[コラム]2018.6.9

スタジアムで「これまでだれも味わったことのない感動を」 【ZOZOマリンスタジアム サントリーマスターズドリームシート体験レポート】

野球好きの私です。

夏も近づきスタジアムで飲むビールがたまらない季節になってきました。スタンドで飲むのは至福のひとときですが、最近は各スタジアム趣向を凝らした座席が増えています。そのなかに気になるシートがあります。それが、「ZOZOマリンスタジアム」にある「サントリーマスターズドリームシート(以下、マスターズドリームシート)」。今回はこちらのシートの魅力をレポートしたいと思います。

匠がつまったビールと空間で体験したことがない感動を

「個室感、豪華感、そしてなによりも臨場感。このスタジアムのすべての匠がつまった空間がこの場所です。『マスターズドリーム』は、すべての匠がつまった最高品質のビールと捉えています。そうした視点、雰囲気、ブランド力が合致すると感じました」と答えるのは株式会社千葉ロッテマリーンズ事業本部 マーケティング部の吉野慎司氏。

千葉ロッテマリーンズの本拠地である「ZOZOマリンスタジアム」。JR京葉線 海浜幕張駅より徒歩15分(バス5分)。JR総武線・京成千葉線 幕張本郷駅よりバス15分。試合開催時には直通バスも多く出ている。

この席はもともと記者席。「この場所は、真後ろから観ることができて、客観的にみてもとてもいい空間です。この素晴らしいスペースを『一般のお客様にも開放したい』という思いがあり、『プレスシート』として始めました。しかし、記者席でしたので、仕事感のある雰囲気でした」。これをさらに高揚感のある非日常空間として提供した『プライムシート』への発展を経て、2016年より『マスターズドリームシート』として提供を始めました。

正面入り口を入ると目の前に現れる「マスターズドリームシート」。高級感のある入り口。諸注意を受けてから入場。このときにつけるリストバンドは、入場確認のほか、帰宅時のお土産引き換え券になっている。

アンケートをとると『ここは凄い』という声が多数あった反面、試合中の写真撮影が禁止など観戦にあたり制限が多くありました。「そうしたところを含め、『もう一回、見直そう』となり、それならば『これまでだれも味わったことのない感動を』体験してほしいと思いました」。

約70席の特別な空間。フルクッションシートなので、長い時間の観戦も疲れない。座席の間隔も広く、ゆったりとしている。ブランケットの貸し出しもあるので、春先や秋口の観戦も安心。

高級感あふれる空間と自由度の高い時間が共有

「プレスシート」時代に観戦したことがありましたが、臨場感はあるものの席の間隔も狭く、写真撮影も限定されるなど吉野氏が言うように今よりも自由度はあまり高いと感じられない空間でした。

今回、取材するまでもビールの注文は「攻守交替のタイミングでしか駄目なのだろうな」と思っていましたが、「ファーストピッチセレモニー(始球式)以後は、立ち止まっての観戦はご遠慮いただいておりますが、自由にビールもフードも取りに行ってもらってかまいません。試合中にスタジアムで販売しているフードの持ち込みも可能です(エントランス奥にあるエレベーターを使用)」とかなり自由度の高い時間が過ごせるように進化していました。

「壁のレンガは『マスターズドリーム』のイメージに合うような色合いにしました」。ちょうどいい色合いのものを探すのはとても大変だったとのこと。グレーのレンガがより高級感を感じさせ、気分を高揚させてくれる。

フードはビュッフェ形式。ビールに合うおつまみはもちろん、デザートまで用意されています。子供が好きなメニューもあるので、親子連れでも安心です。ビールをはじめとするドリンクはカウンターで注文。なんと「マスターズドリーム」は無料です(※1)。「この高揚感のある場所となによりもグラスでの提供が合わさることで非日常空間を味わえることが最大の魅力」と吉野氏は話します。

※1 ハイボール、ワインなどのアルコール類は有料となります。詳細はこちらから

その時の気分で、自由に選べるのが嬉しい。

ビールやフードはフルクッションの座席以外にもバーエリアや通路にあるテーブルでも飲食可能。試合前に仲間とバーエリアで楽しく会話しながら楽しみ、試合中はプロのプレーに魅了されながら座席でじっくりと味わうことができます。

