[イベント]2011.9.12

ビールとフードのペアリング in 広島

9/4(日)に広島でおこなわれた「地ビールフェスタ in ひろしま 2011」の会場で、ビールと料理のペアリング講座を開催した。
会場に出展している7つのフードブースから各1品を選び、それに合うビールを選ぶという内容である。

当日、私は、東京発午前6時30分の新幹線に乗り、広島駅に10時30分到着。さら路面電車に15分ほど揺られ、デパートの人混みをすり抜け、会場入りした。
時計の針はすでに11時を回っていた。
ペアリング講座自体は午後2時30分からだが、正午に開場すると会場は人でいっぱいになり、試飲ビールや試食フードをもらいに行ける状態ではないだろうと予測される。

ペアリングを決めるまでに残された時間は1時間を切っている。

フードは、今日初めて見るものばかりである。
各フードブースをまわり、それぞれ「これ美味しそうだなぁ」と思うものを選ぶ。
7種類のフーズを食べてみる。
そして、それぞれに合うビールを思い浮かべる。
限定醸造などで飲んだことのないビールは、ブースに走り、試飲させてもらう。
ここは時間との勝負。フードとビールの味の要素を分析して記憶する。

そして、具体的にペアリングを考えていく。ここが大変であり面白い作業である。
まず、「このフードには**ビール、○○ビール、△△ビールが合う」といったいくつかの組み合わせが思い浮かぶ。
それを「なるべく、ビール・スタイルが同じにならないよう」に調整しつつ、1つに絞る。全部のフードに「ペールエールが合いますよぉ」ではつまらないから。
野球のピッチングで言えば、適度に球を散らすという感じだ。(そっちのたとえのほうがわかりにくい?)

さらに「どの順番でペアリングを楽しむか?」を考える。
配球である。直球から入って変化球でいくか? 内角高めをえぐって、外角低めに落とすか?(さらにかえってわかりにくい?)

まるで立体パズルのようである。
いや、立体に時間軸が加わる4次元の世界だ。ほとんど迷宮と言える。
そこに答えはないのかもしれないが、出来るだけ綺麗な形になるようにまとめ上げる。

2時30分。ペアリング講座が始まる。
皆さんと一緒にフードとビールを楽しむ。
プレーボール。まずは第1球、そして2球…。
真ん中の直球ばかり投げていても退屈だろうが、外角低めに落としすぎて暴投になっては元も子もない。
今日の投球はみんなが納得のいくストライクになっているだろうか?
ドキドキしつつワクワクする。

ビールとフードのペアリングは実に楽しい。

ちなみに、今回のペアリングは以下の通り。

RURAL CAPRINE FARM の「山羊のチーズ」に吉備土手下麦酒の「カモミールの風」
●ENZOの「砂ずりと鶏レバーのリエット」に松江地ビールビアへるんの「宍道湖MOON蜂蜜ヴァイツェンボック」
山人(さんと)の「さんまの燻製」に富士桜高原麦酒の「さくらボック」
わさびの「牛肉の地ビール煮込み」に梅錦の「ボック」
大山ハムの「ソーセージ」に門司港地ビール工房の「ヴァイツェン」
フード・シャトルの「牛肉トルネード」に牛久ブルワリーの「IPA」
ムッシムパネンの「グレープフルーツスティック」に箕面ビールの「W-IPA」

ちょっとボック系とIPA系が多かったかな? 

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001藤原 ヒロユキ

この記事を書いたひと

藤原 ヒロユキ

ビール評論家・イラストレーター

ビアジャーナリスト・ビール評論家・イラストレーター

1958年、大阪生まれ。大阪教育大学卒業後、中学教員を経てフリーのイラストレーターに。ビールを中心とした食文化に造詣が深く、日本ビアジャーナリスト協会代表として各種メディアで活躍中。ビールに関する各種資格を取得、国際ビアジャッジとしてワールドビアカップ、グレートアメリカンビアフェスティバル、チェコ・ターボルビアフェスなどの審査員も務める。日本外国特派員協会会員。ビアジャーナリストアカデミー学長。著書「知識ゼロからのビール入門」(幻冬舎刊)は台湾でも翻訳・出版されたベストセラー。近著「BEER HAND BOOK」(ステレオサウンド刊)、「ビールはゆっくり飲みなさい」(日経出版社)が大好評発売中。

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