[イベント,ブルワー]2016.9.2

【静岡県初】いよいよ明日!「静岡地ビール祭り」開催。お出かけ前に、一風変わったブルワリー紹介をお楽しみください

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明日、9月3日(土)~9月4日(日)、静岡市清水区「エスパルスドリームプラザ」で全国初となる「静岡地ビール祭り」が開催されます。初開催にして静岡県内のブルワリー10社、全国からも大御所10社が集う、なんとも豪華なイベント。以前こちらでも紹介いたしました。

開場設営も着々と進んでいます。

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日曜日のお天気が若干心配ですが、飲食スペースにはテントがあるのでご安心をください(晴れ男&晴れ女の皆さま、どうぞよろしくお願いします)

 


さて静岡地ビール祭りのFacebookページでは、イベントの詳細が随時アップされていますが、注目すべきはそのブルワリー紹介。

おそらく全国でもこの静岡地ビール祭りの中の人にしかできないと思われる、一風変わった……というか破天荒(普通の人なら偉い人に怒られるレベル)ながら、愛情たっぷりの内容です。せっかくなので、こちらに一覧でご紹介します。

まだブルワリーを知らない人はもちろんのこと、ビアファンも勉強(?)になる小ネタ満載。予備知識として是非ビールを飲みながらご覧ください。 ※FBページ投稿順

 

【反射炉ビヤ】<静岡県/伊豆の国市>

反射炉

 

世界遺産にも登録されて、連日多くの観光客で賑わう、伊豆・韮山、反射炉の目の前にある「蔵屋鳴沢」さんが造るクラフトビールです。かつては造り酒屋を営み、現在は製茶販売をされている「蔵屋鳴沢」さんでは、クラフトビール醸造所に隣接されたレストランがあり、出来立てのクラフトビールとこだわりの網焼き料理が堪能できます。

「太郎左衛門」「頼朝」「大吟醸政子」など、伊豆の歴史に深く関わりのある人物名が付いたクラフトビールの他にも、様々なビール酵母を駆使したユニークな限定ビールを常に醸造しており、楽しみにしているファンの方々も大勢いらっしゃいます。クラフトビール業界でもオタク君ブルワーの誉れ高い阿久沢健志氏の造る味わい深いビールの数々。ぜひお楽しみに。
ちなみに最近は出不精ブルワーの汚名返上中とか : D

 

【いわて蔵ビール】<岩手県/一関市>

いわて蔵

 

岩手県、といわず日本を代表するクラフトビールメーカーのひとつ「いわて蔵ビール」さん。昨年だけでも、国内の名だたる多くのビールコンテストにおいて金賞を含め10にも及ぶ受賞を誇り、今年アメリカで開催された世界最大のビールコンテスト「ワールドビアカップ」では「三陸牡蠣のスタウト」が部門銅メダルを獲得するなど、その美味しさは折り紙つき。最近は地元の山椒を使った「山椒エール」が「第2回世界に伝えたい日本のクラフトビール2016」で見事第1位に選出されるなど、まさに破竹の勢い : )

清酒「世嬉の一」を醸造する蔵元でもあり、現在社長として辣腕をふるう佐藤航氏がビールを造るきっかけとなったのは、前ブルーマスターの退職にともない前蔵元の「お前ビール造れ!」というひと言から。ご本人にとってすればまさに青天の霹靂 : O

その後勉強に勉強、努力に努力を重ね技術を磨き、現在の「いわて蔵ビール」を日本トップクラスのクラフトビールメーカーに育てあげました。
航くん、航さん、と誰からも親しまれるご本人の人柄に加え、造りだすビールの美味しさでどこへ行っても大人気のクラフトビールです。そして忘れちゃいけないのが、国内最大級の人気ビールイベント「全国地ビールフェスティバルin一関」の立役者でもあります「静岡地ビール祭り」もがんばらないと : )

 

【御殿場高原ビール】<静岡県/御殿場市>

御殿場高原

オープンから現在までに1,000万人を超える来場者数を誇る、静岡の人気スポットのひとつ「御殿場・時之栖」の敷地内には、「御殿場高原ビール」のブルワリーとレストランの他に、ホテル、温泉施設、サッカー場、美術館などが点在します。醸造の歴史は古く、規制緩和によって日本国内に地ビールブームが訪れた1995年、日本で9番目のクラフトビール会社として醸造をスタートしました。

