[JBJA活動]2014.3.21

酒屋に会いに行く 恵比寿「Night Owl」その1

酒屋に会いに行く 恵比寿「Liquor Shop NIGHT OWL」その1

プロローグ
http://www.jbja.jp/archives/8259

「NIGHT OWL」開店前の店舗予定地は、まだ内装工事も始まったばかりで、コンクリートがむき出しだった。

DSCN2178
この日、取材に応じてくれたのは同店マネージャーの小菅氏。爽やかで物腰の柔らかい男性だが、撮影は拒否された。気楽に飲みに行けなくなるから嫌なんだそうだ。

 これまで撮影拒否されたことが何度かあって、その時は「主役は酒だから」という理由だったが、小菅氏はちょっとタイプが違う。勘違いしてほしくないのだが「真面目さ」の問題と全く違う。アプローチの違いだ。
 
 小菅氏は、興味を持つと長野でホップを栽培しちゃったり、グラウラーを個人輸入しちゃったりする。思いついたことを行動に移すのにタイムラグがない、店もやりたくなるとやっちゃう人だ。シンプルだけどなかなか踏み出せない一歩を踏み出してしまえる人ならではの、気負いのないスタンスなのだ。

 予定では、入ってすぐの右手手前側にキャッシャー、右奥にビール・ワイン合わせて6タップつながるサーバー、周りをグラスを置ける棚状板が囲むようなイメージだそうだ。大体5坪くらいのスペースで、このサーバーと厳選した食品を幾つか、あとはグラウラーをはじめとしたグッズ類が置かれる。
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★改装完了前の店舗にて
‐元々恵比寿に縁があるんですか?
小菅氏(以後小):そうですね、祖父母が恵比寿では45年程、看板の仕事をしていたものですから。

‐看板?

小:今回も、形式上はその会社の新規事業参入になります。恵比寿で長くやっている人間なら、一度はうちで看板を作ったことがあるか、うちの看板を見たことある方が多いと思いますよ。

‐ここではサーバーで(ビール4、ワイン2の)計6タップ。瓶でおくものはあるんですか?

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※これがサーバー。つながる日が待ち遠しい。サーバー管理には、なんとあの人が関わるらしい。

小:品ぞろえを説明すると、メインの一つはこれ(サーバー)。これで樽生のビールとワインのグラウラーでの持ち帰り。もう一つはウイスキー。タリスカーと言う、シングルモルトウイスキーの中でもスモーキーな潮の香りが強く、ピート香やスパイシーさを存分に感じられるタイプのものです。その10年物を通常のままのものと、ホワイトオークの5リットル樽で3か月程熟成させたものを量り売り予定です。

‐ウイスキーの樽酒みたいなものですね。(※日本酒の樽酒をイメージしたが、そういえばウイスキーは最初から樽酒だったな・・・阿呆だ)

小:そうですね、うちで熟成させたものを扱う予定で。ゆくゆくはインペリアルスタウトとかを入れて熟成させてもいいかな、と。

‐瓶ビールも置くんですか?

基本的には置かないですね。ビールとワインはグラウラーだけの対応になります。あとは、近所の飲食店さんが『メーカーに発注しようにもロットが大きくて置けない』という場合等にはうちで仕入れて、一部を店でも売るというようなことは考えてますが、基本はないと考えてもらっていいと思います。

あと日本酒は都内に入ってこないようなものを中心に少し。その他では希少なジン、リキュール、アブサン等です。それとお酒に合わせる軽い食品。チョコレートとか缶詰とか。あと茶葉も扱います。

‐角打ちスタイルで、ここで飲んで食べてということでいいんですか?

小:「合わせ」を提案できるということです。うちは角打ちではないんですよ。お酒を購入して頂いてきそこで開けるのではなくて、全て有料試飲という形で。いくら無料だからと言って10㎖のプラカップで飲んでも、ちゃんと味がわからないじゃないですか。だったら有料という形ではあるけれど、ちゃんとしたグラス、量で飲んでもらい、本当に気に入ったものをお持ち帰り頂きたい、といったスタンスです。で、飲んでもらうからには、お酒に合う食品もあるので合わせてみて下さい、ということです。これらも単体でも美味しいものを厳選。三越さんやアトレさん等でも買えないものを揃えてますよ。

‐なるほど。

小:あと・・・何かありますかねえ・・・まだ何もできていないので(笑)。

‐ここはもともとご実家の会社で借りていたんですか?

小:いえ、新規です。勿論、自分で探しました。この前は、近くに「恵比寿ストア」というのがあって(注:恵比寿という一等地の駅前にある屋内アーケード型商店街。好事家必見)の弁当屋さんが厨房に使っていて、そこの(入って右奥にある)扉あるじゃないですか。勝手につけちゃったらしいんですね(笑)。まあ、緩い時代だったので。だからそこに油染みがあったりとかします。

本当は明日中で内装が終わる予定だったんですけど、いろいろあって。金曜日までに終わるということなので。

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この状態から10日でオープン、あわよくばプレオープンも、ということなので、ここから急ピッチで作業が進むのだろう。ここから先は飲みながら話しましょうか、ということで歩いて移動した。

 よそ者の印象と違い、小菅さんにとっては恵比寿は下町。それこそ古風な角打ちもありますよ、ほらそこに、と指差した先に名酒場「梅暦酒店」。このあたりは治安もよくパトカーの巡回も少ない、小学校の数も4つと、いまだに住宅街なんだそうだ。

 そんな小菅氏の解説に対し、何を思ったか私は、住んでいる東東京の地元演歌歌手について力説していた。レコーダーを再生しながら自分の思考回路を疑っているところだ。

「NIGHT OWL」から歩いて5分、着いた先は「HOPS125」。(つづく)
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Liquor Shop NIGHT OWL (リカーショップ ナイトオウル) 
〒150-0013 渋谷区恵比寿1-8-3 恵比寿リバーストーンハイム 103号
TEL 03-6277-3743
[月~金]13:00~21:00
[土・日・祝]11:00~20:00
※不定休
Hops125(ホップスアンドゥサンク)
東京都渋谷区恵比寿1-21-18 ライツ恵比寿 1F
03-3447-1496
[月~土]19:00~26:00
[日・祝]12:00~23:00
※但し、事前の予約があれば17:00からOK


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この記事を書いたひと

池田 大輔

ビアジャーナリスト

ビールを造る人、売る人、飲む人に興味があって、突撃取材で話を聞くのが好きです。 取材を通して、ビールを楽しむシーンがもっと広がる楽しみを皆さんと共有できたら嬉しいです。

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