[テイスティング]2012.4.17

2012年5月、コエドビール「伽羅-Kyara-」リニューアル!

5つのビールが全て海外でのビアコンペ受賞歴を持つ「COEDO ビール」の「伽羅-Kyara-」が5月にリニューアルする。

4/11(水)に大手町「東京ビアホール+ビアテラス14」でおこなわれたプレス向け試飲会に行ってきたが、以前よりさらに香りが増した「伽羅」は、「瑠璃」との差が明確に表現される味わいになっていた。

ホップは、白ブドウを思わせる香りのするネルソンソーヴィンが使われていて、実にかぐわしい。華やか印象を受ける。

 「コエドビール」には「瑠璃」、「伽羅」、「白」、「漆黒」、「紅赤」の5つのビールがある。
この中で、「瑠璃」と「伽羅」はやや近しいキャラクターだった。双子とは言わないが年子ぐらいの差だったと言える。それに対して、「白」、「漆黒」、「紅赤」の3つは明確な差異がある。

 「瑠璃」は今までの一般的なビール観をベースに置いたまま上質なビールを味わうというポジションであり、「伽羅」はその先に控えた3つの個性ある「白」、「漆黒」、「紅赤」への橋渡し的存在だったと考えられる。
 それは、クラフトビールがまだ一般的な消費者にとって未知なものであった時期には必要『「繋ぎ」だった。野球で言えば2番バッターが送りバントをする感覚と言える。

 しかし、クラフトビールが一般の消費者にもなじみが出てきた今、「伽羅」も「伽羅」なりに自分自身の持ち味を発揮する時期になったということである。
攻撃的2番バッターだ。バントはもちろんヒットエンドランもこなし、走塁も上手い。ツボにはまれば長打も打てる2番バッターの誕生である。
 攻撃的2番バッターのいるチームは、無敵である。打線に切れ目が無く実に強い。

 COEDOビールがさらに盤石なブルワリーになった気がする。


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001藤原 ヒロユキ

この記事を書いたひと

藤原 ヒロユキ

ビール評論家・イラストレーター

ビアジャーナリスト・ビール評論家・イラストレーター

1958年、大阪生まれ。大阪教育大学卒業後、中学教員を経てフリーのイラストレーターに。ビールを中心とした食文化に造詣が深く、日本ビアジャーナリスト協会代表として各種メディアで活躍中。ビールに関する各種資格を取得、国際ビアジャッジとしてワールドビアカップ、グレートアメリカンビアフェスティバル、チェコ・ターボルビアフェスなどの審査員も務める。日本外国特派員協会会員。ビアジャーナリストアカデミー学長。著書「知識ゼロからのビール入門」(幻冬舎刊)は台湾でも翻訳・出版されたベストセラー。近著「BEER HAND BOOK」(ステレオサウンド刊)、「ビールはゆっくり飲みなさい」(日経出版社)が大好評発売中。

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