本場ドイツのブラウマイスター直伝の実直な製法を守り、ドイツにこだわった数々のビールを醸造しているのは、醸造長の鮎沢昌史氏。ピルス、ヴァイツェン、シュバルツなどドイツで昔から親しまれているオーソドックスなビールの他にも、季節にあわせたシーズナル限定ビールがあります。

【スワンレイクビール】<新潟県/阿賀野市>

スワンレイク

「瓢湖屋敷の杜ブルワリー」という、実は長~い名前のブルワリーで醸造しているのが「スワンレイクビール」。これがまた名前の通り、とっても素敵な場所にあるんです。重厚感溢れる建築美を誇る、新潟の豪農”五十嵐邸”を有する5000坪の敷地に建つブルワリーレストランは、新潟でも大人気のウエディングレストランとして知られています。ここで生み出されるクラフトビールは、米どころ新潟ならではの「コシヒカリラガー」をはじめとして、名水と最良の材料をもちいた高品質のビールばかり。

パツ金ロン毛のグランジ野郎のブルーマスター本田龍二氏が造り出す数々のビールは、早くから高い評価を受け、国内外のコンペティションでの受賞歴は軽く100を超える鉄板の美味しさ。ワールドビアカップでは日本のクラフトビールメーカーとして初の金メダルを獲得するという快挙も成し遂げた、文字通り新潟から世界へ、の老舗メーカーです。

本田氏、以前より少しだけ髪が短いことが多いような気がするのは気のせい? : )

 

【DHCビール】<静岡県/御殿場市>

DHC

DHC?なんか聞いたことあるような…そうなんです、化粧品・健康食品で有名なあのDHCさんが造るクラフトビールです。1980年に化粧品製造販売を開始されたDHCさんはその後、通販、出版その他さまざまな部門に進出してゆかれ、2015年にDHCビールの営業が始まりました。

もともとは御殿場高原ビールさんのブルワリーのひとつだった米久さんの「森のビール工場」が現在DHCビールさんのブルワリーとなっています。富士山麓の清冽な伏流水を仕込み水にもちいて、ドイツの設備、そしてドイツ伝統の製法で醸造されたプレミアムなビールを造られています。ちなみに名の通った有名クラフトビールメーカーのOEMなどもバンバンされてたりするんですよね。

【サンクトガーレン】<神奈川県/厚木市>

サンクトガーレン

一般的には、日本のクラフトビール第一号は新潟県の「エチゴビール」さんとなっているのですが実は…
1994年のビール製造に関する小口醸造が認められる規制緩和以前に、日本国内でビールが造れないのならアメリカで造っちゃえと、1993年サンフランシスコにブルーパブをオープンさせ、造ったビールを日本に逆輸入をして日本のクラフトビールの歴史を切り開いた人物こそ、現サンクトガーレン社長でありブルーマスターでもある岩本伸久氏のお父上、故岩本光生氏でした。現在厚木のブルワリーで醸造されているのは、一般的に広く飲まれているラガーではなすべてエールというこだわり。オーソドックスなエールから大人気のフルーツエールまで、そのバラエティに富んだラインナップは高い評価を受け、これまでの受賞歴は書くのも大変なほど : )

開業当初よりファンの多いサンクトガーレンさんですが、その名を一躍世に知らしめたのが2006年のバレンタインデー向けに発売した「インペリアルチョコレートスタウト」。1週間で6千本を売り尽くした伝説のエールです。

こだわりを貫いてビールを造る岩本氏と、メディアにめっぽう強くビール販売を一手に引き受ける広報担当中川美希氏との抜群のコンビネーションは、クラフトビール業界最強のコンビではないかと : D

ちなみにサンクトガーレンという名前の由来は世界最古の修道院醸造所から。まさに日本のクラフトビールの父とも言える醸造所にはぴったりの名前ですよね。

【伊豆の国ビール】<静岡県/伊豆の国市>

伊豆の国

かつての「伊豆洋らんパーク」が新たにリニューアルされてオープンした「IZU・WORLD みんなのHawaiians」の中で造られるクラフトビールです。ビールの醸造開始は2010年と比較的新しいブルワリーですが、熟練のビール職人二人によって、定番の「ピルスナー」「ヴァイツェン」「スタウト」の3種類が造られています。バイキング形式のレストランでのビール飲み放題価格は驚異的なリーズナブルプライス : O

