[テイスティング]2014.6.21

★ビアレビュー★甘い香りと味わいにHealing「Milk Stout Nitro」

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仕事で疲れて帰ったときに、私が帰るのをずっと待っていたもの。冷蔵庫を開けると、思わず微笑みます。よし、一杯飲もう!そうつぶやきながら、ビールを一本取り出します。今日選んだのは「Left HandのMilk Stout Nitro」です。

 

milk stout nitro

 

何でブルワリーの名前がLeft Handなの?オーナーが右利き?いいえ、違います!ここで、ブルワリーの成り立ちについて少し触れておきます。
Left Handはアメリカ・コロラド州にあるブルワリーの一つ。その始まりは1990年ホームブルーイングからでした。Left Hand設立者であるDick Dooreは、クリスマスプレゼントとして兄からホームブルーイングをもらったのです。その後、徐々にビールを本格的に造り、1993年には一時期、Indian Peaks Brewing Companyに合併されました。しかし、ブルワリーの名前をめぐってIndian Peaksと意見が衝突。このままじゃダメだと思い、素早く独立して「Left Hand」という名前でブルワリーを立てました。昔、コロラド州にはThe Arapahoeというネイティブアメリカンが暮らしていました。その中でもChief Niwotは部族のリーダーとして、コロラド州の歴史においても非常に重要な人物です。Niwotとは南Arapahoeの言葉で左手という意味。そう、Chief Niwotへの敬意を込めて「Left Hand」と名付けたのです。

Milk Stout NitroはLeft Handの中でも自信作!というのも今から2年前、Left Handはアメリカのクラフトビールブルワリーの中で、はじめてウィゼット(Widget:ギネスなどに入っている小さなボール。注ぐ時によりクリーミーで豊かな泡に仕上げる、窒素が入るビールによく使われている)なしで、窒素を入れたボトリングに成功しました。

そもそも窒素を入れたビールと一般的な二酸化炭素を入れたビールとの違いは何でしょう?最も大きな違いは口当たりにあります。通常の二酸化炭素入りビールに比べて、窒素が入ったビールの方がもっと泡の質がきめ細かく、クリーミーでなめらか。さらに、口当たりから豊かな香りが伝わります。また、二酸化炭素ビールに比べて、ビールを注ぐとすぐに香りが上がってくるのも特徴です。一見、何も違いがない同じスタイルのビールでも、このような特徴でその違いがわかりますね。
(詳しくはLeft HandのHPへ:http://lefthandbrewing.com/beers/milk-stout-nitro/

今は、窒素ビールとしてSawtooth NitroとWake Up Dead Nitroもあります。Milk Stoutを含めてこれらのビールは一般の二酸化炭素ビールもあるので、飲み比べてみるよも良いですね。ちなみに、スタウトの前に「ミルク」が付くのは、乳糖(ラクトース)を使ったため。乳糖は、発酵されずに残ってビールに甘味を出します。

milk stout nitro02(パブでもいただきました!)

さて、早く飲まないと、泡が沈んでしまうよ!

漆黒の夜空、光を通さない濃くて深い黒色です。泡は、よく抽出したエスプレッソのクレマーのようで、質感がとても柔らかい。ヘッドリテンションも良くて長持ちします。

ほんのりと漂うローストモルトの香り、バニラ、甘さ控えめのチョコレート…まるでモカコーヒーみたい。

きめ細やかでソフトな泡の口当たりがとても優しいです。鼻で香りを吟味し、舌で実際の味を堪能。カプチーノのミルク泡を飲む感覚ですーっと泡が入ってきます。その中に隠れていたほろ苦いチョコレートフレーバーと、こんがりと焼きあげた食パンの耳のような香ばしさがまろやかで飲みやすいです。そして、最後にのどを通すとき、遠くから松の葉が顔を出して消える、少しホップの草っぽさが感じられます。

音楽をかけて、ビールを飲んで目を閉じます。ビールと音楽が絡んでつくり出すこの空間は、自分だけの飲み場。今日も癒されます!

 

◎生産地:アメリカ、コロラド州、ロングモント
◎醸造所:Left Hand Brewing Company
◎品名:Milk Stout Nitro
◎ABV:6%

 

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この記事を書いたひと

じょんにょん

ビアジャーナリスト

日本在住歴を年々更新している韓国出身のビール好きです。 主にビールのテイスティングレビューと韓国のクラフトビール&パブの情報をお届けします★
ペアリングにも興味津々!ビールとスポーツについて探求中です。

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