[テイスティング]2014.5.27

ワールドクラスの人材が集まったセントアーチャー「ペールエール」―ビアレポート(98)

デザインセンスを身につけたい私です。

センスというのは身につけられるものではなく、天性のものなのかもしれませんが、勉強することである程度は身につけられるものだと考えています。その場合、センスというよりも「知識」になるのかもしれませんが…。

さて、今回ご紹介するのはアメリカのセントアーチャー・ブリュワリー「ペールエール」です。

Saint Archer Pale Ale

Saint Archer Pale Ale

セントアーチャー・ブリュワリーはサンディエゴで2013年に設立された醸造所。この醸造所の面白いところは、スケートボーダー、サーファー、スノーボーダーアーティスト、ミュージシャンが集まって造ったということ。しかも、それぞれの分野でワールドクラスの人たちばかり。残念ながらその分野に明るくないので、プロスケーターのマイキー・テイラー、ポール・ロドリゲス、プロサーファーのテイラー・ノックス、ジョシュ・カーと言われてもまったくピンとこないのですが、すごい方たちのようです。そこに、醸造ディレクターとして元ピッツァ・ポートのイーガ・ミヤシロ、ヘッドブリュワーとして元マウイ・ブリューイングのキム・ルッツを迎えています。

パロットドッグモダンタイムスの記事でも書きましたが、このセントアーチャーのデザインも、統一感のあるデザインで色を変えて変化をイメージさせる手法。定番ビールの色を黄(ブロンドエール)、青(ペールエール)、赤(IPA)、白(ホワイトエール)と変えています。印刷に使われる色のCMYKにも近い配色で、自分としては見慣れた安心感のようなものもあります。

そのうち飲んだのはペールエール。ホップにカスケード、チヌーク、シトラ、シムコーを使い、柑橘系の香りを漂わせています。甘味は抑えめで、フィニッシュには強めの苦味が続き、ついついもう一口…と進んでしまうビールです。これからの季節にもぴったり。

こういったデザインを眺めているだけでうっとりしてくるものですが、ボトルに直接印刷されているので、ラベル収集できないのが残念。ボトルをそのまま保管しておけばいい話ではありますが…。

【BEER DATA】
ペールエール
生産地:アメリカ
醸造所:セントアーチャー・ブリューイング
スタイル:ペールエール
アルコール度数:5.5%

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この記事を書いたひと

富江 弘幸

ビアライター

1975年東京生まれ。法政大学社会学部社会学科卒業。卒業後は出版社・編集プロダクションでライター・編集者として雑誌・書籍の制作に携わる。その後、中国留学を経て、新聞社勤務。現在は日本ビアジャーナリスト協会ウェブサイトや『ビール王国』などで記事を執筆するほか、ビアジャーナリストアカデミーの講師も務める。
著書:BEER CALENDAR』(ワイン王国)
連載:あなたのしらない、おいしいビール』(cakes)
執筆:ビール王国』(ワイン王国)、『日本のクラフトビール図鑑』『ビールの図鑑』(マイナビ)、『東京人』(都市出版)など

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