[イベント]2011.4.29

4月23日はドイツビールの日・イベントレポート

イベントレポートドイツビールビール純粋令

4月23日、東京・虎ノ門の「フォレスタ虎ノ門内森カフェ」で、ドイツビールが楽しめるドイツ食品普及協会主催のイベント「4月23日はドイツビールの日」が開催された。あらかじめ申し込んだ350人限定の会。16時の開場を待ちきれない来場者が、雨の中会場前に列を作った。

ドイツのバイエルンで、「ビール純粋令」が交付されたのが1516年の4月23日。この日はドイツで「ドイツビールの日」とされており、「それを日本でも広めたいと思った」と、この会に協力したドイツ食品会社、(株)エルフェンの森本智子さんは語る。

「ドイツと言えばビールという認知はずいぶんされてきましたが、まだわからない方も多いのでは。地域ごとに気候にあった地ビールを楽しむのがドイツのスタイルであることを知ってほしいと思って企画しました。純粋令がいまのドイツビールにどう生かされているかといったところにも着目してほしいですね」

会場で提供されたビールは39銘柄。すべてボトルで用意されており、各自が好きなだけ注いで飲み比べができる。

会場は3つのセクションに分けられていた。「すっきりピルス・ヘレスコーナー」には、「ヴァールシュタイナー」「フッキング ヘル」「ラーデベルガー・ピルスナー」など10種類のピルスとヘルス。「香りも楽しもう アルト・ケルシュ・ヴァイスコーナー」には、「ツム ユーリゲアルト クラシック」「ドム ケルシュ」「アンデックス ヴァイスビア ヘル」など12種類のアルト、ケルシュ、ヴァイス。「濃いビール・変わり種ビールコーナー」には、「ケーニッヒ ルードヴィッヒ デュンケル」「ヴァイエンシュテファン コルビニアン」「シェッファーホーファー グレープフルーツ」など、15種類のデュンケルやボック、変わりヴァイスなどが用意されていた。

もっとも気に入った銘柄を投票できる企画もあり、会場では受付で渡されたビールリストにチェックマークを付けながら真剣な表情で飲み比べをしている人が多く見られた。

なお、当日の人気投票結果は以下のとおり:
1位:シェッファーホファー・グレープフルーツ
1位:アルピルスバッハ・ヘフェヴァイスビア
3位:フッキング・ヘル
4位:シュレンケルラ・ラオホ・メルツェン
4位:ドムケルシュ

「ビールは一番笑顔が似合うお酒。ドイツビールのスタイルは、日本のメーカーも見習っているところが多い。4月23日はその原点であるドイツビールの記念日だから、この日に笑顔をもたらすお酒を笑顔で楽しんでもらいたい、そのひと言に尽きます」

今回のイベントに協力した小林努(こばつ)さんに今回のイベントの主旨を聞いたところ、このような返事が帰ってきた。小林さんは先月、勤めていた会社を退職。現在、インポーター「Kobatsu Trading」を立ち上げるべく準備を進めている。これまではmixiのコミュニティでイベントを企画し集客してきたが、今回はTwitterやFacebook、フライヤーなどで広く人を集めた初めてのイベントだ。

小林さんは、今回のイベントでドイツビールの幅広さ、奥深さを伝えたかったという。イベントではドイツビールのスタイルについて説明も行った。近いスタイルで飲み比べをしてもらえたらそれが伝わるだろうかと、醸造所ごとでなくスタイル別にビールをカテゴリ分けしたのも、ビールの味わいをより楽しんでほしいという気持ちの表れだ。

企画時の集客目標は250名だったが、それを遙かに超える問い合わせがあった。今回は350名で打ち切ったが、キャンセル待ちも多数あった状態だ。

「今年開催した中での課題や反省点も踏まえながら、来年もやりたい。2日制にするとか、もっと規模を広げてみたいです」(森本さん)。今回のイベントの成功は、「4月23日のイベントを定例化したい」という小林さんの言葉が近い将来実現することを匂わせていた。■


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この記事を書いたひと

野田 幾子

ビアジャーナリスト/ビアアンバサダー

94年にベルギービール、96年に国産地ビールの美味しさに目ざめ、ビアアンバサダー活動を開始。2007年にビアバー・ビアパブムック『極上のビールを飲もう!』(エンターブレイン刊)の全体構成、執筆、編集を皮切りに、ほぼ毎年シリーズを刊行。雑誌でのクラフトビール特集の執筆/監修、共著、講習、イベント企画など多数。
食のキュレーションサイト「ippin」でクラフトビールキュレーターを務める。
http://r.gnavi.co.jp/ippin/curator/nodaikuko/

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