電車を乗り継いででも行く価値は大有りかと。フラガールの常磐ではありませんので、お間違えのないように : )

 

【アウトサイダー・ブルーイング】<山梨県/甲府市>

アウトサイダー

こちらも2013年開業と比較的新しいブルワリーですが、造っている人が石器時代からビール醸造に携わっているというある意味筋金入りのビールメーカーさんです。…もちろん日本のクラフトビールの石器時代ですけど : D

ブルーマスターの丹羽智氏といえば、多くのブルワーから慕われ頼りにされている、言ってみれば醸造学校の校長先生のごとき存在として知られています。もっともご本人は、一歩間違うと相当変わったおじさんにしか見られかねませんが : )

日本のクラフトビールがまだよちよち歩きの頃に、かつて在職してたブルワリーで、当時としてはとんでもなく高いアルコール度数の高アルコールビールを造ってみたり、なんと言っても世の中をあっと言わせたのが、ブルワリーのあった岐阜の山ん中で取ってきた自然の野生酵母で醸造したビールを商品化して販売したこと : O

日本では、自分で酵母捕まえてそのまま発酵に使うなんて事やって出来ちゃうの丹羽氏くらいですし、普通まっとうなブルワーはやろうなんて思いもしませんから : )))

現在のアウトサイダーでもときおり、奇妙奇天烈、でもとっても美味しいビールも造ったりしています。もちろん定番ビールの美味しさは言わずもがな。国内屈指のブルーマスターのビールをお楽しみに !

【風の谷のビール】<静岡県/函南町>

風の谷

まわりを山に囲まれた丹那盆地に位置する「酪農王国オラッチェ」さんの中にある、日本で最初にオーガニック認証を受けたクラフトビールのブルワリーでもあります。「酪農王国オラッチェ」さんの敷地内には、動物広場やドッグラン、バーベキュー施設、チーズ・バター工房、レストランなど様々な施設が立ち並び、空にはガンシップが飛んでいて(ウソデス)、ご家族で1日楽しめる伊豆の人気スポットのひとつです。とにかく自然豊かな環境の中、地下から汲み上げた富士箱根山系の美味しい水で醸し出す「風の谷のビール」。

特筆すべきは原料となる麦芽を、地元大麦を使ってモルトにして自らの手で作られていること。数多い国内クラフトビールメーカーの中でも、製麦装置を自社で持って製麦作業までおこなっているブルワリーはほんの一握りしかありません。なみなみならぬ地元産へのこだわりです : )

そんなこだわりのビールを醸造しているのが、ドイツの正式なブラウマイスターの称号を持つ木村岳司氏。本場ドイツでブラウマイスターの資格なんてそう簡単に取れるものではありません。ましてや日本人で正真正銘のブラウマイスターなんて数えるくらい : O

オーガニック、そして地場産にこだわったビールの数々、ぜひお楽しみを。くどいようですが、ガンシップは飛んでません : )

 

【道頓堀地ビール】<大阪府/大阪市>

道頓堀

こちらは風の谷さんとは究極の対極にブルワリーを構える、ウルトラスーパー都市型ブルワリー。なんせブルワリーのある場所が、食い倒れ大阪は道頓堀のど真ん中という国内有数の一等地という華やかさ : O

大阪松竹座の地下2階に位置する「四季自然喰処 たちばな道頓堀本店」の奥にあるブルワリーで造られるクラフトビールの第一のコンセプトは「和食に合うビール」。しかも瓶・缶の類は一切出していないので、ここに出向いてここでしか飲む事ができない出来立ての生ビールを、が身上です。それが静岡で飲めちゃうなんて : D

和食に合う、ってことは清水、沼津、焼津を有する海鮮の宝庫静岡の食にもぴったりではないかと。全国のクラフトビールメーカーの醸造士の中にも女性のブルワーも少しずつ増えてはいますが、まだまだ少数派。そんな数少ない女性ブルーマスターが忽那智世氏。なんたって農大で醸造を学んでビールの世界に入ってすでにウン年という若いながらも大ベテランです:)

大都会のど真ん中で造るビールの水ってど~よ?とお思いかもしれませんが、そこは大阪名物(?)、大阪の水「ほんまや」を醸造にもちいてちゃんと水にもこだわりを持っています。

忽那ちゃ~んとみんなから親しまれる熱烈阪神タイガースファンの浪速娘…って出身は大阪よりちょい西ですが…のビール、静岡でぜひ!

