[イベント]2013.4.11

第1回ジャパン・ブルワーズ・カップ6位入賞ビール発表。

4月6日(土)、7(日)に横浜大桟橋ホールでおこなわれた「第1回ジャパン・ブルワーズ・カップ」の6位入賞ビールが発表された。

このジャパン・ブルワーズ・カップの特長は

① 審査員はすべてブルワー(ビール醸造家)であるということ。
毎日、ビールを造り続けているプロの目が選ぶ審査会なのである。

② 審査員同士は一切ディスカッションはせず、個人の評価でランキングを決めていく。
審査員は目の前に並べられた複数のビールを各自テイスティングし、1番優れていると思うビールに1、2番目に2,3番目に3…とポイントをジャッジ・シートに記入していく。
そのポイントを集計して「最も少ない合計点のビールが1位」というわけだ。

③ 審査結果はすべて会場に貼りだされ公開される。
どの審査員がどのビールにどんな順位を付けたか? 
どのビールが何ポイントを獲得したか? まですべてが公開される。

というものである。
非常に興味深いシステムだ。

このような方法で選出されたビールは、以下のとおりである。

ペールエール部門:エントリービール数24
1位. ビクトリー・ブルーイング(アメリカ)ヘッドウォーター・ペールエール  
   輸入元 AQベボリューション
2位. のぼりべつ鬼伝説 金鬼ペールエール 
3位. レフトハンドブルーイング(アメリカ)ストレンジャー・ペールエール 
   輸入元 AQベボリューション
4位. カールストラウス・ブルーイング(アメリカ) ペールエール 
   輸入元ナガノトレーディング
5位. オラホビール ペールエール 
6位. BAY BREWING YOKOHAMA  シトラスアタック 

ウィート(小麦)ビール部門:エントリービール数25
1位.多摩の恵み ヴァイツェン
2位.御殿場高原ビール ヴァイツェンボック
3位.のぼりべつ鬼伝説 アメリカンバーレーウィートエール
4位.ヘリオス酒造 青い空と海のビール
5位.ヤッホーブルーイング 水曜日のネコ(無濾過)
6位.呉ビール 海軍さんのヴァイツェン


ウィート部門の表彰式


真剣な審査風景。
当日は一般見学者の入場や写真撮影も自由におこなわれ、開放的な審査会だった。

なお、このコンペとともに行われたフェスティバルには多くのビール・ファンが訪れ、決勝進出ビールを含めた70種類以上のビールを楽しんでいた。
会場は海が見える、横浜らしい絶好のロケーションで、室内にもかかわらず開放的なムードだった。

今後も、このようなイベントが増えることを願っている。楽しみである。

日本ビアジャーナリスト協会 フェイスブック
http://www.facebook.com/JBJA.jp
上のURLをポチッとして、開いたJBJAページの右上にある「いいね」をポチッとしてくださいね。
よろしくお願いします!!


ビアジャーナリストアカデミ3期生募集中。詳しくは『こちら』でご覧いただけます。

ビアジャーナリストアカデミ卒業生や2期生の声、その後の活躍は
JBJAフェイスブックでもご覧いただけます。

ビアジャーナリストアカデミーについて、よくある質問は『こちら』でご覧いただけます。

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

(一社)日本ビアジャーナリスト協会 発信メディア一覧

アバター画像

この記事を書いたひと

藤原 ヒロユキ

ビール評論家・イラストレーター

ビアジャーナリスト・ビール評論家・イラストレーター

1958年、大阪生まれ。大阪教育大学卒業後、中学教員を経てフリーのイラストレーターに。ビールを中心とした食文化に造詣が深く、一般社団法人日本ビアジャーナリスト協会代表として各種メディアで活躍中。ビールに関する各種資格を取得、国際ビアジャッジとしてワールドビアカップ、グレートアメリカンビアフェスティバル、チェコ・ターボルビアフェスなどの審査員も務める。ビアジャーナリストアカデミー学長。著書「知識ゼロからのビール入門」(幻冬舎刊)は台湾でも翻訳・出版されたベストセラー。近著「BEER HAND BOOK」(ステレオサウンド刊)、「ビールはゆっくり飲みなさい」(日経出版社)が大好評発売中。

ストップ!20歳未満者の飲酒・飲酒運転。お酒は楽しく適量で。
妊娠中・授乳期の飲酒はやめましょう。