[コラム]2017.1.9

ロバート・プラントの息子が創業者のビーバータウン「ガンマレイ」―ビアレポート(124)

絵心のない私です。

絵に限らず音楽も含め芸術的な才能は皆無に近いのですが、絵や写真を何も考えずに鑑賞するのは好きだったりします。ただ、音楽などの聴く分野についてはあまり興味がなく、なぜか見る分野にだけ興味が向いています。といっても、何も考えずに見るだけなので知識はないのですが。

で、今回ご紹介するのはイギリスのビーバータウン(Beavertown)「ガンマレイ」。

GAMMA RAY

GAMMA RAY

もうジャケ買い以外の何ものでもありません。売り場の棚にビーバータウンのビールが数種類並んでいるのを見て、「おっ」と思うと同時に手を伸ばしていました(「ガンマレイ」以外のデザインはこちらでご確認を)。

ビーバータウンのウェブサイトには、創業から現在までの歴史を紹介している「OUR HISTORY」というページがあり、そこにも同じタッチのガイコツが描かれています。どこか寄藤文平氏のイラストのような感じもあり、ガイコツでありながらも親しみやすいイラストです。

その「OUR HISTORY」によると、ビーバータウンは2011年にホームブルワーのローガン・プラントによって創業。現在はイギリス・トットナムに拠点があり、アメリカのファウンダーズやヘレティック、ニュージーランドのパロットドッグなどとコラボビールも醸造しています。

ローガン・プラントと聞いて、「おっ?」と思う人もいるかもしれません。実は、あのレッド・ツェッペリンのロバート・プラントの息子なのです。が、冒頭に書いたように音楽にはあまり興味がなく、レッド・ツェッペリンの情報もあまり持ち合わせていないのでこれ以上はスルーしたいと思います。レッド・ツェッペリンが好きな方は一度飲んでみてはいかがでしょうか。

現在はトットナムにあるビーバータウンですが、もともとはDe Beauvoir Town(ビーバータウン、ボーワータウンとも)で造っており、その同じ発音のBeavertownとしたと想像されます(ウェブサイトには醸造所名の由来なども全く書かれていないのですがそのようです)。

で、今回飲んだ「ガンマレイ」はビーバータウンのフラッグシップ。スタイルはアメリカンペールエールで、マンゴーなどのトロピカルフルーツを思わせつつ、グラッシーなアロマも感じられます。IBUは55ですが、苦味はさほど強くありません。口につけてからフィニッシュまでスムーズな味わい。

ちなみにこの缶のイラストは、火星で宇宙飛行士がUFOから攻撃を受けているという設定。以前はラベルがガイコツではなく、地球人っぽい感じでした。

【BEER DATA】
ガンマレイ
生産地:イギリス
醸造所:ビーバータウン
スタイル:アメリカンペールエール
アルコール度数:5.4%

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この記事を書いたひと

富江 弘幸

ビアライター

1975年東京生まれ。法政大学社会学部社会学科卒業。卒業後は出版社・編集プロダクションでライター・編集者として雑誌・書籍の制作に携わる。その後、中国留学を経て、新聞社勤務。現在は日本ビアジャーナリスト協会ウェブサイトや『ビール王国』などで記事を執筆するほか、ビアジャーナリストアカデミーの講師も務める。
著書:BEER CALENDAR』(ワイン王国)
連載:あなたのしらない、おいしいビール』(cakes)
執筆:ビール王国』(ワイン王国)、『日本のクラフトビール図鑑』『ビールの図鑑』(マイナビ)、『東京人』(都市出版)など

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