[テイスティング]2013.11.27

わからないことだらけのヴァルドシュミット ヤコビ ヴァイスビア―ビアレポート(50)

ドイツヘーフェヴァイツェン

ドイツ語はまったくわからない私です。

ある国のビールを飲むと、その国の言語を勉強してみようかなと思ったりもするのですが、思ったりするだけで終わります。

さて、今回は久しぶりのドイツビール「ヴァルドシュミット ヤコビ ヴァイスビア」。

Waldschmidt Jakobi Weissbier

Waldschmidt Jakobi Weissbier

このビールの情報を調べようとインターネットで検索してみたのですが、今までのビアレポートの中でもここまで一次情報を入手できないビールはありませんでした。

このビールを取り扱っているウェブサイトを見てわかったことは、
1.チェコとの国境に近いドイツ・バイエルン州のエシュルカムという村で飲まれている。
2.エシュルカムは人口約3600人。
3.ヴァルドシュミットとはエシュルカム出身の有名な小説家の名前。
4.ヴァルドシュミットは、ルートヴィヒ2世のお気に入りで、もともとはマクシミリアン・シュミットという名前。
5.ヴァルドシュミットは、オクトーバーフェストの民族パレードの発案者。
6.2010年に初めて日本に輸入された。
といったことなのですが、いざこの情報を確認しようと思っても、一次情報が見当たらないのです。

一次情報とは、例えば、醸造所が発表している情報やヴァルドシュミットについての公式的な情報。それらのほとんどが見つかりません。恥ずかしながら醸造所名もわからず…。ドイツ語がわかればもう少し詳しく調べられるのかも、と思いつつ。

ヴァルドシュミットやマクシミリアン・シュミットで検索しても、小説家としてヒットすることはなく、ほとんどこのビールについてのページばかり。ということは、日本人でこの小説家を知っている人はほとんどいないのかもしれません。

辛うじて見つけられたのが、エシュルカムの自治体が運営していると思われるウェブサイト。それによると、上記3〜5は間違いないようです。ルートヴィヒ2世というのはそれなりに有名で、ノイシュバンシュタイン城を造ったバイエルン王です。ワーグナーのパトロンだったとも言われています。

しかし、ビールについては不明なことばかり。飲んでみると、オーソドックスなへーフェヴァイツェンとしての味わいがありながら、やや苦味があるようにも思います。ラベルも派手さはありませんが、質実剛健なドイツっぽい印象。不明な情報が多いので、今後も継続して調べていくつもりです。

ヤコビ? うーん…。

【BEER DATA】
ヴァルドシュミット ヤコビ ヴァイスビア
生産地:ドイツ
醸造所:不明
スタイル:ヘーフェ・ヴァイツェン
アルコール度数:5.5%


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この記事を書いたひと

富江 弘幸

ビアジャーナリスト

1975年東京生まれ。法政大学社会学部社会学科卒業。卒業後は出版社・編集プロダクションでライター・編集者として雑誌・書籍の制作に携わる。その後、中国留学を経て、英字新聞社ジャパンタイムズに勤務。現在は日本ビアジャーナリスト協会ウェブサイトや『ビール王国』などで記事を執筆するほか、ビアジャーナリストアカデミーの講師も務める。
著書:BEER CALENDAR』(ワイン王国)
連載:あなたのしらない、おいしいビール』(cakes)
執筆:ビール王国』(ワイン王国)、『日本のクラフトビール図鑑』『ビールの図鑑』(マイナビ)、『東京人』(都市出版)など

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