[イベント]2010.9.2

まずはアメリカのビール団体の話

アメリカのビール中心で堅い話は抜き!
って決めてたのになんとなく今回はビールより団体の話になりそう。
American Craft Beerの世界に興味が湧いて色々飲んだり、本を読んだりすると必ず
出てくる名前がある。Charlie Papazian。
彼は簡単に言うと、近代アメリカビールのお父様?的存在。
ブルワリーのオーナーとかそういう人ではないんですが何十年も前からホームブリュー
を世間に広めた人物。ホームブリューとは自宅でビールを醸造する事。

アメリカでも初めからホームブリューが許されていた訳ではなくほとんどの州で違法だった。
そんな時代にどんどん情報公開、政治家に接触、ホームブリュー団体の設立、等々
をやってきた人物。未だに自宅ビール製造が違法な州は5?つ程ある。

そんなCharlieが起こした団体がどんどん大きくなって他の団体とくっついたりして
出来た団体が『Brewers Association』略してBA。

何やる団体なの?ビールなんて飲んでりゃいいんじゃないの?
正しい!!ビールは飲んでりゃいいのです!
でも、まあ、作ってる側からしてみると色々と大人の事情と世界があってただ作ってると
色々と体制側から不都合な制約を押し付けられたりする訳です。

誰でも自分に不利益になるルールは嫌いでしょ?昔の校則とか?
そんな物とかとも戦う団体でもあります。でも一番の仕事は、
『みんなで楽しくビール飲もうよ!出来たら勉強もしちゃおうよ!』
とビールを紹介する団体。

日本でも良く騒がれてる世界で一番大きなビールコンペ、
『World Beer Cup』2年に一回開催。もここが主催。
もの凄い規模のブルワリーとビールの種類が集まるビアフェス、
『Great American Beer Festival』略して、GABF,毎年開催、もここが開催。
世界中のブルワー、道具屋、原料屋(モルト、ホップ)が集まるイベント
『Craft Brewers Conference』略してCBC、毎年開催。もそうです。

今後JBJAもBrewers Associationと協力してビールを幅広く広げて行きたいです。

今年の4月、ChicagoのCBCにて。左:Bobさん、右:Charlieさん
この2人が偉い人達です。見かけたら仲良くしましょう。

アメリカンビールは常にこれを書いてる私の店、
渋谷Craftheadsでお試し頂けます。
http://craftheads.jp/
詳しい話はカウンターで!!

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

(一社)日本ビアジャーナリスト協会 発信メディア一覧

ストップ!20歳未満者の飲酒・飲酒運転。お酒は楽しく適量で。
妊娠中・授乳期の飲酒はやめましょう。