[ビアバー]2015.1.5

出かけてみました~九品仏・カフェ.メゾンドケー.

ベルギービール

外観

ここは本当にベルギービールの店なのか? 洋菓子店に申し訳程度にフルーツビールを置いてあるだけじゃないのか? ドアを開けた瞬間、そう思い激しく後悔した。なぜなら目に飛び込んできたのがシュトーレンやケーキのショーケースだったからだ。

左下にビアバーの痕跡を感じないわけではない…

左下にビアバーの痕跡を感じないわけではない…

そもそも、白を基調とした外観も不安を掻き立てる。しかし、そのショーケースの右手には10種を優に超えるクリスマスビール。

自然に頬が緩んでも仕方のないラインナップ

自然に頬が緩んでも仕方のないラインナップ

ガチな感じのやつばっかりじゃん、とニヤリとしながらカウンターに陣取る。「うち、基本的に生は二種類なんですよ。」と先制攻撃を喰らわされる。なんでも3つあるタップは常設のエーデルピルスとゲストのベルギービール、それも週に一度のペースで樽が交換されているのだという。(もう一つはスタウト用の為、常に繋いでいるわけではないとか。)

店は16席、決して広くはないというのに大きな冷蔵庫が2つもあり、威圧感を放っている。中のビールは綺麗に並んでいるようには見えるが、よく見ると王冠の色がまちまちだ。

手前のビールを取ると違う種類のビールが顔を出す

手前のビールを取ると違う種類のビールが顔を出す

一種類をほんの数本しか冷やさないことで160種類以上のビールを冷やす場所を確保している。いわば苦肉の策とのことだ。しかもその2つの冷蔵庫の他にカウンター下にはワインセラー、椅子の座面下に保管してあるものまで。この状況でビールをジャケ買いしたい場合、どうするか? 客は冷蔵庫の奥のビールを見るためにチューチュートレインを踊ることになる。狭い店内でチューチュートレインを踊りたくなる場所は三か所、オーナーにどんなビールが飲みたいかを相談する方がスマートだと気が付いたのは二度ほどチューチュートレインを踊った後だった。

「メニューに載せていない、個人的に寝かせているビールもありますよ、去年とか一昨年とかのクリスマスビールも。」しれっとしてお菓子を作りながらそう言うオーナーは元パティシエである。

店内には時折甘い香りが漂う

店内には時折甘い香りが漂う

パティシエから雇われ店長という立場に変わった頃、大いなる矛盾に悩んだ。売り上げは店長の責任というのに、どんなビールを出すかなどメニューの決定権はない。忙しいわりに収入に反映されることも無く、独立を決意するのにそう時間は必要なかった。今ではオーナー兼シェフとしてこだわりを貫いている。料理はもちろん食材からこだわっている。千葉で有機栽培第一号として認定された農家さんから野菜を取り寄せ、魚は小田原からその日とれたものが入荷される。そのため、メニューは日によって変わり、黒板は常に書き替えられている。

ある意味、ビールも料理も一期一会

ある意味、ビールも料理も一期一会

意外なことに一押しのデザートは塩か砂糖で味を付けたプレーンなクレープだという。毎日3本はテイスティングしてビールの状態を確かめたり、勉強したりしているというオーナーは本質で勝負する、というタイプなのだろう。通いたい店がまた一つ増えた。

 

【カフェ.メゾンドケー.】

■住所 東京都世田谷区奥沢6-11-7 田園コーポラス1F

■電話番号 03-6432-1515

■定休日 毎週木曜日・第一水曜日(営業時間は曜日によって違うため、要問合せ)

■アクセス 東急大井町線 九品仏駅 改札を出て右方向へ徒歩3分

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川端 ジェーン

この記事を書いたひと

川端 ジェーン

ビアジャーナリスト

ベルギービールをこよなく愛しています。笑顔でビールを酌み交わせば世界平和は実現すると考えています。ビールが好きすぎてたまに他人と知人の境目がなくなってしまいます。ビールの美味しいお店で見ず知らずの人に話しかけていたら、それは私かもしれません。

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