[テイスティング]2014.3.19

イタリア・デュカートが造る「セゾン」―ビアレポート(80)

イタリアセゾンデュカート

昼夜逆転することもある私です。

最近はそれほど多くはないですが、編集・執筆を生業としていると、昼夜逆転まではいかなくともかなり遅い時間まで仕事をしていることがあります。何を考えていたのか、18時からが本番! などと思っていた時期もありました。今はビールを飲むために早く仕事を切り上げるようになりましたが…。

さて、今回はイタリアのデュカート「セゾン」をご紹介。

Saison

Saison

デュカートは2007年にパルマ近郊で設立された醸造所。「BIA」シリーズなど日本でもよく見かけるようになったので、知っている人も多いのではないでしょうか。デュカート(ducato)の名前の由来は不明ですが、直訳すると「公国」。イタリアが統一されるまで、この地域はパルマ公国(Ducato di Parma)という国だったのですが、それが関係しているかどうか。

セゾンとはベルギー発祥のスタイルで、夏の農作業の合間に水分補給として飲んでいたものが起源。なので、もともとは低アルコールで、言ってみれば麦茶みたいなものでしょうか(そこまでアルコール度数は低くないですが)。ただ、そんな起源でありながらも、現在造られているセゾンは、アルコール度数が高めのものもあります。

この「セゾン」もアルコール度数6%で少々高め。私のような弱い人は、これを飲んで農作業は無理ですね。口に含むとさわやかな酸味が現れ、酵母由来のスパイシーさと柑橘系の風味も感じられます。そして軽い苦味とドライなフィニッシュ。洗練された味わいで、ラベルのイラストにぴったりな印象です。

ウェブサイトにあるこのビールの解説には、「仕事の長い一日が終わった後、日が完全に沈む前に家に帰ってバルコニーでアペタイザーを楽しむ。そんな時間を過ごす時に、セゾンを飲みたくなる」といったようなことが書いてあります。いかにもイタリアという感じですね。夕陽を見ながらバルコニーでビールを飲む時間。うらやましい。

日の長い夏でも、日が沈む前に帰ったことがほとんどない私がお伝えしました。

【BEER DATA】
セゾン(Saison)
生産地:イタリア
醸造所:デュカート
スタイル:セゾン
アルコール度数:6.0%


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この記事を書いたひと

富江 弘幸

ビアジャーナリスト

1975年東京生まれ。法政大学社会学部社会学科卒業。卒業後は出版社・編集プロダクションでライター・編集者として雑誌・書籍の制作に携わる。その後、中国留学を経て、英字新聞社ジャパンタイムズに勤務。現在は日本ビアジャーナリスト協会ウェブサイトや『ビール王国』などで記事を執筆するほか、ビアジャーナリストアカデミーの講師も務める。
著書:BEER CALENDAR』(ワイン王国)
連載:あなたのしらない、おいしいビール』(cakes)
執筆:ビール王国』(ワイン王国)、『日本のクラフトビール図鑑』『ビールの図鑑』(マイナビ)、『東京人』(都市出版)など

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