 

【ベアードビール】<静岡県/伊豆市>

ベアード

思わず頭に「アノ」って付けてしまうあの「ベアードビール」さんです。どうしても沼津のイメージがありますが、現在は修善寺の緑に囲まれた半端ない巨大ブルワリーで、数々の個性あるクラフトビールを造られています。

「ベアード」は苗字。いうなれば「山田ビール」とか「佐藤ビール」とか「綾小路ビール」という感じでしょうか。2000年に沼津港の真ん前で、アメリカ人のブライアン・ベアード氏と奥様のさゆりさんの二人だけで始めた、小さな小さなブルーパブが、日本なんだけどIt’s American Dream!の始まりでした。ビール樽を改造したわずか30Lの釜(?)で造られた絵に描いたようなクラフトビールは、花のままのホップを大量にもちいて、香り立つビールや病みつきになる苦さのホッピーなものまで、地ビール解禁当初からはけっこう様変わりをしていた日本のクラフトビール界には強烈なジャブというかストレートというかアッパーの如き衝撃的でした。

目の前には狩野川が流れる木立に囲まれた修善寺ブルワリーガーデンには、遠方からビールファンがわざわざ訪れ、3階にあるタップルームでベアードビールを堪能しています。アメリカへもビール輸出おこなう、静岡を代表するベアードビール。どんな種類が飲めるのか楽しみです : )

【大山Gビール】<鳥取県/伯耆町>

大山

おおやま地ビール…ではありませんのでお間違えのないよう : D
国立公園に位置する大山は、富士山、立山、御嶽山とならぶ日本4名山の一つに数えられる中国地方最高峰の山です。そんな大自然に囲まれた大山の麓、標高300mに位置する大山Gビールの会社名は「久米桜麦酒株式会社」「久米桜?」と思い当たられた方は相当な日本酒通かと : ) 同じ場所には安政2年創業の山陰の銘醸「久米桜」を醸造する久米桜酒造の日本酒蔵もあります。

大山Gビールの原料となる水は、日本酒の仕込みにも使われる静謐な大山の伏流水。さらに、かつて大山山麓で栽培されていて一度は途絶えてしまった大麦品種「ダイセンゴールド」を、地元の農家さんと協力して栽培して原料としたビールも醸造されています。おまけにホップ栽培も始められていて、そのうち大山の山ん中からビール醸造に適した酵母なんてものを探し出してきてビール造っちゃったりして : O

そんなチャレンジ精神溢れるビールを長年に渡って造りだしてきたのが、ブルーマスター岩田秀樹氏。本人は「ブルース・ウィリス」と呼ばれるよりも「ヒデ~!」って呼ばれる事をいたく喜びますので、見かけたらぜひ声をかけてあげてください。太陽がぴーかんならば、1km先からでも「あ、あそこにいる!」ってすぐにわかります : )マイクを持たせると会場一丸となったヒデコールを強要する癖があるので、今回はマイクパフォーマンスはありません : D

世界のビールコンテストの中でも最大規模のひとつ「ワールド・ビア・アワード」で世界一に輝いたヴァイツェンをはじめ、国内外での輝かしい受賞歴の数々が物語る、人気と実力を兼ね備えた国内屈指のクラフトビールメーカーです。

 

【伊豆高原ビール】<静岡県/伊東市>

伊豆高原

1997年から伊豆半島の東海岸でビール醸造を始められたのが伊東市の「伊豆高原ビール」さん。伊豆半島といえば、首都圏からの日帰り観光も、温泉にゆっくり宿泊して観光地をまわる旅気分も味わえる、国内でも有数の観光エリアです。
その伊豆の東海岸を走ってゆけば、伊東の町のシーサイドでカラフルな色彩が目を引くマリンタウンの中に伊豆高原ビールレストラン。さらに町うちを離れてしばらく行くと伊豆高原ビール本店レストラン。さらに南下をすると立ち寄り温泉「高原の湯」を併設したレストラン「うまいもん処」。

