[ブルワー]2018.6.4

おさえておきたい!新ブルワリー 柿田川ブリューイングの『沼津クラフト』

沼津クラフト

NEW!柿田川ブリューイングの『沼津クラフト』

クラフト熱の高い静岡に新しいブルワリーが誕生した。バスタ新宿を出発して約2時間半で沼津駅に到着。太平洋と富士山を一望できるこの千本松原から5分ほど歩いたところに柿田川ブリューングが運営する沼津クラフトのテイスティングルーム(工場併設)はある。

ビール造りへの想い

醸造所の入り口にあるイカリとタチウオの大きな看板が目印。港町沼津への愛情と彼らの生き方を表現したロゴマークだ。 現在は世界的にホッピーなビールのニーズが高いが沼津クラフトはモルトとホップのバランスを重視したビールが特徴。市場に合わせたビールを造るのではなく、自分達が飲みたいビールを造り、会社のスローガンである「SLOW BEER SLOW LIFE」の通り沼津クラフトのビールを飲みながらゆっくりと人生を送って欲しいという想いがあるそうだ。

 

そう語る2人のスタッフを紹介したい。

1人目は柿田川ブリューイングの設立者であり沼津クラフトの社長兼ブルーマスターの片岡哲也さん。彼はイギリス留学中にビールの新しい魅力を知り静岡県にあるベアードビールへ入社。ヘッドブルワーも務め約8年間在籍。次第に自分のオリジナルビールを造りたいとの思いが強くなり「飲み手の表情が分かる事業を」と2016年に起業。

2人目は直営店のビアフィールドの店長兼、営業担当の曽根田幸司さん。彼は元々地元企業で勤めていたが6年前にクラフトビールに出会い、この楽しさを多くの人に知ってもらいたいと今回の立ち上げに携わる。彼の面白いところは今時というかSNSを通じて消費者やフォロワーと積極的に交流を図りファンを増やしていることだ。実は沼津クラフトのロゴは筆者のデザインなのだがこの時のオファーもインスタグラムからのメッセージだった(笑)。

ビールを飲んでみた!

彼らが造るビールとはどんなものなのか。

今回は定番の5種とシーズナル1種を頂きました。 最初のアロマ、心地よい苦味、後からくるモルティーな余韻。どの製品も一杯の中に色んな表情を見つけることができ、じっくり楽しみたいそんなビール達だ。千本ペールエールや、バイカモIPA、ラヴァポーターなどは地元に由来する名前が付けてあり、そういったストーリーもより一層ビールを味わい深くしてくれた。

沼津クラフトではホールホップを使用しているとの事。ホールホップとは生ホップのことです。単価も高く、手間も増えるがペレットと比べて香りが豊かになるそう。そして特にモルトには強いこだわりがあり熱心に説明してくれました。多少原価が高くなってしまっても自社の利益より自分の納得いくものをお客さんに提供したいというブルワー魂を感じました。

最後に熱い思いを語ってくれた

「現在静岡県東部には13カ所もの多くのブルワリーが存在しますが、 まだまだ関東圏に比べ認知度も低く、消費者の身近にあるアルコールにはなっておりません。 そんな中で我々がしなければならない事は、限られた御客様を奪い合うのではなく、協力し合いクラフトビールファンを少しでも増やしていく事だと思います。もちろんクラフトビール戦国時代のような今の時代を生き抜いていくためには、他社との差別化、経営戦略などの競争もある程度は必要です。ですが、クラフトビールの魅力を伝えていくためには【共存共栄】の考えが必要だと思います。 幸いなことに静岡県東部には『富士山由来の綺麗な水』『豊富な農産物』『温暖冷涼な気候』『海の幸』『人の温かさ』など全国に誇れる魅力があふれています。将来的にはこの静岡県東部がアメリカの【ポートランド】や【サンディエゴ】のような県外・国外からもクラフトビールファンが集まるクラフトビールの街になり、素晴らしいクラフトビール文化を築いていけたらと願っています。」

具体的には今後以下のことに力を入れていくそう。

・静岡県東部のビアフェスの開催

・海外への輸出

・ビール以外のアルコール類の製造(クラフトジンなど)

今後の活躍に期待したい。

彼らの造るビールが飲める場所は随時フェイスブックで情報発信されているのでチェックしてみて下さい。

お問い合わせもこちらから

テイスティングルーム(工場併設)

〒410-0855 静岡県沼津市千本緑町2-8-10

tel: 055-919-6473(FAX同)

WEB http://numazucraft.com/

FBhttps://www.facebook. com/KakitagawaBrewing/

BEER FIELD (直営店)

〒411-01036 静岡県三島市一番町7-20

tel:055-943-6006

お時間ある方はもう少しお付き合いください。クラフトビールの盛んな静岡県、せっかくなので沼津クラフトさんを取材させていただいた後近隣のブルワリーを巡ってみました。近くの沼津港で美味しい海の幸でランチを済ませ13:00スタート。さていくつ見学できるでしょうか?!

車で約30分でベアード・ブルワリーガーデン修善寺に到着。要予約で醸造施設の見学(無料)ができます。かなり大きな施設で見応えあります。運転手をしてくれる友人がいれば有料で沢山のビールを楽しむことができます。https://bairdbeer.com/ja/brewery-gardens/

ベアードブルワリーから更に車で約10-15分で伊豆韮山反射炉ビアに到着。目の前には世界遺産の伊豆韮山反射炉。直営のレストランで飲食を楽しんだりボトルの購入ができます。http://www.kuraya-narusawa.co.jp/brewing/

更に車で約15-20分で(全部近いですね)沼津駅に戻ってきました。沼津駅南口徒歩1分の好立地にブルーパブのREPUBREWがあります。オリジナルビールを堪能していると1H程で高速バスの最終の時間になってしまいました。筆者はここで泣く泣く帰宅。今回のコースはかなり弾丸になってしまったので是非一泊二日でのツアーがオススメです。 今回沼津クラフトの曽根田さんにアテンドしていただいたのですがとにかくブルワーさん達が仲が良いのも印象的で今後静岡の盛り上がりにも期待が持てる光景でした。http://repubrew.com/index.html

おしまい。

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イソガイヒトヒサ

この記事を書いたひと

イソガイヒトヒサ

ビアジャーナリスト/イラストレーター/CGデザイナー

1982年長野県佐久市生まれ。日本工学院マルチメディアアート科卒業。
アパレルのデザイン会社勤務後に独立。イラストを通じてビールの楽しさを伝えるため活動中。
主な仕事:ヤッホーブルーイング(グッズイラスト制作)、WEBマガジンビール女子(バナー、挿絵イラスト制作)、ビール王国〆のビール連載中。

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