1995年、「発砲酒」と「地ビール(クラフトビール)」が揃ってスタートしました。
発泡酒はその後、第3のビール・新ジャンルと進化し、
地ビールは全国に200を越える醸造所が生まれ、
日本のビール観は大きく飛躍しました。
それにともない消費者は数多くのビールを体験し、ドイツやチェコはもちろんのこと、
ベルギーやイギリスやアイルランド、アメリカン・クラフトなど、
世界のビールへと興味は広がっています。
国内外のビールを集めたビアフェスティバルが全国各地で催され、
多くのビア・ファンが集まっています。
造り手(醸造者)と飲み手(消費者)は時代とともに進化し、育っています。
そんな中、その両者を繋ぐジャーナリストは何をしてきたでしょうか?
私は、造り手と飲み手の進歩にビア・ジャーナリズムが取り残されていると感じています。
多くのメディアが初夏にビール特集を組みますが、その内容は、
ビアガーデン情報や「ビールに合うピリ辛料理特集」などといったものが大半です。
また、個人のサイトやブログの中にはビールのスタイルも把握しないまま、
「このIPAは苦いので良くない」などと評したり、
ベルギービールをUSパイントグラスに注いだ画像とともに
「香りが弱い」といった酷評を掲載しています。
これらは思わぬ風評被害をもたらすことに繋がっています。
私達「伝え手」は「造り手」と「飲み手」の進化に追いつき、
その両者を公平かつ正確に、
責任を持って繋ぐ伝達者にならなければなりません。
そのためには何が必要なのか?
それは、『ビールに対する高い知識』を得、
『伝えるための能力』を高めることだと考えています。
『ビア・ジャーナリストとしての勉強を常に重ね、
オピニオンを発する責任を持ち続けること』
が必要だと考えています。
それを実践するために、
私達は「日本ビア・ジャーナリスト協会」を設立しました。
この会を通じて、ビールに関する情報を収集し、
醸造所やビア・フェスを取材し、
テイスティング会などの勉強会を重ね、
ビア・ジャーナリストとしてのスキルアップを心がけていきたいと考えています。
ビールのことをしっかり知り、しっかりと伝える。
それが私達の目標です。
そして、そのためには皆さんの御協力が必要です。
情報収集や勉強会に御協力いただき、
私達の発するオピニオンをお聞きいただければ幸いです。
なにとぞ、よろしくお願いいたします。
2010年7月
日本ビアジャーナリスト協会・会長 藤原ヒロユキ


























