[イベント,ビアバー]2018.3.16

ビアラリー参戦日記その1

ブラッセルズ株式会社の経営する店舗にてビアラリーが始まった。期間は2/26から3/25まで。どのように参加したのかをここに記録してみようと思う。

2/25 ラリー前日
神楽坂店の30周年記念パーティーに参加し、情報収集。どうやら基本的には各店舗を回ればいいだけ、とのこと。つまり、ブラッセルズ4店舗(大手町、内幸町、神田、神楽坂)とブラッセルズ・ビア・プロジェクト新宿の計5店舗で1杯ずつビールを飲めば最低限のラインはクリアらしい。他に仙台のクレプスキュール・カフェに行くとか各店舗のエクストラ・ラリーのノルマをクリアするなどハードルは各自で上げることが可能、と聞いた瞬間からゴールは全クリアと定める。

2/26 ラリー1日目
東京駅近くの着付け教室に通っているので着物のまま大手町店から参戦。本格的な概要を知らされ、愕然とする。
全店舗ソレイユ・ルヴァンがエクストラとして指定されているとのこと。あれは美味しいビールだし、あればいつも注文して飲むほど好きなのだが、全店舗で強制されると聞いた瞬間に「うへぇ」と変な声が出てしまった。しかも、ビアラリーと言いつつ料理も指定されている。ペアリングについて偉そうに講釈をたれる癖に普段は一切食べずに飲む私としては非常に苦しい戦いを強いられることが確定した。
サービングしている写真にハッシュタグをつけてSNSにアップする、なんていうミッションもあり、店員さんとの交流も図れる。よく考えたなぁ、と感心。
なお、指定料理のブーダン・ブランはディジョンマスタードや柑橘の香りも爽やかなソースがビールに合うので定番化してほしいぐらいだった。まぁ、そうは言っても自分で注文するためではなく、一緒に来た人に勧めるためだが。
10種類の項目クリアで1年間、1日1杯、月5回までSサイズの樽生がサービスとなるというのはやる気が出る。思わず2杯目にはおすすめのアレキサンダーをグラスで飲む。
その後にシメイの広報担当トーマスが来日していると聞いたので会いに渋谷へ移動。そこから新宿へ移動できる余力はあったものの、初日なので家族のご機嫌を取るために早々に帰宅。
クリアした項目
・ソレイユ・ルヴァン
・ソレイユ・ルヴァン ペアリング料理(ブーダン・ブラン)
・Lucky Found(その日のおすすめの大瓶 グラス売りビール)
・Instagram or Facebookをフォローしよう
・サービングの写真をSNSにアップしよう

2/27 ラリー2日目
明日からの本格参戦に備えて3日分の晩御飯とお弁当の下ごしらえ。いかに美しくラリーを終えるかを考えているときだった。
ラリー用紙にはDRINK COUNTという飲んだビールの杯数を記録するコーナーがある。各店舗でスタンプの色が違うのだが、それらが入り乱れているよりは統一されているほうが美しいよね…。そんなことを思いついてしまった。
いかん!
これは途中で病気にでもなって全店舗回れない事態に対する保険がない。つまり、達成者パーティーに行く権利すら得られないことになる。しかし、保険をかけるなんて女々しいことをするのか?と自分を問う声もある。自分に対する呆れと自分を追い込むことで得られる恍惚感との交錯。とりあえず明日、昼に大手町のオムライスを食べてから決めようと思う。いや、気持ちは固まっている。オムライスを食べきったら大手町のエクストラ完了に向けて飲み始めるだけなのだ。

2/28 ラリー3日目
大手町のランチがノルマということで昼から参戦。土曜日の夜のみオムライスを提供してくれるらしいが、みんなクリアできるのか?土曜日の夜はラリー客であふれかえるんだろうな、と自分には関係のないことを考えながら六種類のオムライスからキノコクリームを選択。
ビールはグラーゼントーレン4種飲み比べにした。グラーゼントーレンは1杯が180㎖というのにアルコール度数が8%を超えるものが2つもある。店長、可愛い顔をして鬼だな。意外にヤンドゥリヒトゥというホワイトビールがオムライスとナイスペアリング。キノコクリームはホワイトソースなので小麦の甘さという共通点やビールの持つ厚みのある味わいがソースに負けないほどだったことが導き出したものか?
中のご飯がなければもっとナイスなペアリングになるのでオムレツとして夜のメニューに加えてほしい、そしてヤンドゥリヒトゥを注文した人にはそれをごり押ししてほしい、と心の底から思った。
ここでランチタイムは時間切れ。東京駅周辺をさまよい歩くことでお腹を空かそうとしたのだが、あいにくハイヒールだったため、途中で腰痛がひどくなりカフェで休憩。
おなかの空かないまま夜の営業時間となり、再訪。残り2項目ということでテンションを上げて京都醸造のプチペアリングとカルドッソを注文。カルドッソもオムライスもハーフでOKというルールを聞いたので、カルドッソはグリーンスムージー味のハーフを注文。京都醸造の「紫の人喰い」はシソと梅を使ったもので大人の梅ジュースのような軽やかな味わい。そこにイワシのフライを合わせるのだが、大葉をふんだんに使って味わいを寄せてきている。イワシの臭みもそれで消えるので美味しい。
カルドッソは汁気の多いパエリヤのようなスタイルの料理。二日酔いの朝に良さそうな優しい味わい。
この日はデリリウムカフェ系列のとある店員さんが最終日ということでそちらへ移動。腰痛と雨がひどくならないうちに退散したものの帰宅途中に日付変更線をまたいでしまった。
クリアした項目
・京都醸造とプチペアリング
・Arroz Cardoso (グリーンスムージー味・ハーフサイズ)
・大手町名物オムライス(キノコクリーム味)
【大手町エクストラ完了】

ビアラリーブラッセルズ

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

(一社)日本ビアジャーナリスト協会 発信メディア一覧

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この記事を書いたひと

川端 ジェーン

ビアジャーナリスト

ベルギービールをこよなく愛しています。笑顔でビールを酌み交わせば世界平和は実現すると考えています。ビールが好きすぎてたまに他人と知人の境目がなくなってしまいます。ビールの美味しいお店で見ず知らずの人に話しかけていたら、それは私かもしれません。
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