[コラム,テイスティング]2023.1.25

【季節のお菓子とビールで愉しむ】1〜2月 ルーネベリタルト

ビール好きの皆さま、甘いものはお好きですか?私は甘辛両刀です。
お酒とお菓子は合わないと思われる方もいらっしゃると思いますが、そんなことはありません。

ティータイムや夜更けなどほっと一息入れたい時に甘いものとビールを愉しんでいただけたらと思い、季節のお菓子のレシピと共にペアリングをご紹介します。

1〜2月のお菓子:ルーネベリタルト(フィンランド)

ルーネベリタルトとは

ルーネベリタルト(Runebergingintorttu)は、フィンランド国歌を作詞した詩人ユーハン・ルードヴィーグ・ルーネベリにちなんで名づけられたカップケーキです。
フィンランドではルーネベリの誕生日である2月5日に食べる習わしで、1月に入ると販売を開始し2月5日を過ぎたら店頭から消えてしまいます。

砕いたジンジャークッキーを材料に用いて筒型に焼き、ラズベリージャムと粉糖のアイシングでデコレーションするのがお決まりです。

材料(径43mmマフィン型8個分)

<ケーキ生地>
ジンジャークッキー 70g
バター 100g(室温または低ワットのレンジにかけて柔らかくしておく)
砂糖 50g
卵 1個
牛乳 大さじ2
薄力粉 80g
アーモンド粉 65g
カルダモン(パウダー) 少々
ラズベリージャム 大さじ1

<シロップ>
水 50ml
砂糖 20g
ラム酒 大さじ1/2

<デコレーション>
ラズベリージャム 適量
粉糖 大さじ3
水またはレモン汁 小さじ1/2

作り方

  1. シロップの材料を小鍋に入れ火にかけて、砂糖が溶けたら火を止めて冷ます。
  2. ジンジャークッキーを厚手のビニール袋に入れ、麺棒などで砕いて粉状にする。
  3. バターをボウルに入れゴムべらで空気を含ませるようにかきたて、白っぽくクリーム状になったら砂糖を加えすり混ぜる。
  4. 卵を溶き、ボウルに少しずつ加え混ぜる。牛乳も加えてさらに混ぜる。
  5. 小麦粉、砕いたジンジャークッキー、アーモンド粉をボールに順にふるい入れ、練らないようにさっくりと混ぜる。
  6. カルダモンを加えて混ぜる。
  7. 生地をマフィン型半分くらいまで入れていく。キッチンスケールで計りながら生地を入れていくとわかりやすい。重さは約30gが目安。
  8. 水で濡らした指で中心に窪みを作り、ラズベリージャムを小さじ1/2くらいずつ入れ、さらに生地を入れる。合計60gくらい。
  9. 200℃に予熱したオーブンで15分から20分焼く。
  10. 竹串で中心を差してみて生地がつかなかったら焼きあがり。型のまま粗熱が取れるまで冷ます。
  11. 冷めたら型から取り出して、刷毛で1のシロップを全体に塗る。しっとりするまでひたひたに染み込ませ、底面を上にひっくり返し、シロップを馴染ませる。
  12. デコレーション用の粉糖に少しずつ水またはレモン汁を入れ、アイシングを作る。まず分量の半分くらいを混ぜ、その後は1滴ずつ加えていく。
    いっぺんに水分を加えると柔らかくなりすぎるので注意。
  13. コップや湯呑みに絞り出し袋をかぶせ、アイシングを詰める。
    11のタルトの上面(焼き上がったときの底面)に丸を描いていく。
  14. 丸の中にラズベリージャムを乗せて、完成。

ペアリング

ルーネベリタルトは甘いものが大好きなルーネベリが奥さんにリクエストして作ってもらったお菓子。
今回のレシピは現地の約半分サイズにしていますが、それでも十分甘いです。
さて、どんなビールと合わせましょうか。

アサヒ ヨルビール

フィンランドは個人のコーヒー消費量が世界No.1です。
しかも甘いものとコーヒーの風味が合わないわけはない、ということで「アサヒ ヨルビール」を合わせてみました。

まずビールを一口。飲み込んだ瞬間エスプレッソの香りが鼻の奥に広がります。
次にルーネベリタルトを口に入れてからビールを飲むと、甘さと柔らかい苦味がよく調和します。
ラズベリージャムの部分は、フルーツの酸味が強調されてまた異なる味わいです。

ヨルビール開発のコンセプトどおり、夜のお楽しみとして良い組み合わせだと感じました。

ライティラン クッコ トゥイマ(Laitilan Kukko Tuima)

次に試したのは、フィンランドのビールです。ライティラン社は今やフィンランドで4番目に大きな醸造所ということです。

トゥイマはドッペルボックスタイルのストロングビールです。まず口に含むと針葉樹のような香りを感じました。
タルトと一緒に飲むと、強いモルト感が甘く蜂蜜のようにマッチします。ジャム部分はビールによって果物感がさらに強まるようでした。

この時期午後3時くらいには暗くなるフィンランドを思い、遅めのティータイムとして愉しみたいなと思いました。

いかがでしたでしょうか?
それではみなさま、よきビールライフをお過ごしください!

お菓子ペアリングルーネベリタルトレシピ
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※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

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この記事を書いたひと

ヤマモト ニコ(山本 恭子)

ビアジャーナリスト/2級ファイナンシャル・プランニング技能士/AFP

東京都生まれ、埼玉県育ち、神奈川県在住。
外資系金融会社に勤務し研修企画や講師を担当しながら、二足めの草鞋を履こうとしています。

サウナ・スパ健康アドバイザーの資格も持っているサウナ好き。
サウナ後のビールを美味しく飲むために、経済と健康を考えていきます。

落語、能、歌舞伎といった古典芸能も好きで、上野、池袋、隼町、千駄ヶ谷などに出没。
早く寄席での飲食が解禁されますようにと願っています。

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