビール』(cakes)
執筆:ビール王国』(ワイン王国)、『日本のクラフトビール図鑑』『ビールの図鑑』(マイナビ)、『東京人』(都市出版)など

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