[コラム]2017.12.9

【ゆらりBeer探訪録】リトアニア ビリニュス編

Alaus bibliotekaLeičiaiŠvyturys-Utenos alusクラフトビールリトアニアヴィリニュス

今回のBeer探訪録では、リトアニアの首都ビリニュスをご紹介
します。ラトビアの首都リガから飛行機で50分ほど、長距離バ
スで4時間ほどの旅程。人口は325万人で、国土全体の面積は
九州と四国に山口県と島根県を合わせたぐらいの大きさです。
隣国からの移民が比較的少ないせいか、ここまでやって来ます
と街中の外国語表記がだんだんと減ってくる印象があります。

写真:「夜明けの門」 城壁に囲まれていた街に今も唯一残る門です

ビリニュスは首都ですが、駅前も繁華街もこじんまりとしており、昔ながらのトロリーバス
が元気に市内を運行しています。しかしながら隣国と地方都市、そして市内を走るバスでの
交通網は相当に発達。運賃も安く、ドライバーも誠実で、時間にもかなり正確です。
長距離バスのターミナルにはタッチパネル式のディスプレイがあり、時刻検索やチケットの
購入もでき、建物の古めかしさとは反比例し、随所にこの国がIT的にすすんでいる一面をの
ぞかせています。

また第2の都市カウナスには、国を追われたユダヤ人に「命のビザ」を発行したことで有名
な元駐リトアニア領事杉原千畝(すぎはらちうね)氏の記念館があり、その足跡を感じるこ
とができます。

 
(写真左:市内を走るレトロなトロリーバス/右:カウナスにある杉原千畝記念館内)

リトアニアでは、醸造所大手2社「Švyturys(シュヴェトリース)」と「Utenos alus
(ウテノスビール)」が2001年にデンマーク カールスバーグの傘下に入り、国内最大手と
なっています。また、たまたま道端で開催中だった物産展の中には、地方の小さな醸造所
がいくつも出展しており、プラカップやペットボトルで自家醸造のビールを販売しています。

 
(写真左:Švyturys-Utenos alus本社/右:イベント出店中の地方の醸造所)

世界のアルコール消費量調査には色々と出所がありますが、例えば世界保健機関WHO
(2014年)によると、リトアニアはアルコール・ビール消費量ともに上位10位以内に食い込
んでおり、かなりの消費国です。そのことにも比例し、ビールの醸造も盛んなお国柄である
ことがうかがえます。

今回も市中で、リトアニアの「クラフトビール」を存分に楽しむことができそうなお店を発見
しましたので、
ご紹介させていただこうと思います。短時間の滞在であっても、その旅のお供
になる「ちょっとした情報」になれたら嬉しいです。

1)Leičiai (レイチャイ)3ショップの並ぶ「Stikliu(スティクリュ)通り」

市庁舎近くのStikliu(スティクレイ)通り沿いに、同じオーナーが経営するレストラン・バー
そしてボトルショップが並んでいます。
Alinė Leičiai (レイチャイ)は、醸造所の営むビアレストラン。黒パンを使ったスープなど、
リトアニアの伝統的な料理をはじめ、 Leičiai 醸造所の「ビール飲み比べ」も楽しめます。

 
(写真左:レストランのカウンター/右:醸造所のビール飲み比べ 1グラスの量多めです)

LEIČIŲ BRAVORAS(ブラボラス)は、大人がお酒を味わって楽しむためのバー。ビールは
もちろんリトアニア産のワイン、そして伝統的な蜂蜜のお酒「ミード」が味わえます。
BAMB ALYNE(バンバリーネ)は、地下室にある隠れ家に降りていく雰囲気のお店です。
「ビールの地下室」というコンセプトで、
リトアニア全土のクラフトビールを集めた持ち帰り
心のボトルショップ。お店のオリジナルバッグなども販売し、好みに応じて明るいスタッフ
がおすすめのビールを教えてくれます。

(写真左:LEIČIŲ BRAVORAS バー/右:BAMB ALYNE ボトルショップ

 Leičiai(レイチャイ) 3ショップ
住所
:Stiklių gatvė 4 (レストラン)

:Stiklių gatvė 5 (バー)
:Stiklių gatvė 7(ボトルショップ)
Web:http://www.bambalyne.lt/en(ショップ共通)

 

2)アカデミックな雰囲気のAlaus biblioteka(ビールの図書館)

壁面に各国の代表的なビールが種類別に陳列されており、まさに図書館といった雰囲気。
図書館に併設されたカフェテリアのような内装で、学生が集まってきそうです。
常時10種類ほどの樽生がつながっており、スタッフが好みを聞きながら選んでくれ、気に
なるビールは、テイスティングさせてくれます。
 
(写真左:ビールの図書館内部/左:スタンプカード)

スタンプカードを集めると、飲んだビールの上にスタンプを押してくれます。全部
たまるとプレゼントを下さるとか。スタンプカードには、そのビールが提供される
グラスの種類も記載されています。
チーズやハム、サンドイッチなど、おつまみもいくつかありますが、半端ないボ
リュームです。

写真:まな板みたいなプレートに山盛りのハム・チーズ

 

    Alaus biblioteka(ビールの図書館)
   住所 :  Traku 4
  電話:   +370 5 212 6874
  Web:  http://beerlibrary.lt/
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07020木村 ノリコ

この記事を書いたひと

木村ノリコ

ビアジャーナリスト

京都府出身。無類の旅好きであり、料理好き。
青年海外協力隊員としてベトナム・ハノイへの派遣経験を持ち、派遣中を含め巡った、アジア各国のビールに愛着をもつ。
連れられて行ったベルギービール店で知った歴史の奥深さに驚き、ビールについて「学び」をスタート。生活の中で「ビール」がどんな風に飲まれているのか、どんな料理と一緒に楽しまれているのか。そこから垣間見られる、その土地・国の文化を感じるために、また旅に出たくなる。自分の目で見て、体験して、話を聞いて、日々見聞を広げる昨今。

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