飲食はシート後方にあるスペースでも可能。応援する声をBGMに楽しむのもいいかも。

ドリンクのラストオーダーは9回表まで。美味しいからといって、飲みすぎは厳禁。プレーもビールもじっくりと堪能しましょう。

「サントリー ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム」は、世界でも例を見ない、伝統と革新の融合。ダイヤモンド麦芽×トリプルデコクション製法×銅炊き仕込「ENSEMBLE MASHING TECHNOLOGY」を採用。【画像提供:サントリビール株式会社】詳細はこちらから

各席にはドリンクホルダーと簡易テーブルがあります。ドリンクホルダーはグラスが安定して収まるようになっているので、間違って触れてしまっても倒す心配がありません。

「マスターズドリームシート」は、選手の目線に入りやすい場所なので、グラスを倒して割るなどして試合に影響がないよう必ず、ビールはドリンクホルダーに入れておくようにしよう。

窓が解放されより臨場感が増した空間

試合前になると正面にある窓が開けられます。これにより一気に開放感が出て、スタジアムで観戦している感じが強くなります。風を感じながら飲むビールは最高でした。

窓が開くと「ZOZOマリンスタジアム」名物の風も体感できる。ベンチも近いので、選手の声も聞こえてくるぞ。

「マスターズドリームシート」はグラウンドレベルにあるので、投手の投げるボールを捕手目線で感じることできます。TVで観戦していると「なんで、あんなボール球に手を出すんだよ!」と思うボールもここから観ると「あ~、これは振っちゃうなぁ」と納得できると思います。そのくらいキレと変化を感じることができます。

プロの繰り広げるプレーを目の前に堪能できる。

また、140km/hを超える速球を打ち返す打球の速さやホームベース上で繰り広げられるクロスプレーには、興奮間違いなしです。

開場時間はデーゲーム(14時試合開始)の場合は、12時。ナイトゲーム(18時15分試合開始)の場合は16時45分。早く来場すれば、試合前の選手の練習も間近で観られます。練習時間ならではの風景を最高級のビールとともに楽しめるのは野球好きにとってたまりません。

開催日によっては、花火の打ち上げもあります(※2)。打ち上げの際は窓際に寄っての観戦も可能(前方のお客さんの迷惑にならないように注意)です。

幕張の空に盛大に打ち上げられる花火は観戦をさらに盛り上げてくれます。

※2 天候状況や開催日により打ち上げの内容が変更になります。

座席は1,6000円~(※3)と高めですが、「これだけの体験ができるのはすごい」とお客様の満足をされた表情で帰宅されるのが印象的だといいます。確かにこれは大満足です。

※3 試合により価格が異なります。

高級感のある部屋と夢のビールがつくりだす非日常空間は確かに「いままでにない感動」がありました。「ビールを飲みながらじっくりと観戦したい」という方にはお薦めしたい席です。野球とビールが好きな方へプレゼントするのもいいと思います。それと「ZOZOマリンスタジアム」は、屋外球場なので天候を気にせず観戦できるのも嬉しいですね。

普段と違う感動を味わうことができること間違いなしの「マスターズドリームシート」。高級感のある空間で飲む最高品質のビールは格別なものでした。ぜひ体験してみてください。

最後に取材にご協力いただきましたサントリビール様、千葉ロッテマリーンズ様ありがとうございました。

◆サントリーマスターズドリームシートについてはこちらから

https://www.marines.co.jp/pc/ticket/2018dreamseat/about.html

 

ZOZOマリンスタジアムサントリービール株式会社ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリームマスターズドリームシート千葉ロッテマリーンズ

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

(一社)日本ビアジャーナリスト協会 発信メディア一覧

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この記事を書いたひと

こぐねえ(木暮 亮)

ビールコンシェルジュ

『日本にも美味しいビールがたくさんある!』をモットーに応援活動を行っている。実際に現地へ足を運び、ビールの味だけではなく、ブルワーのビールへの想いを聴き、伝えている。飲んだ日本のビールは4000種類以上(もう数え切れません)。また、ビールイベントにてブルワリーのサポート活動にも積極的に参加し、ジャーナリストの立場以外からもビール業界を応援している。

当HPにて、「ブルワリーレポート」「うちの逸品いかがですか?」「Beerに惹かれたものたち」「ビール誕生秘話」「飲める!買える!酒屋さんを巡って」などを連載中。

●音声配信アプリstand.fmで、ビールに恋するRadioを配信中
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<Web>
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