[テイスティング]2014.2.15

18世紀を思わせるブリュードッグ「オールドワールドインディアペールエール」―ビアレポート(71)

IPAイギリススコットランドブリュードッグ

暖かい部屋から雪を眺めるのが好きな私です。

翌日が雪だとわかると、ビールを買って帰ります。ビールを飲みながら、部屋でぬくぬくと雪を見るのは最高なのです。外出の予定がある方には申し訳ないですが…。

そのために買ったビールは、ブリュードッグの「オールドワールドインディアペールエール」。

Old World India Pale Ale

Old World India Pale Ale

これももちろんジャケ買いです。どうですか、この魅力的なイラスト。インディアペールエールは、ホップを大量に入れて、イギリスからインドへの船旅にも耐えられるように造られたビアスタイルのことですが、まさにその船旅を表現しているイラストです。

このイラストを書いているのは、ジョハンナ・バスフォード(Johanna Basford)。「Ink Evangelist」として活躍している方のようで、恥ずかしながらこのビールで初めて名前を知りました。彼女のウェブサイトを見てみたのですが、作品がなんともカッコいいんです。こちらからご確認ください。

この「オールドワールドインディアペールエール」は、イギリス発祥のIPAをブリュードッグなりの解釈と伝統的製法で造ったビール。使用しているモルトはエクストラペール、アンバー、クリスタルモルト。ホップはファーストゴールド、チャレンジャー、ブラムリングクロス、ゴールディングで、すべてイギリス産です。

グラスに注ぐとオレンジを思わせる香りが漂い、この時点で「これは間違いない」という感じがしてくるから不思議です。口に含むとすっきりとした口当たり。続いてまろやかな酸味と甘味が現れ、これぞIPAと思わせる苦味とグラッシーなフレーバーが口中に広がります。IPAが誕生したばかりの頃の味は知る由もありませんが、「オールドワールドインディアペールエール」にはその当時を思わせる味わいが。それには、IPAの歴史とジョハンナ・バスフォードのイラストも一役買っているのではないでしょうか。

同じ「オールドワールド」シリーズで、「オールドワールドロシアンインペリアルスタウト」もあり、こちらもジョハンナ・バスフォードのイラストを使用。ラベルコレクターとしては、買いですね。

【BEER DATA】
オールドワールドインディアペールエール
生産地:イギリス
醸造所:ブリュードッグ
スタイル:IPA
アルコール度数:7.5%

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この記事を書いたひと

富江 弘幸

ビアライター

1975年、東京都生まれ。法政大学社会学部卒業後、出版社でライター・編集者として雑誌・書籍の制作に携わる。その後、中国留学、英字新聞社ジャパンタイムズ勤務を経てビアライターとして活動中。ビアジャーナリストアカデミーの講師も勤める。

【著書】
教養としてのビール(サイエンス・アイ新書、SBクリエイティブ)
BEER CALENDAR(ワイン王国)

【執筆・監修】
Discover Japan(ディスカバー・ジャパン)
東京人(都市出版)
ビール王国(ワイン王国)
ビール大全(楽工社)
るるぶキッチンmagazine 秋冬号(JTBパブリッシング)
あなたのしらない、おいしいビール(cakes)
他多数。

【出演】
浜美枝のいつかあなたと(文化放送)

Twitter:hiroyukitomie
Website: http://www.hiroyukitomie.me/

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