チョコレートビール
先日、スイーツ好きの男性が「この時期、チョコレート売り場に近づきづらいんですよ」と言っていた。「女性客ばかりで。男が一人で買いに行くと『こいつ、かわいそうな奴?』って目で見られてるようで…」と。
バレンタインデーに女性が男性にチョコレートを贈る風習は、日本のチョコレートメーカーが仕掛けたと言われている日本固有の風習である。海外では男女問わず贈り物を交換する風習で、プレゼントの一つとしてチョコレートもアリかなぁって程度だ。
本命チョコとか義理チョコなんてのの他に、最近では自分へのご褒美チョコなんてのもあるらしく、チョコレート業界はかき入れ時といった感じである。
そして、我がビール業界も負けじとばかりチョコレートビールの季節がやってきた。大手メーカーでは、サッポロビールとロイズのコラボレーションによって生まれたショコラブルワリーが秀逸だ。ビターとスイートの2種類が楽しめる。
もっとも、このチョコレートビール、アメリカではバレンタインデーとは関係なく大人気の商品である。
2010年シカゴでおこなわれたワールドビアカップではチョコレートビール部門に130銘柄以上がエントリーされた。
また、同時期におこなわれたカンファレンスでも、チョコレートビールの会議場は超満員だった。出席者はすでにチョコレートビールを醸造しているブルワー達で「うちはカカオパウダーを使っているんだが~」「私のブルワリーではリキッドを使っているが~」といった具体的な話が飛び交っていた。
日本でチョコレートビールの火付け役といえば「サンクトガーレン」である。(なんと、サイトからの販売分はすでに売り切れという人気だが、酒販店などで買うことが出来る。)
他にもたくさんのチョコレートビールが販売されているので、チェックしてみてはいかだろうか。
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