[テイスティング]2012.7.2

「ニッポン47ブルワリー」に見るビールとデザインの関係

もう、行きましたか?

渋谷ヒカリエ8階の「d47 MUSEUM(ディヨンナナ ミュージアム)」でおこなわれている、「ニッポン47ブルワリー」に。

この企画はデザイナーのナガオカケンメイ氏のセレクトによって各都道府県から1つのクラフトビール醸造所を紹介するというものだ。

なかには「醸造所の無い県」があったり、優れた醸造所が複数あるため苦渋の選択がなされたところもあったもようだ。

特に、県に複数の醸造所があり、1つを選ばざるを得ない場合の苦労は大きかったと伺っている。
その際、味はもちろんだがボトルやラベルのデザインが大きな選択ポイントとなったとのことだ。
デザイナーならではの視線である。
そして、多くの消費者にとっても、商品を選ぶ際に「外観」が大きな情報源となっていることは否めない。

また、造り手としても、美味しくて品質の良いビールを造ったからには(ここがブレていては本末転倒であることが大前提で)、素敵な装いでデビューさせたいというのは、まさに「親心」である。

そのような観点から「ニッポン47ブルワリー」を見ると、非常に興味深い風景が望めるに違いない。

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この記事を書いたひと

藤原 ヒロユキ

ビール評論家・イラストレーター

ビアジャーナリスト・ビール評論家・イラストレーター

1958年、大阪生まれ。大阪教育大学卒業後、中学教員を経てフリーのイラストレーターに。ビールを中心とした食文化に造詣が深く、一般社団法人日本ビアジャーナリスト協会代表として各種メディアで活躍中。ビールに関する各種資格を取得、国際ビアジャッジとしてワールドビアカップ、グレートアメリカンビアフェスティバル、チェコ・ターボルビアフェスなどの審査員も務める。ビアジャーナリストアカデミー学長。著書「知識ゼロからのビール入門」(幻冬舎刊)は台湾でも翻訳・出版されたベストセラー。近著「BEER HAND BOOK」(ステレオサウンド刊)、「ビールはゆっくり飲みなさい」(日経出版社)が大好評発売中。

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