海岸沿いに走ってゆくと必ずどこかにひっかかるんじゃなかろうかという、伊豆高原ビールと海の幸豊富な料理が味わえる直営レストランが3店舗も : O

本店レストラン1階奥にならぶビール醸造設備で造られるのは、「大室」「天城」と地域ゆかりの名前が付けられたエールをはじめ、季節限定ビールなど。最近は自家製醸造リキュール、なんていうのも造られています。

【湘南ビール】<神奈川県/茅ヶ崎市>

湘南ビール

ブルワリーがあるのは、清酒「天青」でも有名な湘南唯一の酒蔵「熊澤酒造」さんの敷地内。そこには日本酒蔵ならではの蔵や古びた建物が立ち並び…とここまでは日本酒蔵に行くとよく見かける光景なのですが、熊澤酒造さんはとにかくおしゃれ : )

モダンジャパニーズな雰囲気が素敵なスポットがいろいろと点在して、TRATTORIA、和食処、ベーカリー、ギャリ―、そしてブルワリーが並びます。湘南ビールさんのラインナップといえば、定番のピルスナーやゴールデンエールの他に限定で造られるチョコレートポーターや茅ヶ崎のお米を使ったエールやラガー、さらにはみかんやオレンジのエールなど、とにかく多種多様。

その中でも特に目を引くのが、ホップの品種を1種類に限定して造られる「シングルホップシリーズ」です。ホップの香りの特徴が一番よくあらわれるシングルホップのエールを、これでもかと醸造していて、もしかしたら世界のホップ完全制覇をもくろんでいるのではないかというもっぱらの噂も : D

そんなバリエーション豊かな湘南ビールのブルーマスター筒井貴史氏。ペーペーの頃はまわりの大御所ブルーマスターから「つつい~ッ」といじくられていのがいつの間にか湘南ビールの顔に : )

酒造りの時に蔵で歌われる仕込み唄をビールの席で朗々と歌い上げては、最初はみんなに「おお~っ」って思われるものの、そのうち「いつ終わるんだ?」となる筒井氏でした。うしとらブルワリーで活躍している村瀬氏と、実は同一人物ではないかという疑惑があるとかないとか : D

世界最大のビールコンテストWorld Beer Cupでは金賞も含め5度の入賞を誇る実力派ブルワリーです。

 

【伊豆の地ビール】<静岡県/伊東市>

伊豆の地ビール

ちょっと複雑な経緯を持っているビールメーカーさんで、眼下には斜面に広がるみかん畑と宇佐美の町、そして海が眺められる山の中腹に醸造所とレストランが建てられ、「ヨーロピアン地ビール」という名前でクラフトビールの醸造を開始されたのが1998年。その後「伊豆の地ビール」と名前が変わり、さらに2015年新しい会社として生まれかわりました。

現在は伊豆の海洋深層水を使ったもうひとつのブランド「Usami Beer」も造られています。ちなみに「Usami Beer」には人気のゴールデンエールの他にも、Curry Lover Aleなんていう、名前を見るとカレー味?と思わず訝ってしまいそうな話題のAleもあったりします。あくまでもCurry Loverですから : D

ハンガリーの醸造設備をもちいて、ハンガリーの醸造士直伝のヨーロッパの味わいを求めた、伊豆の地ビールです。

 

【ヤッホーブルーイング(よなよなエール)】<長野県/軽井沢町>

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最近もTV放送されて話題となった輸出専用商品、かつおだしの「ウマミIPA」でアメリカへもバンバン進出して、今も昔も話題には事欠かきません。なんといっても日本のビール業界においては大手5社(キリン、アサヒ、サッポロ、サントリー<ここまで順不同>ちょっと間が開いてオリオン)に次ぐ6番目の大きさで、クラフトビール業界ではダントツの最大手となります。オリオンさんとの差がどれくらいかはわかりませんが(調べてないので) : D

