[イベント]2023.6.30

ホップの季節到来!ソラチエースの苗植えを初体験

ビールの香りに魅せられて、全国各地のホップ畑を渡り歩いているHop Saijoです。いよいよホップの季節が到来。今年最初に訪れたホップ畑は、岩手県軽米町です。こちらで、サッポロビールが開発したホップ品種であるソラチエースの苗の定植体験会に参加しました。

今までホップの収穫を行ったことはありますが、ホップの苗を植える作業は初めての体験です。どのような流れで行うのか、岩手県軽米町でホップ農家を営む中里照夫さんの説明を交えて紹介します。

岩手県軽米町でソラチエースを定植

2023年6月21日に岩手県軽米町で、サッポロビールが主催するソラチエースのホップ苗を定植する体験会が開催されました。定植とは、農作物を苗床から最終的に育成する場所に植え替える作業のことです。今回、サッポロビールの研究施設がある上富良野町で育てたホップ苗の一部を岩手県軽米町と青森県田子町の合わせて5軒のホップ農家で栽培することになりました。

軽米町は、東北新幹線の停車駅である二戸駅から車で30分ほどで、岩手県北部、青森県境に位置します。この地域は、冷涼な気候であることから、ホップの生育に適しており、1962年ごろからホップ栽培が行われています。

軽米町のホップ畑

軽米町にある中里さんのホップ畑

体験会には、軽米町の山本賢一町長を筆頭に、20名以上の関係者が参加しました。この日の最高気温は25度で、湿度が低くカラッとした暑さです。快適な環境のもと、いよいよホップを植えることになりました。

ソラチエースの苗植えを初体験!

中里さんがデモンストレーションを行い、植え方を説明してくれました。

軽米町のホップ生産農家の中里照夫さん

軽米町のホップ農家の中里さん

1.白い糸の真下に苗の長さと根が収まる程度の穴を掘る
2.根が上を向かないように下向きにして穴に押し込む

ホップ畑で糸の真下に穴を掘って苗を植える

山本町長(左)がソラチエースの苗を植えている横で中里さん(右)が手伝っている様子

 

3.苗の頭を地面の高さより2cm下げる
4.苗の上に土をかぶせる

山本町長が根の位置に注意しながらホップ苗の上に土をかぶせている様子

山本町長が根の位置に注意しながらホップ苗の上に土をかぶせている様子

 

5.ホップのつるを時計回りに白い糸に巻きつける
逆に巻くと、つるがほどけてしまうため向きに注意!

ホップのつるを時計回りに白い糸に巻きつける山本町長

ホップのつるを時計回りに白い糸に巻きつける山本町長

6.最後に再度土をかぶせる

山本町長(左)が最後に土をかぶせて地面を固めている様子

山本町長(左)が最後に土をかぶせて地面を固めている横でそっと見守る中里さん(右)

中里さんの説明後、私も植えてみました。
「大きく育って、美味しいビールになってね」と心の中で唱えるはずが、声に出していて周囲から失笑を買ってしまいました。

Hopsaijoが植えたソラチエースのHop

Hopsaijoが植えたソラチエースのホップ

 

中里さんのホップ畑では、信州早生、リトルスターという品種のホップを栽培しています。そこに今回新たにソラチエースを定植することになりました。我々が最後の70本を植え終えて、60アールの畑で合計2,000本の苗の植え替えが完了しました。

6月21日に植えたソラチエースホップ

6月21日に植えたソラチエースホップ

ソラチエースを100%使用したSORACHI 1984はどんなビール?

ソラチエースは、ヒノキやレモングラスのような独特の香りが特徴です。そこで、ソラチエースらしさを前面に出しつつ、日本で多くの人に気軽に飲んでもらいたいと開発されたのがSORACHI 1984です。このビールは、ヒノキやレモングラスのような華やかな香りと、後味にハチミツやココナッツのような甘い余韻が残ります。ビアスタイルでいうと、ゴールデンエールに当たるようです。

SORACHI1984の缶ビールとグラス

サッポロSORACHI 1984

サッポロSORACHI 1984商品情報

アルコール度数:5.5%
原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ
原料原産地:ソラチエースホップ100%使用(米国産使用、上富良野産一部使用)

日本産ソラチエース100%を目指して

SORACHI 1984は、ソラチエースのホップだけを使用しています。こう聞くと日本産のソラチエースを使用しているのかと思いますが、大部分はアメリカ産のホップを使用しており、国産ソラチエースの使用量はごくわずかです。

理由は、サッポロビールが35年間日本でソラチエースを原料として使用することがなかったこともあり、国内での栽培面積が限られていたためです。

ソラチエースは日本で開発されたホップなのにどうして外国産のホップを使っているのか、日本産のホップ100%で醸造できないのだろうか。

その思いが起点となり、2020年に上富良野町で初めての定植が実施されました。2回目となる2023年は、ソラチエースの国内栽培面積を一気に拡大しました。日本産ソラチエースを100%使ったSORACHI 1984をつくるという夢に向かって大きく前進したのです。

グラスの中身は本物のソラチエースのホップ

グラスの中身は本物のソラチエースのホップ

気になる軽米町産ソラチエースホップの収穫はいつ?

当日植えたホップは2年後に収穫できる予定です。2023年は収穫せず、2024年は状況をみながら摘み取りを行います。本格的に収穫できるのは、2025年以降になるとのこと。

ホップは農作物なので生育には台風や雨、日照時間、気温、湿度などの様々な外的要因も絡んできます。ホップ農家の中里さんは、新たにソラチエースを栽培するにあたり、不安もあるがサッポロビールの担当者の日本産ホップにかける熱意が伝わり、挑戦してみようと思ったと話してくれました。

日本産ホップ100%のSORACHI 1984を飲める日が待ち遠しいです。2年後は、ぜひホップ摘みに訪れたいと思います!

ホップを植え終わった後、静かに畑を見守る中里さん(左)と新井さん(右)

ホップを植え終わった後、静かに畑を見守る中里さん(左)と新井さん(右)

サッポロSORACHI 1984関連情報

サッポロSORACHI 1984ブランドサイト

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hopsaijoサッポロSORACHI 1984サッポロビールソラチエース

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

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この記事を書いたひと

HOP SAIJO

ビアジャーナリスト

Hop Evangelist、Beer Judge、Beer Taster
ホップでビールを選ぶ時代に!を合言葉に活動中
全国各地のホップ畑にホップを摘みに行くほどのホップ好き
お気に入りのホップはシトラです♪
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