[イベント,テイスティング]2019.3.30

美しい泡は、うまさの証。

サントリー〈天然水のビール工場〉東京・武蔵野ブルワリーで
2019年神泡体感セミナーに参加して参りました。
とてもとても楽しいセミナおよび見学コースでした。
見学ツアー・セミナーは一般の方にも毎日開催されていますので予約してGOです!

https://www.suntory.co.jp/beer/premium/kamiawa/

なんで神泡なのか?
昨年よりサントリーさまが進めているのが「神泡」によるプロモーションですが、かねてよりサントリーさまは泡に注目したプロモーションを続けていました。
スモーキーバブルスとかエンジェルリングと言った言葉を聞かれたことのある方もいらっしゃると思います。
改めてなぜ「神泡」なのか?サントリーさまにお尋ねしました。

◎第一に「泡はビールにしかないアイデンティティである」
 アルコール発酵では必ずCO2が発生しますのですべての醸造酒はCO2を持っているのですが、ビールの様にいつまでも泡状になっているものはほかにありません。

◎第二に「泡はビールを美味しくする」
  綺麗な泡を纏うことによって口当たりがスムーズになったり、CO2を逃がさなかったり、逆に酸素と遮断したりしてうまさを閉じ込め逃がしません。

◎第三、最後に「泡はビールの履歴書である」
  サントリーさまの醸造家を始めビールに通じた方はそのビールの泡を観察することによってその素性(素材・製法など)や経歴(流通経路)や演出力(注がれ方)が分かるそうです。ちょっと難しいですね。

 泡に注目することによってビールをもっと楽しむことが出来るわけですね。その神泡についてもう少し詳しく教えていただきました。

神泡を造るための3つのポイント
 A 原材料にこだわる
  ビールの原材料は「水」「麦芽(≒大麦)」「ホップ」。そしてそれぞれにサントリーさまのこだわりが!

  “「天然水」」
  ビールの約9割を占める水。
  ザ・プレミアム・モルツは自然の地層によってろ過され、地下深くから汲み上げた天然水100%で仕込み
ます。天然水100%仕込みによって、素材の旨みを引き出すことが出来ます。“

 他社では天然水100%はないそうです。これも自慢の一つ。そして天然水とは?なんですが、前文にもある「自然の地層によってろ過されている」ことが重要です。
ろ過されつつも天然のミネラルをザ・プレミアム・モルツにとってよいバランスで含んでいる場所を探したそうです。日本の4か所のブルワリーではすべての条件の揃った天然水が採取できるところに設置されています。

  “「麦芽」
  ザ・プレミアム・モルツには二条大麦を使用しています。
  さらにチェコおよび周辺国のみで採取される希少な「ダイアモンド麦芽」を加えることで、一層上質なコクとうまみを引き立たせます。“
  
 「ダイアモンド麦芽」はタンパク質とでんぷんを多く含んでいるので良い泡を造るのに向いているそうです。そのダイアモンド麦芽を食べさせていただきました!「大粒で固い」との事です。カタイ!その通りでした。ただ、食べてみるとすぐに甘さが出てきたので「クリスタルモルトかな?」と思ったのですが、お尋ねしたところクリスタルではなく通常のモルトのようです。

  “「ホップ」
  ザ・プレミアム・モルツは、苦みが穏やかで華やかな香りが特徴のアロマ・ホップを使用しています。
さらに薫り高いファイアロマホップをも加えることで、ザ・プレミアム・モルツならではの上質で華やかな香りを実現しています。“

 チェコのザーツ産のファイン・アロマ・ホップを収穫!即ペレット化!即冷蔵!!することによって新鮮なままの香りをビールに与えることが出来ます。
実際にホップの香りを採らせていただきました!まるでチーズのような香りです(笑)。これはビール工場見学ある あるですが、大抵の場合ホップはチーズの香りがします。ホップが古く=酸化することによっていわゆるオフフレー バーのイソバレリアン酸の香りが出てきてしまうからです。ホップは酸化しやすく、朝開けたホップのをそのまま置 いておくと昼過ぎにはこのチーズの香りで一杯になってしまうのですから、仕方ないです。工場の皆さんの努力に感 謝しつつフレッシュなホップの香りを取ることはなかなか難しいなあと改めて思います。

B 仕込(製法)にこだわる

 “「ダブル・デコクション製法」
 麦芽本来の旨みと深いコクを引き出すための製法。麦汁の温度を上げながら、仕込釜で一部の麦汁を2回煮出
すことで、しっかりと濃厚な麦汁をつくります”

デコクションとは麦汁の温度を上げる方法のひとつです。簡単に言っちゃうとお風呂に温める機能がついてないので隣の大鍋で熱湯を沸かしてお風呂に入れる、を繰り返して「いい湯だな~」まで温度を上げるやり方です。
この方法だと隣の大鍋で煮込まれる時間があるので色が濃くなったり、味が濃くなったり、糖分がちょっぴり焦げたりします。
ダブル・デコクションですので、サントリーさまはこれを2回繰り返すことによって「麦芽本来の旨み」と「深いコク」を引き出すとのことです。