軽井沢の有名な星野リゾート、星野社長が1996年に立ち上げたヤッホーブルーイングさんが発売した「よなよなエール」は、その当時瓶ビール一辺倒のクラフトビール業界では珍しかった、いきなりの缶ビール : O

夜な夜な晩酌のように手軽に飲んでもらいたいと、「地ビールは高いもの」という常識を覆した求めやすい価格設定で、あっという間に人気メーカーに躍り出ました。もちろんビールとしての味そのものが美味しかったからというのは言うまでもありません。

空のよな缶を体中からぶら下げてよくビールイベントにも登場されていた星野社長はよなよなを離れて現在はリゾート再生で大忙しとなり、ヤッホーブルーイングさんも麒麟麦酒と仲良くなりましたが、あっと言わせるとんでもなくバラエティに富んだビールを次々に発表して「新しいビール文化でビールファンにささやかな幸せを届けたい」という開業当初からの変わらないポリシーは健在です。

主力となる「よなよなエール」の他にも、「前略 好みなんて聞いてないぜSORRY 」シリーズや「水曜日のネコ」といった様々な人気商品を持つよなよなさんですが、なんといっても日本に「リアルエール」を広めた功績ははかりしれないものがあります。これを書くと長くなるので割愛しますが : O

現在は海外で活躍されている、赤い服を着た(シャアではありません)栃木県生まれの「アメリカ人(本人曰く)」元ブルーマスターI氏の努力によって飛躍的に知名度をあげたよなよなさんですが、その基礎を築いてよなよなエールを世に知らしめたのが初代ブルーマスター福岡篤史氏。今のようにベルギービール~、ってもてはやされる遥か以前にベルギーまで行ってビールを造ってきたという、とっても羨まし過ぎる過去を持っています。

黒五(黒米・黒豆・黒胡麻・黒松の実・黒加倫)を使った「黒五インペリアルポーター ~黒糖極深仕立て~」と銘打ったどこまで健康志向なの?っていう和欧融合もんを開発した張本人でもあり(そういうお歳になりつつあるでしょうか? : D)、はたして次は何を入れるのか楽しみです。煎り酒?蓼?茴香?

今年は世界最大のビールコンテストWorld Beer Cupの激戦部門で銀賞を獲得するなど、益々ワールドワイドなよなよなエールさんから目が離せません : ) それにしてもよなよなさんのブルーマスターって持ち回り制なのでしょうか?片手じゃ数え切れないほど代わります : D

【サムライサーファービール】<静岡県/沼津市>

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とにかく目立ちます。ラベル : D
ちょんまげのサムライがサーフィンをしているという、一度見たら忘れられないインパクトあるデザインで、間違いなくサミュエル・L・ジャクソンあたりが泣いて喜びそうです : O

社長でもありブルーマスターの中島秀親氏が、沼津の廃業したクラフトビール醸造所で立ち上げたのが「日本ビール醸造株式会社」で、そのブランド名が「サムライサーファービール」。「静岡の手作りビール」を謳い、小回りの利く良さをいかして、オリジナルブランドビールの委託製造も盛んにおこなっています。

定番3種類の中でも主力となる「サムライサーファービールレッド」は、通常の1.5倍以上の麦芽を使用し、7種類の麦芽、3種類のホップをもちいて造られる、ちょっと贅沢なクラフトビールです。静岡県内でも滅多に飲む事が出来ないレア~な生サムライサーファービールをシーサイドでぜひ。波乗りはできませんけど : )

※「サムライサーファービール」「伊豆の地ビール」「伊豆高原ビール」3社のビールは各社1種類を樽替わりで、Aoi Brewingさんブースの並びで販売いたします。3日(土)は、地ビール祭り開始の11時から「サムライサーファービール」を開栓いたします。無くなり次第「伊豆の地ビール」さんの樽と交換となります。なお、土曜日スタート時は中島氏が自らサービングに立たれます : )

【玉村本店/志賀高原ビール】<長野県/山ノ内町>

志賀高原

ウィンタースポーツのメッカ志賀高原の麓、数々の温泉に恵まれた山ノ内町で、200年以上も続く造り酒屋「玉村本店」さんが、2004年に醸造をスタートさせたクラフトビールが「志賀高原ビール」です。2004年といえば、全国にキラ星のごとくあったあまたのクラフトビールメーカが次から次へとクローズしてゆき、そんな時期に新規参入してビールを造ろうなどという会社が現れるなんて水母の骨よりも珍しいことでした。そんな酔狂な人物こそ、今や全国有数の人気クラフトビールに志賀高原を育て上げた、八代目蔵元(予定)の佐藤英吾氏でした。

