[イベント]2011.3.28

今は「こぢんまりしたイベント」から

先日、「1杯のビールを飲もう」というコラムを書いた。
おかげさまでツイート件数も日頃より多くいただいた。
ありがとうございます。

やっぱり飲まなきゃね。

そこで私自身も出来るだけ多くの皆さんに1杯でも多くのビールを飲んでもらうために「こぢんまりとしたイベント」を開催することにした。
日にちは4/22(金)の夜。場所は浅草。
50人程度の秘密(?)のビア・キッチンバーを開くのでお時間が合えば是非お越しいただきたい。
(詳しくはこのコラムの最後で御覧下さい)

私は今、この「こぢんまりとしたイベント」が大切だと思っている。
特にこの”こぢんまり”が重要だと感じている。

実はこの1週間でまた新たな情報が入ってきている。
それは、首都圏の飲食店が開店休業状態だということである。

震災当日に電車が止まって何時間も歩いたトラウマ、東京電力の無計画な計画停電(?)、海江田万里経済産業相の「突然停電になるかもしれない」といった発言で人々は「出来るだけ早く帰宅しておきたい!」と感じている。
そのうえ、先週の「東京23区の水道水から放射能が」というニュースが追い打ちをかけた。
首都圏の飲食店に閑古鳥が鳴いている。

このままでは、ビア・パブが潰れてしまう。

ここは踏ん張りどころだ。
各パブは思い思いの方法で集客をして欲しい。
ビア・ファンはそれに答えて欲しい。
イベントを仕掛けるのもおおいに結構だと思う。
ただ、ひとつだけ注意していただきたいのはデカくし過ぎないことだろう。

なぜか?
ここ数ヵ月の間に、大きすぎるイベントを開くことはその周辺のビア・バーやパブを圧迫し、壊滅させる危険性を持っているからだ。
それだけのビールと消費者が大型イベントに集中してしまっては、小さなビア・パブにビールも客もまわって行かなくなる。
江戸の大火のあとに材木を買い占めたあこぎな豪商と同じになってしまう。

今は共助の時期だ。
マス・イベントでマイクロなビア・パブの息の根を止めるようなことをしてはならない。
新たな被災者を増やすだけだ。勘弁してやってくれ。

今は、こぢんまりしたイベントを数多くやろうではないか。
ビア・パブや小ホールを使った、数十人単位から多くても数百人程度までにとどめたイベントを数多くやろうではないか。

さらには、イベントでなくても、みんなで1杯のビールを多くの店で飲もうではないか。

ビア・パブを1軒たりとも閉めさせてはならない。
ブルワリーを1箇所たりとも閉めさせてはならない。
日本のクラフトビールを支援するということは、出来るだけ多くのビア・パブを、出来るだけ多くの醸造所を存続させることなのだ。

今はビールにたとえるなら、再復興への一次発酵が始まったばかりだ。
ブクブクと小さな泡が数多く立ち上がる時期だ。
大型ビア・イベントは熟成期になってから必要になってくる催しである。
いきなり熟成期の温度にしてしまうと、せっかく始まった再発酵が止まってしまう。
今は”こぢんまり”した泡をたくさん沸き上がらせようではないか。

「1杯のビールを飲もう!」 
「復活日本 再醗酵 Re-Fermenting Japan ! 」

そんなわけで、以下は藤原ヒロユキから”こぢんまり”としたビール・イベントのお知らせです。

「ヒロユキ’s Bar 浅草美食倶楽部」

内容は私が作った料理と、それに合う数種類のビールを紹介し、皆さんに味わっていただくというものです。
イベントの中で実際に私が皆さんの目の前で料理を作っていきます。
料理の作りながら手順を追って解説します。公開料理教室です。
さらには、食材やビールについて、また、その相性についも語ります。

そのもようはユーストリームで中継する予定です。

そしてこのイベントを9月まで毎月第4金曜日に続けていくつもりです。

現在予定されている日にちと料理やビールの内容は以下の通りです。

4月22日:ゴールデンウィーク直前!京都の春の味。山菜天ぷらと筍ご飯を食す
ビール:山菜と筍に合う香り豊かなビール
メイン料理:京都丹後の山菜を使った天ぷら料理、新鮮な京野菜と筍ご飯

5月27日:梅雨直前、家でもできるお手軽スモーク料理
ビール:スモークの香りに合うモルト感のあるビール
メイン料理:お手軽だけど奥深いバリエーションに富んだスモーク料理

6月24日:夏休み直前!山で楽しむ肉料理
ビール:ワイルドな肉料理に合うビール
メイン料理:カウボーイの様に、時には野外で食べたいワイルドな肉料理

7月22日:いよいよ夏休み!海で楽しむシーフード
ビール:海の似合うライトなビール
メイン料理:波音を聞きながら食べたいシーフード煮込み料理

8月26日:日本の夏、ビールの夏。日本のビールを極める!
ビール:ジャパニーズ・ピルスナー
メイン料理:とにかくビールが欲しくなる揚げ物、焼き物料理

9月23日:食欲の秋、王道ベルギービールを極める
ビール:ベルギー発祥スタイルのビール
メイン料理:旨みをギュッと閉じ込める蒸し焼き料理
(内容は食材仕入れの都合により、変更される場合があります)

参加費用:一回/5,000円:料理、ビール、料理教室込み

1回チケットはイベント2日前まで受付。
6回通しチケットは、4月15日(一週間前)まで受付。25,000円
なお、6回通しチケットをお求めの方を「ヒロユキ’s Bar 浅草美食倶楽部」部員とし、その証の部員特製缶バッジを差し上げます。(2回目以降はこの缶バッジを御提示いただければ入場できます)

ご予約は:
電話 アミューズ ミュージアム 03-5806-1181(10:00~18:00)
または、こちらの問い合わせフォームからお願いいたします。

美味しいビールと美味しい料理で、元気に復興しましょう。
復活日本 再醗酵。 Re-Fermenting Japan !


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※記事に掲載されている店舗のメニューや営業時間、イベント内容などの情報は予告なしに変更される場合があります。店舗のホームページやイベントの告知ページなどをご確認の上、ご来店・ご来場くださいますようお願い申し上げます。

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001藤原 ヒロユキ

この記事を書いたひと

藤原 ヒロユキ

ビール評論家・イラストレーター

ビアジャーナリスト・ビール評論家・イラストレーター

1958年、大阪生まれ。大阪教育大学卒業後、中学教員を経てフリーのイラストレーターに。ビールを中心とした食文化に造詣が深く、日本ビアジャーナリスト協会代表として各種メディアで活躍中。ビールに関する各種資格を取得、国際ビアジャッジとしてワールドビアカップ、グレートアメリカンビアフェスティバル、チェコ・ターボルビアフェスなどの審査員も務める。日本外国特派員協会会員。ビアジャーナリストアカデミー学長。著書「知識ゼロからのビール入門」(幻冬舎刊)は台湾でも翻訳・出版されたベストセラー。近著「BEER HAND BOOK」(ステレオサウンド刊)、「ビールはゆっくり飲みなさい」(日経出版社)が大好評発売中。

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