[イベント]2011.1.3

冬こそビール!

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

私は、年末から京都府与謝郡与謝野町でのんびりしている。
ここは京都府の最北、丹後地方である。
酒呑童子伝説で有名な大江山連峰の北側から日本三景天橋立で知られる日本海に広がっていく地。まさに「山と海の幸」に恵まれた場所である。(丹後と丹波はよく間違われるが、ここは丹後。丹波ではない。丹波は京都から兵庫にまたがる山間部で、海は無い)
この季節は、鹿や猪、寒鰤や蟹や牡蠣、さらには冬の京野菜が実に美味しくいただける。

そんな、豊かな食材をさらに引き立てるのが味わい深いビール達だ。
夏に飲む爽快なライトビールも素敵だが、濃厚でハイアルコールのビール達はまさに冬のビールと言っても良い。
ダブルボック、ベルジャン・ストロングエール、ベルジャン・ダブル、スコッチエール、バーレイワイン、オールドエール、ダブルIPA、インペリアル・スタウト、ウッドバレル・エージングビール…。
麦芽の芳醇な魅力とアルコールの温かさが、力強い食材と素晴らしいハーモニーを奏でる。

また、これらのビールを食後にゆっくりとチョコレートやナチュラルチーズ、ドライフルーツなどと楽しむのもオツなものだ。

暖炉や薪ストーブ、アラジンニッセンの灯油ストーブに火を入れて、ユラユラと揺れる炎を肴にチビチビと飲るのも良いものである。

冬こそ濃厚なビール。至福の時だ。



グーズアイランド
のバーボンカウンティ・スタウトと丹後黒豆。

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

(一社)日本ビアジャーナリスト協会 発信メディア一覧

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この記事を書いたひと

藤原 ヒロユキ

ビール評論家・イラストレーター

ビアジャーナリスト・ビール評論家・イラストレーター

1958年、大阪生まれ。大阪教育大学卒業後、中学教員を経てフリーのイラストレーターに。ビールを中心とした食文化に造詣が深く、一般社団法人日本ビアジャーナリスト協会代表として各種メディアで活躍中。ビールに関する各種資格を取得、国際ビアジャッジとしてワールドビアカップ、グレートアメリカンビアフェスティバル、チェコ・ターボルビアフェスなどの審査員も務める。ビアジャーナリストアカデミー学長。著書「知識ゼロからのビール入門」(幻冬舎刊)は台湾でも翻訳・出版されたベストセラー。近著「BEER HAND BOOK」(ステレオサウンド刊)、「ビールはゆっくり飲みなさい」(日経出版社)が大好評発売中。

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