自分たちが飲みたいビールを造る。そんなシンプルな思いからスタートした志賀高原ビールは、いきなり素晴らしいビールを連発して、あっという間に全国区のトップブランドに駆け上がります。元々外資系のエリート証券マンとして海外勤務も長い佐藤氏なればこその、単なるロマンティストではなく、十分にビジネスとして成り立つ徹底した Initial Costs Controlの賜物。

いち早くホップの自家栽培に取り組んだのも、かつては国内ホップの一大生産地として知られた長野県なればこそで、ブルワリーの庭の片隅にちょこっとホップ植えてみましたレベルとは桁違いの本格ホップ栽培 : D 毎年収穫時期になると日本中からビールファンがボランティアに集まってくる、ある意味日本のクラフトビール業界の年中行事として知られています。

そして「自分たちが飲みたいビールを造る」の言葉通り、定番ペールエール、Miyama Blonde、IPAから、人気の「其の」シリーズ(?)さらにはどんだけ造るの?っていうくらい多様な限定ものまで、枚挙にいとまがないくらい個性的なビールを、ガトリング砲並みに繰り出しています。

ビジネスマンとしてもブルーマスターとしても魅力溢れる佐藤氏、今回はお越しになれず残念ですが、若手ブルワー二名を含む、リオの日本選手団顔負けの大人数(比喩です比喩 : ))で静岡に来られます。今や志賀高原ビール名物となった造り酒屋ならでは大人気の塩麹唐揚げも静岡で食べられるなんて素敵すぎです : D

 

【Aoi Brewing】<静岡県/静岡市>

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2014年に醸造を開始した、静岡県のクラフトビールメーカー12社の中でもっとも新しいブルワリーです。静岡駅からも楽に歩いて行ける浅間神社の目の前に建つブルワリーにはビアパブも併設され、他の系列飲食店3店舗や市内飲食店さんで飲まれるAoi Aleは、しっかりと静岡市に根ざしたクラフトビールとして親しまれています。

かつて静岡市初のビール専門店をオープンさせた満藤直樹社長が打った次なる一手が静岡市初のクラフトビール醸造所。街なかの小さなマイクロブルワリーながら為五郎も驚く定番8種類と、バラエティに富んだ限定エールを造っています。静岡地ビール祭りは、9月いっぱいでAoi Brewingからいなくなるブルーマスター最後の野外イベントにもなります : )

そんなブルーマスターの唯一の自慢は、このあと紹介する富士桜高原ビール天通さんに背後からそ〜っと忍び寄り、後頭部を思いきりデコピン出来る北半球唯一の人間なんだとか : O 普通の方が同じ事をすると、世界一危険な行為をする人間としてギネスに認定されるのは間違いないというもっぱらの噂が : D

 

【富士桜高原麦酒】<山梨県/富士河口湖町>

富士桜

富士山麓や富士五湖一帯に、あっちでもこっちでも目につかないところはないんじゃなかろうかというくらい名前がバンバン出てくる、別荘地、ゴルフ場、スキー場、リゾート施設を手がける「富士観光開発」さんが1998年に醸造を開始したクラフトビールが「富士桜高原ビール」さん。

富士スバルラインの中ほどに建つブルワリーレストラン「シルバンズ」に一歩足を踏み入れると、圧倒されるのが賞状の数々。国内をはじめ海外の権威ある数々のビールコンテストでの受賞歴ときたら、書き出そうものなら東京オリンピック開会式目前までかかるんじゃなかろうかという(ちょっと誇大)怒涛の多さを誇ります。もちろん世界一の栄誉に輝いたのも一度や二度ではありません。

富士桜高原さんの他にはない最大の特徴が、通常は密封タンクで行う発酵を、上部が完全に開いた開放タンクで行なっていること: O
そりゃあ香りも高くなるというものです。ヴァイツェン、そして日本では極めて珍しいラオホなどの定番以外にも、他ではお目にかかれないような数多くの素晴らしいビールを造り出しています。

