[ブルワー]2015.9.14

「世界に伝えたい日本のクラフトビール」最高賞に輝いたベアレンビールの軌跡を綴る『つなぐビール』発売!


「自分の好きなビールをつくりたい」


ビール好きなら一度は抱く夢ではないでしょうか。
しかし実際に成し遂げるためは、お金と時間、スキル、相応のリスクを背負う覚悟が必要な話です。
ところが、東北地方で見事その夢を叶えたビール好きがいました。

岩手の小さな会社であった醸造所は、2015年4月に開催された「世界に伝えたい日本のクラフトビール」コンテストにおいて、全国200余ある醸造所の中から最高賞を獲得。「日本一のビール」と賞されるまでになりました。

授賞式

2015年4月2日に開催された「世界に伝えたい日本のクラフトビール」授賞式。藤原ヒロユキ氏(中央)の右隣が「ベアレン醸造所」の専務取締役、嶌田洋一氏

ベアレン醸造所の創立者のひとり、嶌田洋一氏。

かつては、どこにでもいるビール好きのサラリーマンだった嶌田氏が、脱サラして資本金300万円から始めたビール醸造所の物語がついに書籍になりました。

tsunagu_cov_obi

『つなぐビール 地方の小さな会社が創るもの』

発売日:9月25日
出版社:ポプラ社
価格:本体価格1,400円+税
※書店によっては発売日が早まる場合があります。

【内容(目次より)】
第1章 32才男ふたり、会社を辞めてビール会社を立ち上げる
第2章 絶頂からどん底へ、ベアレンが変わった日
第3章 経営理念、ブランドビジョン、ルールをゼロから作る
第4章 東日本大震災、ビールは無力ではなかった
第5章 「場」を作り出し、まちを幸せに
第6章 「好き」の共感作り、オンリーワンの商品開発


スポンサーも専門知識も技術も持たないビール好きが始めた醸造所が、いかにして岩手のビール文化を作り、地元に深く愛され、やがて全国に知られるまでの醸造所になったのか?
創業当時は全くビールが売れずに苦労した日々など、数々の困難や試練を乗り越えて今日に至るまで、決して順風満帆とは言えなかったベアレン醸造所の歩みについて、嶌田氏自身の言葉で綴られた一冊です。
150529_baeren_0127

著書発売によせて、嶌田洋一氏のコメント。

「書籍化のお話をいただいたとき、ついにそこまでの評価をいただけるようになったことに喜びを感じ、一緒に頑張っているスタッフやベアレンを愛して下さるお客様にも同じ思いを感じていただけると思い、筆をとることにしました。地方を元気にしようと頑張っている方や、地域の魅力を発信している方、起業を夢見ている方にも、きっと共感していただける内容だと思います」

 

ベアレンビールのファンはもちろん、地域の活性化や起業を目指す人には必読の一冊。読み終えた後に飲むベアレンビールは、きっとひと味もふた味も違ったものになることでしょう。

【著者プロフィール】
嶌田専務嶌田洋一(しまだ・よういち)
1967年、東京生まれ。ベアレン醸造所専務取締役。学生時代から酒の世界にはまり、あらゆる酒に精通する。2000年頃、以前からの友人(現社長)に地ビール会社の立ち上げに誘われ、脱サラして起業。現在はマーケティング、ブランディングを担当している。妻と3人の子どもと盛岡に暮らす。
■ポプラ社新刊案内
■Amazon取り扱い

ベアレンビール岩手日本外国特派員協会

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

(一社)日本ビアジャーナリスト協会 発信メディア一覧

アバター画像

この記事を書いたひと

山口 紗佳

ビアジャーナリスト/ライター

1982年愛知県知多半島出身、大分県大分市在住。中央大学法学部卒業。
名古屋で結婚情報誌制作に携わった後、東京の編集プロダクションで企業広報、教育文化、グルメ、健康美容、アニメなど多媒体の編集制作を経て静岡で10年間フリーライターとして活動。現在は大分拠点に九州のビール事情をお伝えします。

【制作実績】
フリーペーパー『静岡クラフトビアマップ県Ver.』、書籍『世界が憧れる日本酒78』(CCCメディアハウス)、雑誌『ビール王国』(ワイン王国)、グルメ情報サイト『メシ通』(リクルート)、ブルワリーのウェブサイトやPR制作等

【メディア出演】
静岡朝日テレビ「とびっきり!しずおか」
静岡FMラジオ局k-mix「おひるま協同組合」
UTYテレビ山梨「UTYスペシャル ビールは山梨から始まった!?」
静岡新聞「県内地ビール 地図で配信」「こちら女性編集室(こち女)」等

ストップ!20歳未満者の飲酒・飲酒運転。お酒は楽しく適量で。
妊娠中・授乳期の飲酒はやめましょう。