[テイスティング]2014.10.17

千曲川を眺めながら「千曲川のスケッチ」を―ビアレポート(107)

ローカル線好きな私です。

先日、飯山線に乗る機会がありました。普通の人よりもやや「鉄分」多めかもしれませんが、「鉄」と言い切るレベルには達していない私ですので、飯山線は初乗車でした。飯山線は長野から越後川口(正確には豊野から越後川口)までを結ぶローカル線で、乗車したことがある方がわかるかと思いますが、飯山線は長野を出ると千曲川に沿ってゆっくりとゆっくりと走っていくのです。

そこで今回は「千曲川のスケッチ」をご紹介。

千曲川のスケッチ

千曲川のスケッチ

さて、千曲川は日本一長い川、というと少々違和感があるでしょうか。日本一長い川は信濃川と習ったと思いますが、その信濃川が長野県に入って名前を変えたのが千曲川です。源流は長野県・山梨県・埼玉県の県境にまたがる甲武信ヶ岳で、佐久市、小諸市、上田市、長野市などを通って新潟県に入ります。

飯山線はその千曲川に沿って走るのですが、名前の通り千曲川は何度も曲がりくねりながら新潟県を目指します。当然カーブが多いと電車もゆっくりにならざるを得ません。が、このビールを飲みながらゆったりと流れる千曲川を眺めるのもいいのではないでしょうか。ちなみに、2015年春には北陸新幹線が延伸開業し、長野駅〜飯山駅間は北陸新幹線と飯山線(この区間はJRからしなの鉄道に移管予定)が並行して走る区間となります。

なお、「千曲川のスケッチ」とは、島崎藤村の『千曲川のスケッチ』からとったものだと思われます。藤村の『千曲川のスケッチ』は、自身が小諸市で過ごした期間を小説とも詩ともいえない散文で綴ったもの。一度読んでから飯山線に乗ってみるのもいいでしょう。

「千曲川のスケッチ」のスタイルはゴールデンエール。とはいうものの、酵母入りなのでやや濁った色合いです。アルコール度数は4.5%と高くはないですが、すっきりというよりも麦芽の甘味を感じます。基本的に長野県内でしか購入できないようですので(未確認。通販では購入可能)、ぜひ長野県に行って千曲川を眺めながら飲んでみてください。

【BEER DATA】
千曲川のスケッチ
生産地:日本
醸造所:オラホビール
スタイル:ゴールデンエール
アルコール度数:4.5%

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この記事を書いたひと

富江 弘幸

ビアライター

1975年東京生まれ。法政大学社会学部社会学科卒業。卒業後は出版社・編集プロダクションでライター・編集者として雑誌・書籍の制作に携わる。その後、中国留学を経て、新聞社勤務。現在は日本ビアジャーナリスト協会ウェブサイトや『ビール王国』などで記事を執筆するほか、ビアジャーナリストアカデミーの講師も務める。
著書:BEER CALENDAR』(ワイン王国)
連載:あなたのしらない、おいしいビール』(cakes)
執筆:ビール王国』(ワイン王国)、『日本のクラフトビール図鑑』『ビールの図鑑』(マイナビ)、『東京人』(都市出版)など

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