[JBJA活動]2014.3.27

酒屋に会いに行く 恵比寿「Night Owl」その2

こんばんは。酒屋好きの池田です。梅ヶ丘にすんでいる人がうらやましい。リカーランドなかますがあるからです。まあ主にワインの店ですが。

さて。今回は恵比寿の話、第2回です。あと1回か2回続きます。

「Night Owl」、とうとう、29日オープンです。
29日は通常営業(11:00~20:00)、30日は変則営業(13:00~21:00)です。

プロローグ
http://www.jbja.jp/archives/8259

第1回
http://www.jbja.jp/archives/8264

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3月某日、夜。3月29日オープンのグラウラーショップ「Liquor Shop NIGHT OWL」のマネージャーである小菅氏と入った「HOPS125」は、もともとニュージーランド産ワイン中心の店だったが、現在はクラフトビールを平均15タップ揃えている。

詳しくはビアジャーナリスト富江氏のレポートをどうぞ。

 
ここで飲みながら、小菅氏がなぜ酒屋を始めることになったかという話をしていく。

 ちょっとだけ小難しい話。こと「酒屋」という業態は世襲で営まれるケースが多い。昔は法律による規制があって、新規に免許を取るのはとても難しかったからだ。「距離基準」と「人口基準」だ。

距離基準  一定距離内に他の酒店がないこと
大都市部、地方都市部・・・ 100m以上
町村部・・・・・・・・・・ 150m以上
※2000年(平成12)廃止

免許枠(人口基準) 人口当たりの酒販店数の規制
大都市部・・・ 1,500人に1場
地方都市部・・ 1,000人に1場
町村部・・・・ 750人に1場
※2003年(平成15)廃止

 2つの条件を満たさないと開業ができなかった。その上で犯罪歴など審査の上、応募者数によっては抽選によって免許が付与されていた。

 目的は「酒税の円滑な転嫁」だから、限られた酒販店がしっかり販売して、そこからまとめて徴収したほうが効率がいいということだったと想像する。

 それが1995年(平成7)以降、バブル崩壊以降の規制改革の流れの中で大規模店舗への酒販免許の開放が始まり、規制の内容も変化。移行期間を経て、2006年(平成18)には、それまで細かく分けると14種あった免許が3種類にまとまり、かなりシンプルになった。

 つまり、以前と比べると酒屋は開業しやすくなっている。でも、やる人は少なかった。そこに期待の新星の誕生である。

 今回は、小菅さん個人のプロフィールに切り込もうとするが霧に覆われる。

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‐小菅氏は、ビールの仕事をされてたんですか?ビアバーとか、酒屋とか。

小:酒屋には先日までいましたけど、他はホップを少し育てている位で。一時期ブルワーをやりたかったんですが、難しくて。

‐完全に家業として酒に関わっていたわけではなくて、小菅さんがやりたくて始めたという。

小:そうです。ホップも売っていかなきゃいけないですし。

ホップ30%
(写真)小菅氏が育てたホップのうち、センテニアルとマグナム。

‐売る?ホップはどこで育ててるんですか?

小:長野の上田のあたりです。オラホ(ビール)さんが近いので、毎月農作業に行った後は、湯楽里館(注:レストランオラホに併設されている温泉施設)に行きますね。

 知り合いの畑の一角を借りて、ホップを育てています。現在は3種類で、それとまだ植えていないものがもう1種類あります。

‐ひとりで?

小:銀座のバーテンダーさんと2人ですね。農作物なので、その後の肥料や育て方次第で味がいくらでも変わる。そこが面白いです。

– 今後はこれを販売する。

そうですね。うちで使わせて貰っている肥料は、実を大きくし甘みを増すタイプ。特にアロマホップはフリットにすると凄く美味しいですね。

‐・・・言い方が変なんですが、全然何も分からないというか(笑)、小菅さんのことがさっぱり分からないです。

…うちの話を一切してないですからね(笑)。
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小菅氏は不思議な人で、一つの側面から話を聞いても、全体像がつかめない。昔哲学の授業で、「今私が見ているコップは他人にとっても同じコップとは限らない」といった話を聞いた記憶があるが、丁度そんな感じだ。次回はまた別の側面から覗いてみる。

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Liquor Shop NIGHT OWL (リカーショップ ナイトオウル) 
〒150-0013 渋谷区恵比寿1-8-3 恵比寿リバーストーンハイム 103号
TEL 03-6277-3743
[月~金]13:00~21:00
[土・日・祝]11:00~20:00
※不定休
Hops125(ホップスアンドゥサンク)
東京都渋谷区恵比寿1-21-18 ライツ恵比寿 1F
03-3447-1496
[月~土]19:00~26:00
[日・祝]12:00~23:00
※但し、事前の予約があれば17:00からOK

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この記事を書いたひと

池田 大輔

ビアジャーナリスト

ビールを造る人、売る人、飲む人に興味があって、突撃取材で話を聞くのが好きです。 取材を通して、ビールを楽しむシーンがもっと広がる楽しみを皆さんと共有できたら嬉しいです。

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