[テイスティング,ブルワー,新商品情報]2022.7.14

~暑い夏にピッタリのビール~ 「ベアレン イーハトーブの海」7月7日から今年も販売開始!

暖かく湿った空気を持つ太平洋高気圧に支配され、気温が高いだけではなく湿度が高く蒸し暑い日本の夏。今年は早くから太平洋高気圧が勢力を広げ、九州から東北南部にかけては、記録的に早い梅雨明けとなっています。東北北部はまだ梅雨明けしていませんが、暑さを感じる日もかなり多くなっています。
ベアレン醸造所(岩手県盛岡市)は、そんな夏にぴったりのビール「ベアレン イーハトーブの海」を、今年も7月7日に数量限定で販売開始しました。今年で3度目の発売となるこの商品は、岩手県野田村で作られている「のだ塩」を使用し、すっきりとした口当たりの中に海のミネラルをほのかに感じられる味わいになっています。

*ベアレン醸造所提供

「ベアレン イーハトーブの海」の背景

日本財団「海と日本プロジェクト」

「ベアレン イーハトーブの海」は、日本財団「海と日本プロジェクト CHANGE FOR THE BLUE」事業の一環として製造しているビールです。ベアレン醸造所では、以前からSDGs14「海の豊さを守ろう」に則ってこのプロジェクトに参加し、三陸沿岸各地を支援する取り組みと商品開発に取り組んでいます。

ビール造りにとって水は必要不可欠であり、海洋保全は私たちが取り組むべき課題だと考えます。ベアレンでは『イーハトーブの海』の販売を通じて、海の「現状」を知り、そして「未来」を考えるきっかけづくりを行っていきます。
(プレスリリースより)

イーハトーブとは、岩手県出身の詩人であり童話作家でもある宮沢賢治による造語で、郷土岩手を「理想郷」と表現した言葉です。そのイーハトーブの象徴ともいえる綺麗な海を守っていこうという思いが「ベアレン イーハトーブの海」には込められています。

のだ塩

使用している原料の大きな特徴は、2011 年の東日本大震災以降、イベントを通じてベアレン醸造所と交流のある岩手県沿岸の野田村で作られている海塩「のだ塩」を使用していることです。
野田村では江戸時代から塩作りが盛んで、生産された塩は、牛の背につけて北上山地を越えて雫石や盛岡近郊に運ばれ、穀物と交換されていました。

現在ののだ塩も、野田村の海から汲み上げた海水から、伝統的な製法(直煮製法)により約4日間煮詰めて作られる自然海水塩。一般的な食塩よりも味に奥行きがあり、ミネラルが豊富でまろやかな味わいが特徴です。
通常の塩としての販売以外にも、のだ塩を使った製品のバリエーションも豊富。なかでも私がお勧めしたいのは、燻製塩の「薫海」、「のだ塩あめ」、そして現地で食べられる「のだ塩ソフトクリーム」です。

ラベルデザイン

クマとクジラ

今年で3度目の発売となる「ベアレン イーハトーブの海」。ラベルデザインは過去2年同様、盛岡市在住のデザイナー佐藤未南子さんによるもので、今年はベアレン醸造所を象徴するクマがクジラと一緒に泳ぐ様子が描かれ、海洋生物が安心して暮らせる海をイメージしたデザインとなっています。背後には、沿岸の普代村にある陸中黒埼灯台、手前には岩手の美しい海がはぐくむわかめもさりげなく載っています。

*ベアレン醸造所提供

クジラと岩手県沿岸の山田町

ラベルでひときわ目立つクジラ。岩手県沿岸にある山田町では、捕鯨が始まった1949年から商業捕鯨禁止となる1987年まで、クジラが町を支える重要な産業のひとつでした。
その後、クジラを通じて彼らが住む三陸の海、そして海を育てる豊かな自然環境について知ることをテーマにした「鯨と海の科学館」が1992年に開館。世界最大17.6mのマッコウクジラの骨格標本を始め、クジラの種類、生態などが詳しく展示されています。さらに、三陸の漁や、深海の生物、磯の生物を紹介するコーナーもあります。
建物の上から下へとテーマごとに展示がされており、海中へと散歩するような気分で展示を楽しめる見ごたえのある科学館。こちらも、機会があればぜひお立ち寄りください。


鯨と海の科学館
岩手県下閉伊郡山田町船越7-50-1
 ・三陸沿岸道路 山田南ICから車で約5分
 ・三陸鉄道リアス線 岩手船越駅から徒歩で約10分
開館時間:9:00〜17:00
休館日:火曜日(祝日の場合はその翌平日休)

実際に飲んでみました

樽生を飲むことが出来る、盛岡市内のベアレン醸造所の直営店でさっそく飲んできました。

スッキリとした口当たり。スタイルとしては「ソルティラガー」ですが、塩分は主張しすぎずほのかに感じるぐらいの印象。特に暑いときには飲みたくなる味わいで、これからの季節にピッタリのビールだと思います。
三陸の海塩が使われているので、一緒に合わせるお料理はやはり魚介類がお勧めです。いろいろと試してみてくださいね。

商品概要

〇原材料:麦芽、ホップ、食塩
〇スタイル:ソルティラガー
〇アルコール度数:5.0%
〇希望小売価格:427円(350ml・税込)

主な販売先は、北山工場直売所、県内スーパーおよび百貨店、県内外酒販店、アンテナショップなどになります。お近くて手に入りにくい場合は、ベアレンWebショップでも取り扱いがありますのでご利用ください。

株式会社ベアレン醸造所
〒020-0061 岩手県盛岡市北山1丁目3-31
問い合わせ:info@bearen.jp
webショップ本店 https://baeren.jp/

のだ塩イーハトーブの海ベアレン醸造所岩手鯨と海の科学館

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

(一社)日本ビアジャーナリスト協会 発信メディア一覧

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この記事を書いたひと

きただ ともこ

ビアジャーナリスト

ビールと旅と野球観戦が大好きです。
主に、ビールがどんな土地で造られてどんな感じで飲まれているかに関心があり、気になるビールが出来るとその地元を訪ねたくなります。日本全国たまには海外にも足を運び、特に国内は岩手、海外は韓国のクラフトビールに注目してきました。
ビール好きがきっかけで岩手にどっぷりはまり、2019年4月から岩手沿岸の仮設住宅に住みながらの仕事を経験。現在も岩手に拠点を置き、得た情報を実際にこの目で確かめながら、岩手中心に東北地方のビール事情を発信してきました。最近は、日本語での情報が少ない韓国のビールについても、現地に足を運んで手に入れた情報をもとに記事にしています。

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