芳醇な誘惑。Bourbon Barrel Aged Shadowplayとリンツのチョコレート、秋の夜に訪れる至福のペアリング【JBJAChannel】
ビールに愛された皆さまへ。
秋が深まり、夜の時間が少し長く感じられるこの季節。
今回のJBJAChannelでは、伊勢角屋麦酒のBourbon Barrel Aged Shadowplay(バーボン バレル エイジド シャドウプレイ)を取り上げました。
そのリッチな香りと味わいに魅了され、リンツのチョコレートと合わせて楽しんでみたところ――まさに“秋の夜に浸りたいペアリング”が生まれました。
目次
◆ バーボン樽がもたらす、芳醇で深みのあるリッチな世界

グラスを傾けた瞬間に広がる、コク深く、甘いココナッツなどのアロマが広がります。
一口含むと、まず感じるのは柔らかく上品な甘さ。
しかしその奥に、心地よい酸と焙煎モルトの苦味が絶妙に重なり、味わい全体を引き締めています。
ココナッツやバニラ、バーボンウイスキーを思わせる甘やかなフレーバーに加え、
ラム酒や濃口醤油のような熟成感も漂い、重層的で奥行きのある味わいが続きます。
濃厚な旨味と、ハイアルコールの飲みごたえ。
まるで、音楽のハーモニーのように甘味・苦味・酸味が溶け合う――まさに「Shadowplay=影の舞」という名にふさわしい、深い余韻です。
◆ トンカ豆という秘密の香り ― フランス人が愛する芳香
このビールの香りの背景には、「トンカ豆(Tonka Bean)」という素材が使われています。
あまりなじみのない、この材料はフランスではデザートや香水にもよく用いられる香料で、
バニラ・アーモンド・シナモンを思わせる濃厚でエキゾチックな香りが特徴のようです。
ココナッツやバナナという香りはすぐ感じ取れるのですが、なじみのないこの「トンカ豆」が加わることで、Shadowplayの芳香に独特の深みと甘い魔性のニュアンスが生まれています。
トンカ豆…単体でどんな香りなのか、
今後、JBJAChannelでもトンカ豆について掘り下げる回を設けたいと思います。
◆ チョコレートとのペアリング ― 甘味のバランスで変わる印象

今回合わせたのは、リンツのチョコレート。
ミルクチョコを合わせるとビールのアルコール感が強調されてしまう一方で、
塩キャラメル味やヘーゼルナッツ味では見事に調和。
ナッツの香ばしさやキャラメルの塩気が、ビールの甘みと熟成香を引き立て、
まるで高級デザートのような余韻が広がります。
一口ごとに世界が変わる――まさに大人のためのペアリング体験です。
◆ 秋の夜長に。静かな時間とともに味わいたい一本
「Bourbon Barrel Aged Shadowplay」は、まさに“秋の夜に静かに飲みたいビール”。
香りを愉しみながら、ゆっくりと温度の変化で味わいの層を感じてください。
なお、伊勢角屋麦酒では新たな樽熟成シリーズ
「Barrel Aged Interzone(インターゾーン)」も登場しています。
この系譜の進化を感じながら、注目したいですね。
動画でも楽しくご紹介!是非ご覧くださいね。
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。







