[ブルワー,新商品情報]2018.6.8

鹿児島のお茶屋さんが造るお茶ビール「茶舗麦酒(ちゃほばくしゅ)」販売開始

いわて蔵ビール下堂園下堂薗茶舗茶舗麦酒

鹿児島県のお茶の生産量は、静岡県に続いて全国2位であることはご存知でしょうか?
南国の温暖な気候を生かし、早生から晩生品種まで多用な品種が栽培されています。

南九州の茶畑。奥に薩摩富士とも呼ばれる開聞岳がみえる(同社HPより)

そんな鹿児島からお茶を使ったビールがリリースされました!

ビールを販売するのは、1954年(昭和29年)に鹿児島で創業したお茶屋さん「株式会社 下堂園(しもどうぞの)」。
自社有機農園「ビオ・ファーム」での生産や、開発、販売、日本茶カフェの経営、さらには海外への普及活動、など幅広く展開しています。

ランチタイムに賑わうカフェ「CHÁHO SHIMODOZONO」

そしてこの度、カタチに囚われないお茶の可能性を伝えるべく、「お茶を使ったビール」の開発に乗り出しました。

下堂園が醸造を委託したのは「いわて蔵ビール」で知られる「世嬉の一酒造株式会社」。
岩手県一関市にあるクラフトビール醸造所で、“ビールで人を喜ばせたい、日本中を元気にしたい”という想いと、下堂園の“お茶で人々を幸せにしたい”という想いが合致したことでビール造りの夢が実現しました。

ビール事業担当 直(すなお)みゆきさん

下堂園でビールを担当するのは直みゆきさん。
秋田県立大学で主に日本酒の、鹿児島大学の大学院で焼酎の醸造を学び、お茶屋さんに入社したというちょっと変わった経歴の持ち主です。
しかし発酵に関する知識や、へこたれない根性はさすがのもの。

岩手県に通い、いわて蔵ビールの醸造家さんたちと試験醸造を繰り返し、沢山の候補の中から3種類のビールを選び、完成させました。


【左】ほうじ茶麦酒(ホウジチャビール) アルコール度数 5%
丁寧に焙煎された自社有機農園産の「棒ほうじ茶」を、同じく焙煎された麦芽で造られたビールに使用。棒ほうじ茶と麦芽の香ばしさがマッチしている。

【中央】知覧茶麦酒(チランチャビール) アルコール度数 5%
鹿児島を代表するお茶どころ南九州産の「ゆたかみどり」の深蒸し茶を使用。とろりとまろやかな口当たりと程よい苦みに、柑橘類を連想させるフルーティーな香りが感じられる。

【右】しょうが紅茶麦酒(ショウガコウチャビール) アルコール度数 5%
鹿児島県産の紅茶と生姜をブレンドした「しょうが紅茶」を使用。口に入れた途端にふわりと広がる甘い紅茶の香りの後から、しょうがのスパイシーな香りが広がる。

「お茶やクラフトビールには、地域や素材、作り手の違いから生まれる多様なおいしさがあります」と、直さん。
お茶とビールの出会いから、「新たな心地よさ」を感じて欲しいと言います。

その一つとして、5月末日に鹿児島中央駅前にある直営店「CHÁHO SHIMODOZONO(茶舗下堂薗)」で、「スイーツとお茶ビールのペアリング体験会」が開催されました。

左から順に、チーズケーキ×ほうじ茶麦酒/がじゃ豆とドライフルーツ×知覧茶麦酒/アップルパイ×しょうが紅茶麦酒

ビールとスイーツは合わせるのが大変そうと思いきや、ビールから感じられるお茶の苦みや麦芽の香ばしさが、スイーツの素材をさらにくっきりと際立たせてくれ、より深く味わうことができました。
やっぱりお茶ってスイーツに合いますね。

私のお気に入りはほうじ茶麦酒とチーズケーキの組み合わせ。
ほうじ茶と麦芽由来のロースト香が、チーズケーキの甘さと相まってカラメルのようなニュアンスに。これはエンドレスで飲めちゃいます。

「今回は、女性にもお茶を楽しむようにビールを楽しんでもらいたいと思い、スイーツとのマリアージュを提案しました。仕事の後に小さなご褒美スイーツを買って自宅で過ごす “自分だけの時間”にこのビールをプラスすることで、さらなる“くつろぎ”を感じて欲しい」と直さん。

現在は「CHÁHO SHIMODOZONO」のみの販売ですが、夏に向けて本社直営店とWEBでの販売を準備中とのこと。

お茶が教えてくれる、もうひとつのビールの楽しみ。
これからの本格的販売をお楽しみに!

販売者:株式会社 下堂園

取扱店舗:CHÁHO SHIMODOZONO(下堂薗茶舗)

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この記事を書いたひと

コウゴ アヤコ

ビアジャーナリスト

1978年東京生まれ。杏林大学保健学部卒業。
ビール好きが高じて2008年から1年半、ミュンヘンで暮らす。旅とビールを組み合わせた「旅ール(タビール)」をライフワークに世界各国の醸造所や酒場を旅する。ビアジャーナリストとして雑誌『ビール王国』、海外生活情報誌『ドイツニュースダイジェスト』など様々なメディアで執筆。『ビールの図鑑』『クラフトビールの図鑑』(マイナビ)、『極上のビールが飲める120店』(エンターブレイン)など。

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