[イベント,テイスティング]2014.2.14

幻のカカオが香る贅沢な味わい、限定醸造「クリオロエール」

チョコレートビール横浜ビール

「素晴らしいビールが、最高の出会いとコラボレーションにより生まれました」
穏やかな空気に包まれた会場で、限定醸造「クリオロエール」の試飲会が行われた。

クリオロエールは、横浜元町の老舗レストラン霧笛楼と横浜ビールのコラボレーションにより造られたチョコレートエール。
最大の特徴は「幻のカカオ」と呼ばれるクリオロ種を
100%使用している点だ。
クリオロ種は高品質で苦みが少なく、豊かな香りで人々を虜にしてきた魅惑のカカオ。しかし栽培が難しく、育ちにくいため、カカオ生産量のたった5%しか達しない希少な品種なのだ。

※カカオの品種は他に、生産量の80%を占め苦みが強いが丈夫で育ちやすい
フォラステロ種。2つの掛け合わで主にブレンド用に利用される事が多いトリニタリオ種がある。

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クリオロエールに使われた「プラリュ」のクーベルチュール・チョコレートは、ピエール・エルメやラデュレ等の有名店、3つ星クラスのレストランで採用されている贅沢な一品。フランス・プラリュ社がマダガスカルの自社農園で栽培した良質のカカオ(クリオロ種)をクーベルチュールにしたものが投入されている。

実際にクリオロエールを飲んでみると、ほのかな酸味と穏やかな苦みの中で、後からカカオの芳醇な香りが追いかけてくる。すっきりとした味わいは料理との相性も良いだろう。

試飲会では、霧笛楼総料理長による、クリオロエールとのペアリングのために考案されたフードが用意された。

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普段から自他共に認める、ビール好きだという総料理長。全体的にスパイシーな料理が仕立てられた。ほのかな甘さと酸味、スパイシーさが合わさり、口の中で豊かな余韻とアクセントが生まれる。
(上)写真はオリーブとアンチョビのトマト煮

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(左)ソーセージとレンズ豆の煮込み カレーのスパイスの元、クミン、ターメリックが入っている。
(右)オールスパイスと塩漬けのローストポーク

さて、冒頭での挨拶で、クリオロエールはコラボレーションによって誕生したビールとあった。これは、霧笛楼を手がける鈴音、横浜ビール、そしてフレンチF&Bジャパンが輸入するプラリュのクーベルチュールと出会わなければ生まれる事のなかったビールだ。

地元横浜を愛する者同士、人と人とのつながり、素晴らしい食材との出会い。そこから生まれた喜びが笑顔の会見から伺えた。

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(左)横浜ビール 代表取締役社長 太田 久士氏(中央)鈴音 代表取締役 鈴木信晴(右)フレンチF&Bジャパン フランク ドゥクロメニル氏

「横浜を伝える1つとして成長していけるビールに育ってほしい」(太田氏)
直営レストラン「驛(うまや)の食卓」でも、地元横浜で造るビールを、地元の食材とともに、地元の方々へというコンセプトの元営業していると語る太田氏。地域への想いが詰まっている。

「地元横浜で素晴らしいクラフトビールを造る横浜ビール、いつも最高のチョコレートを紹介してくれるフランク。出会いが1つの形になった」(鈴木氏)

「横浜はもちろんだけど、フランス国内でも販売したい」(フランク氏)
ショコラティエとしてフランスのダロワイヨ等で活躍していたフランク氏は、メゾンドショコラの立ち上げのため来日。
日本でのチョコレート製造も考えていたが、当時日本ではまだパリの有名店で使っているような品質の材料が揃わず、自身が材料の輸入を開始したという経緯を持つ。

そしてこの誕生を支えた陰の立役者。横浜ビール醸造長は食材の風味を生かすビール造りであった事を語った。

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横浜ビール 醸造長 五條芳範氏

「黒いビールには通常5〜10%ほど、焙煎した黒い麦芽を使うが、今回は少なめ。
贅沢なクリオロの味わいを生かしたい という思いから、なるべく焦がしたような香りやコーヒーのような香りを抑えるようにした。
ビールとしては前回と比べすっきりしているが、風味が良く出ていると思う」(五條氏)

原料に使われているクーベルチュールチョコレートを食べてみると、噛むほどに香りが口の中で華やかに開き、甘み、酸味と苦みの絶妙なバランスでいつまでも食べ続けたくなる。クリオロエールも同様の感覚で風味が素晴らしく、ずっと飲んでいたくなる味わいだ。

想いの詰まったクリオロエールは、バレンタインデーはもちろんだが、贅沢なゆっくりとした日常の時間の中でも味わいたいビールだ。

2/13の22時頃に確認した時点で、横浜ビール直営店の「驛の食卓」では、クリオロエールの樽がつながっていた。瓶での販売は、残りわずか。
霧笛楼のショップでも瓶での販売が、残りわずかとのこと。霧笛楼オンラインショップでも売り切れ次第終了。
他、一部横浜市内の百貨店で取り扱いあり。

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クリオロエール 5.5%
原材料:麦芽、ホップ、糖類、カカオマス、香料
580
円(税抜) 330ml

 


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この記事を書いたひと

福岡 もも花

ビアジャーナリスト

旅やインテリアに関するしごとに関わり、クラフトビールとの関連でご紹介していきたいと思います。 ビールはツアコン時代のチェコ・ドイツ・ベルギー・ニュージーランド等各国での出会いで惹かれ、 現在は日常の中で味わう日本や海外のクラフトビールに日々喜びを感じています。Bean to Barチョコレートの魅力にもはまりつつある。

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