[テイスティング]2014.2.19

今年注目したいニュージーランドのパロットドッグ「DeadCanary」―ビアレポート(72)

ネコ派の私です。

前回のブリュードッグについて書いた後に思いました。イヌが関係する醸造所名(ビール名)はいくつか思いつくのですが、ネコは思いつかないぞ、と。

「dog beer」で検索したところ、Brewdog、Flying Dog、Laughing Dog、River Dog、Moon Dog、Hair of the Dog、Bike Dog、Sea Dog、White Dog…といろいろ出てきました。

じゃあ「cat beer」で検索してみると…。

Fat Cat、Mad Cat、Boxing Cat、Ghost Cat…と、なくはないようで。イヌよりは断然少ない感じがありましたが、ビール名だったら「水曜日のネコ」がありましたね。もし自分が醸造所を造ったらネコ関連の名前にしたいと思います。

それはさておき、今回はブリュードッグからのイヌつながりで、ニュージーランドのパロットドッグ「DeadCanary」を紹介したいと思います。

DeadCanary

DeadCanary

最近はニュージーランドのビールをいろいろ見かけるようになりましたね。この企画でも8 WiredMcCashins Breweryの2つを取り上げたことがあります。今後もどんどん輸入されてくるのを、よだれを垂らしながら待っている私であります。

さて、このパロットドッグを購入した理由ですが、モダンタイムスを購入した理由と同じです。はい、ジャケ買いです。しかも、シリーズを通して同じデザインで、色をスタイルによって変えているところも似ています。デザインのご確認はこちらからどうぞ。

パロットドッグはニュージーランドのウェリントンにある醸造所。2011年創業とまだ新しい醸造所です。定番はIPA、Red IPA、Pale Ale、Blonde Ale、Dark Mild Aleの5種類。

今回飲んだのはPale Aleの「DeadCanary」で、イギリス産モルトとニュージーランド産ホップを使用しているようですが、詳細は不明です。8 Wiredを飲んだときにも感じましたが、イギリスやアメリカとも違う、パンチがありながらもやさしい味わい。柑橘系とは少々違うフルーティーな香りと適度な苦味があります。ニュージーランド産ホップといえば、ネルソンソーヴィンやモトゥエカといったところですが、それらが使われているようであれば、その特徴が出ているのかもしれません。

2013年はイタリアのビールが注目されたりもしましたが、今年はニュージーランドのビールも気にしていきたいと思います。よだれを垂らしながら。

【BEER DATA】
DeadCanary
生産地:ニュージーランド
醸造所:パロットドッグ
スタイル:ペールエール
アルコール度数:5.3%

ニュージーランドペールエール

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

(一社)日本ビアジャーナリスト協会 発信メディア一覧

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この記事を書いたひと

富江 弘幸

ビールライター

1975年、東京都生まれ。法政大学社会学部卒業後、出版社でライター・編集者として雑誌・書籍の制作に携わる。その後、中国留学、英字新聞社ジャパンタイムズ勤務を経てビールライターとして活動中。ビアジャーナリストアカデミーの講師も勤める。

【著書】
教養としてのビール(サイエンス・アイ新書、SBクリエイティブ)
BEER CALENDAR(ワイン王国)

【執筆・監修】
和樂web(小学館)
Discover Japan(ディスカバー・ジャパン)
東京人(都市出版)
ビール王国(ワイン王国)
ビール大全(楽工社)
るるぶキッチンmagazine 秋冬号(JTBパブリッシング)
あなたのしらない、おいしいビール(cakes)
他多数。

【出演】
金曜たまむすび(TBSラジオ)
ちきゅうラジオ(NHKラジオ第1)
すっぴん!(NHKラジオ第1)
浜美枝のいつかあなたと(文化放送)

Twitter:hiroyukitomie
Website: 地域とビール
Weblog: 地域とビールとブログと

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