ビールのネタ帳(12)邪悪な雑草、それはホップ
知って飲めばますます美味しいビールのあれこれ。
パブで披露すれば今宵の主役はあなた!?
雑誌「ビール王国」から、ビールの小ネタをえり抜きでお送りします。
邪悪な雑草、それはホップ
ホップのかわりにグルードと呼ばれる調合されたハーブ類を使用していたことは
前回お話しました。→こちらをご覧ください。
ホップの効能に人々が気づくと、特別な調合が不要で防腐効果の高いホップがあっと言う間にグルードを駆逐しそうですが、英国やドイツの一部地域ではそうもいかなかったようです。
英国では保守的なお国柄、ホップなどという大陸の「邪悪な雑草」を入れたビールを飲むと健康に害があると信じていた人も多くいました。
ホップを貯蔵する際に硫黄でいぶす習慣もあったのであながちデマともいえません。
ドイツでホップの使用に最後まで反対していたのは、選帝侯として巨大な権力を持っていたケルンの大司教でした。
16世紀になってようやくホップの使用を許可するのですが、グルートからの収入を手放す代わりに、ホップの使用料を徴収する権利を手に入れたからなのでした。
全く、どちらが邪悪なのでしょうか?
「パブで絶対にウケる! ビールのネタ帳」は雑誌「ビール王国」に掲載。
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