そんな凄腕ブルーマスターが宮下天通氏。腕も凄いですが見た目も…広島の街を歩けば怖いお兄さんたちも道を開け、泣く子も黙っておしゃぶりを落とす、平たく言えばちょっとコワモテ系。
遠くから見るとちょっと怖い : O
近くで見ると… やっぱり怖い : O

しかしてその実体は…とにかくお茶目でチャーミングこの上ない、とっても魅力溢れるブルーマスターとして、間違いなく日本クラフトビール界のトップアイドル : )  どこへ行っても引っ張りだこの人気者として有名な天通さんです。

今回の静岡地ビール祭りには、特別なビールも一緒にお持ちくださいます。先月、突然の火災でブルワリーレストランが全焼してしまった山梨県清里の老舗クラフトビールメーカー、「八ヶ岳タッチダウンビール」さんのピルスナーを、復旧支援として販売されます。ビールの神様と謳われた元キリンビールの山田氏の指導の元に造られたタッチダウンのビールも、ぜひこの機会にお飲みくださいm(_ _)m


料理ブースも豪華な布陣でおもてなし

料理
フードブースの詳細もリリースされました。

醤油ベースの黒いだしをたっぷり吸いんだ黒はんぺんに、かつお魚粉を振りかけて食べる静岡のソウルフード「静岡おでん」。その老舗有名店であり、創業60年になる「おがわ」。「しずおか食セレクション」にも認定された富士山の麓・富士宮の「チキンハウス青木養鶏場」からは焼き鳥や唐揚げなど、ビールの定番料理が登場。そして自家製スモークチキンや炭火焼ビーフステーキ、ケイジャンチキンなど、ビールが止まらない肉料理が目白押しの「ステーキ&グリル テキーラダイナー」。さらに、静岡名物にしたいぐらいの絶品・四川麻婆豆腐や、萬幻豚料理、いろいろな串ものなど、中華メニューが豊富な「華音」

高級缶からユニークなご当地缶など、静岡県内さまざまな缶詰を缶詰バーで味わえる「ユピテルプラス」。浜松餃子の激戦区からは、シャキシャキ野菜の食感と、ジューシーな肉のバランスが最高の浜松餃子の「餃子の村長」

もちろん清水ならではの海の幸BBQなど、海鮮系グルメも揃います。

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会場のエスパルスドリームプラザまでは静岡鉄道新清水駅から徒歩15分、JR清水駅からは20分程度。JR清水駅、新清水駅からは無料のシャトルバスが10~15分間で出ております。そちらも是非ご利用ください。

それでは、週末は駿河湾を一望するシーサイドでお待ちしております!

 

■イベント概要
開催日程:9月3日(土)11:00 ~ 20:00、9月4日(日)11:00 ~ 18:00
開催場所:エスパルスドリームプラザ 1階海側デッキ
アクセス:JR「清水駅」または静岡鉄道「新清水」駅下車、静鉄バス三保山の手線「東海大学三保水族館/三保灯台」行き「波止場」下車すぐ。
※清水駅、新清水駅から10~15分間隔で無料シャトルバスあり。
入場料 :無料、飲食は各ブースで現金のお支払い
公式HP:静岡地ビール祭り公式FB
主催:エスパルスドリームプラザ
お問い合わせ:054-354-3360(エスパルスドリームプラザ代表)
※最新情報は公式FBページで随時更新中!

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この記事を書いたひと

山口 紗佳

ビアジャーナリスト/ライター

1982年愛知県出身、静岡県在住。中央大学法学部法律学科卒業。
名古屋で結婚情報誌制作に携わった後、東京の編集プロダクションで企業広報、教育文化、グルメ、健康美容、ライフスタイル、アニメなど多媒体の制作経験を経て静岡でフリーライターに。休日はグラウラーを積んでオートバイでツーリング。猛禽と赤も好き。

実績:『世界が憧れる日本酒78』(CCCメディアハウス)、『東京カレンダー』(東京カレンダー)、『ビール王国』(ワイン王国)、グルメ情報サイト『メシ通』(リクルート)、ダッシュエックス文庫(集英社)各種ツール制作

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