 “「アロマリッチホッピング製法」
 華やかな香りと良質な苦味を実現するため、麦汁を煮沸する際、煮沸開始直後にはアロマホップだけを使用し、仕上げにファインアロマホップを投入する製法。”
 ビールを造る時にはホップの香りと苦みを麦汁に溶け込ませるために煮込みます。ホップを煮込みます。だいたい90分くらい煮込むのですが、上記のように煮沸開始直後に苦みを付与するためのホップを投入します。
煮込むと香りは飛んでしまいますので、煮沸工程の終了直前に香りを与えるためのホップの投入し、あまり煮込まず香りを残すような製法にします。それを「アロマリッチホッピング製法」と呼び、あの素敵な香りをビールに与えるが出来ます。このアロマリッチホッピング製法は開発に10年かかったそうです。その10年間に一体何があったのか?そこも興味深いですね。

 そのほかにも当たり前のの作業として原材料の分析結果から予測される品質を予測し、蓄積されたデータによる技術的な対応をすることによってお客様にいつも同じ美味しさのザ・プレミアム・モルツをご提供できるよう日々尽力されています。

C 提供方法にこだわる。
 さて、神泡でビールを美味しく楽しくするために「原材料にこだわり」「製法にこだわり」ました。
仕上げはご提供方法です。←ココ大切!
 美味しい神泡のザ・プレミアム・モルツを楽しんでいただくため、サントリーさまは実は、こっそりと、陰ながら、地味な努力をつづけていらっしゃいました。
 
 まず、飲食店で神泡の生ビール、ザ・プレミアム・モルツを楽しんでいただくために特別な注ぎ口を開発しました。この注ぎ口を使うことによって神泡を生み出しています。
サントリーさまでは美味しいザ・プレミアム・モルツをご提供される店舗をランク分けし、それぞれのランクごとに注ぎ口をお渡ししているそうです。
結果、良いザ・プレミアム・モルツをご提供するお店は新しい注ぎ口を手にしてさらに美味しい神泡のザ・プレミア ム・モルツをご提供することが出来ます。
 そして提供するグラスにも工夫が!内部にやはり特別なコーティングを施し、通常の1.2倍の泡持ちを実現しました。

 https://www.suntory.co.jp/news/article/13382.html

 ザ・プレミアム・モルツをこのコーティングされたグラスに注ぐと綺麗な泡が立ちやすくなります。そしてうまく 注ぐことが出来るとサントリーさまが以前からおっしゃっていた「スモーキー・バブルス」を観ることが出来ます。
 白い泡と金色の液体の間にもう一層、白と金の混ざったグレーの泡の層が出来ます。これをスモーキーバブルスとサントリーさまは表現されていました。細かく粒のそろったカタイ泡、それこそが神泡が生まれた時だけ見ることの出 来る現象です。これからザ・プレミアム・モルツを専用グラスで飲む時はちょっと見てみてくださいね。

 そんな「お店の神泡」を家庭でも味わいたい!といただいた声にお応えして!新型神泡サーバーを開発、配布を始 ました。なんと年間400万個投入予定!サントリーさま、太っ腹!ありがとうございます!
 実は「月19日から既にご提供を開始しています!
ザ・プレミアム・モルツを12本に一個電動式神泡サーバーが付いてくる限定商品を数量限定で販売中です。
この家庭用電動式神泡サーバーは何かと面白いです。楽しめます。ぜひこの機会に12本飲みましょう!花見に持っ てこい、ピクニックにも最適。洗浄不要(汚れたら拭いてね)。
 
 真夏の暑い時に呑む喉の渇きを潤すビールもいいですが、春から夏にかけてはビールが本当に美味しいですね。そしてこの時期は乾杯の機会もたっぷりあります!乾杯にはうまいビール。そしてビールのうまさを楽しむことの出来る 神泡のザ・プレミアム・モルツで乾杯すればたくさんの笑顔が生まれます。
 
 この度はマスコミ向けの試飲会、見学コースで特に丁寧に教えてくださいましたが、一般のコースのアテンダント の皆様もすごくビールに詳しくて丁寧でとても楽しめました。この記事をご覧になった皆様もぜひご予約して見学されてください。サントリーさまのファンが増える事請け合います。
 より楽しいビールライフを!

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カジ

この記事を書いたひと

カジ

ビアジャーナリスト

1965年愛知県大府市生まれ、現在世界一小さなビアパブを運営中。
ビールデ部所属
好きなモノは冷し中華です。
冷し中華で語ると2、3時間はしゃべれます。
例えば「冷し中華の一番大切なモノはなんですか?」と聞かれれば、
「それは錦糸玉子です。」と答えます。
ラーメン屋さんにとっても、中華屋さんにとっても錦糸玉子は、
冷し中華にしか使わない材料、
そして毎日一定数を事前に作り置きしなければならない材料です。
3~4か月間、毎日錦糸玉子を作る覚悟を決めた時、
彼らは「冷し中華始めました」と店先に高らかに宣言するのです。

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