[テイスティング]2010.11.12

ベーゲダル・ビール

BØGEDAL(ベーゲダル)ビール
(英語表記:BOEGEDAL)

デンマークの小さな村で年間3万本しか醸造されていない稀少ビール。
醸造過程で温度管理を行わず、ポンプ類も一切使わないという「古典的手法」によって造られている。
同じレシピで造られていても仕込みごとに味わいが変わる(温度管理などをおこなっていない)ため、銘柄名は“ロットナンバー”で表示される。
同じナンバーのロットは700本しかないという一期一会のビールである。

BOEGEDAL  No.214

濁りあるオレンジ色。
ホップの香りが華やかで、清々しくみずみずしい柑橘系フルーツを思わせる。
苦味も印象的で心地よい。
アルコール度数7.5%を感じさせない口当たりの良さ。

チキン料理、シーザースサラダ、オレンジタルト、コーン、アスパラガス、オリーブオイル、ゆず味噌、湯豆腐、ミモレットチーズ、ゴーダチーズなどに合う。

BOEGEDAL  No.217

色は非常に濃いマロンブラウン。
モルトの甘い香りとイーストの醸しだす芳醇な香りがバランスよく漂う。
こうばしい味わいとチョコレートやブラウンシュガーを連想させる甘味とともにオレンジ・フレーバーが顔を覗かせる。
フルボディでリッチな飲み応えが高い満足感を与えてくれる。
アルコール度数7.5%。

ローストビーフ、ジビエ料理、エビ・甲殻類、チョコレートムース、ブラウンソース、バルサミコ酢、赤味噌、すき焼き、スモークチーズ、ブルーチーズなどに合う。

輸入元 Jena
成城石井、目白田中屋、ビアハウスKEN、すがや、輸入酒のひららなどで販売だが在庫が無くなりしだい終買。両方とも次の輸入を待つしかない。

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

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この記事を書いたひと

藤原 ヒロユキ

ビール評論家・イラストレーター

ビアジャーナリスト・ビール評論家・イラストレーター

1958年、大阪生まれ。大阪教育大学卒業後、中学教員を経てフリーのイラストレーターに。ビールを中心とした食文化に造詣が深く、一般社団法人日本ビアジャーナリスト協会代表として各種メディアで活躍中。ビールに関する各種資格を取得、国際ビアジャッジとしてワールドビアカップ、グレートアメリカンビアフェスティバル、チェコ・ターボルビアフェスなどの審査員も務める。ビアジャーナリストアカデミー学長。著書「知識ゼロからのビール入門」(幻冬舎刊)は台湾でも翻訳・出版されたベストセラー。近著「BEER HAND BOOK」(ステレオサウンド刊)、「ビールはゆっくり飲みなさい」(日経出版社)が大好評発売中。

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