[イベント]2010.12.25

「もやしもん忘年会」レポート

もやしもんプレストンエール石川雅之

12月18日、アキバ・スクエアで開催された「もやしもん忘年会2010」のレポートです。

もやしもん』を生んだ石川雅之さんのサイン会が150名限定だったこともあり、開場には早朝からファンが整理券を求めて数百名並んでいた様子。「午前6時に来たら既に25人くらい並んでいた」とのことで、徹夜組もいらしたそうです。

会場には黄麹菌「オリゼー」をはじめとする菌たちの大きなパネルやアニメーションのプロモーションビデオ放映、原画展示、菌のキャラクターぬいぐるみで遊べるキッズスペース、「もやしもんエール」やもやしもんグッズの展示と販売などなど、もやしもん(と石川雅之ワールド)一色!

ですが、中でも目を惹いたのは3種類のビールを注いでくれた女性たち。漫画にも登場したオクトーバーフェスト姿でニコニコサービスしてくれていました。甘い麦汁を飲めるスペースも大盛況。

さて媒体の性質上、今回はビールのお話がメインです。

会場ではもやしもんの一場面を利用したビールの解説パネルが展示され、イベントの主催者であるプレストンエールのブルーマスター、菊池明さんが実物の麦芽を用いてビールの歴史や造り方などを説明していらっしゃいました。

このたび提供されたビールは3種類。
以前からコラボして作っていた「もやしもんエール」のラインアップ、ピルスナーとヴァイツェンです。

ピルスナーは、ホップの華やかな香り(フレーバー)が印象的でJBJAメンバーの中でも気に入り率高し。フィニッシュの苦みが心地よく利いています。ヴァイツェンは比較的ドライで、ヴァイツェンらしい上品なアロマが特徴。ヴァイツェンにしては若干の苦みがあります。

さてもうひとつは、今回初公開だった「ダークレッドエール」。とにかくアロマが素晴らしかった。ドライフルーツのような甘い香りがふわっと漂います。それに加え、ローストを感じられるフレーバー。「マニアックに楽しみたいなら、これ。おいしい!」(藤原 談)。

石川さんもブログに書いていらっしゃいますが、当初このビールはクリスマスに合わせてボック(主に南ドイツで作られる、アルコール度数が高めで濃厚な黒いラガー)を作る意図で進めていたそうです。製造途中でラガーとして進めるのが困難になると判断、急遽エールとして生まれ変わりました。企画としては残念な結果ではあるのですが、ビールをきっちり美味に仕上げた菊池さんの腕は素晴らしかったと思います。

会場でサイン会に並んでいる方々にお話を伺うと、「もやしもんでビールに興味を持った」という人が圧倒的多数。「このページにサインをしてほしくて」と、ドイツでのオクトーバーフェストの様子が見開きで描かれた『イブニング』を大切そうに持っている方もいらっしゃいました。そういったファンのひとりひとりと丁寧に話ながらサインと菌のイラストを書き続けた石川さんの姿と、ファンに対する真摯な思いが印象的です。

さて、イベントではJBJAが石川さんへ公開取材を行っています。その模様を次週にお伝えしましょう。■


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この記事を書いたひと

野田 幾子

ビアジャーナリスト/ビアアンバサダー

94年にベルギービール、96年に国産地ビールの美味しさに目ざめ、ビアアンバサダー活動を開始。2007年にビアバー・ビアパブムック『極上のビールを飲もう!』(エンターブレイン刊)の全体構成、執筆、編集を皮切りに、ほぼ毎年シリーズを刊行。雑誌でのクラフトビール特集の執筆/監修、共著、講習、イベント企画など多数。
食のキュレーションサイト「ippin」でクラフトビールキュレーターを務める。
http://r.gnavi.co.jp/ippin/curator/nodaikuko/

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