【季節のお菓子とビールで愉しむ】9月 月見かるかん
ビール好きの皆さま、旧暦8月15日は中秋の名月ですね。2024年は9月17日にあたります。
この時期になるとハンバーガーショップを中心に、各社で「月見〇〇」が販売されます。卵が使われることが多いのですが、パイナップルやお餅とカスタードなど異なる食材でのアプローチも見られます。
今回はこの日が芋名月とも呼ばれることにちなんで、さつまいも餡と山芋を使ったかるかん生地で月見を表現しました。
ビールとのペアリングもお楽しみに。
9月のお菓子:月見かるかん
中秋の名月とは
先述したように、中秋とは旧暦8月15日を指します。旧暦では7〜9月が秋とされますが、その真ん中が8月15日ということです。
ちなみに「仲秋」という字を使うと旧暦8月の1ヵ月を指すのだそうです。また、仲春、仲夏、仲冬と秋以外の季節でも使われすべて各季節の真ん中の月を指すとのことでした。
さて、中秋の晩にお月見をするのが中秋の名月です。中国からお月見の宴会が伝わり、平安時代に広まったと言われています。
日中はまだ暑さが残っていても、夜は涼しい風を感じられるようになってきました。月を模したお菓子で楽しみましょう。
材料 マフィンカップ8個分
(さつまいも餡)皮をむいたさつまいも約160g、砂糖16g(さつまいも重量の10%)、卵黄2個分、水50ml
(かるかん生地)長芋200g、砂糖70g、上新粉、水70g、卵白2個分
作り方
- (さつまいも餡)
さつまいもの皮をむき輪切りにして、鍋に浸かるくらいの水(分量外)を入れて柔らかくなるまで茹でる。 - 茹で湯を捨て、すりこぎで潰す。
- 砂糖、卵黄を入れ、弱火にかけながらよく混ぜる。いもの甘さにより砂糖の量は調節してください。
- 水を加え練りあげる。水の分量はお好みで調節してください。
- 餡を1つ約20gで円筒状にしておく
- (かるかん生地)
ボウルにすりおろした山芋を入れ、砂糖を3回に分けて加えその都度すりこぎでよく混ぜる。 - 上新粉、水、卵白もそれぞれ3回に分けて加え、混ぜる。
- マフィンカップの中央にさつまいも餡を置き、その上からかるかん生地を入れていく。
- 600Wの電子レンジで15分加熱する。
- できあがり。
ペアリング
よなよなエール
月と言えば思い出すのはよなよなエールのパッケージです。描かれているのは満月はありませんが、夜空に浮かぶ黄色いお月さまが印象的です。
最初に感じる柑橘系を思わせる爽やかな香りが意外とさつまいも餡と合っています。一口飲むと、モルト感がかるかん生地の甘さを増幅させるようです。もっちりした生地がより楽しめる組み合わせとなりました。
ABV:5.5%
ヱビス クリエイティブブリュー 燻
白いヨーグルトクリームからの連想で、シメイホワイトを合わせてみました。
麦芽を燻した風味があるため、さつまいも餡にニュアンスが加わり焼き芋のような感じになります。
よなよなエールとは逆に、かるかん生地の甘さが若干抑えられてさっぱりと食べられました。
ABV:5.5%
秋の夜長を楽しむお供としていただけたら嬉しいです。
いかがでしたでしょうか?それではよきビールライフをお過ごしください!
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。